タイの著名フラワーアーティストによる 花文化 博物館(2022年に閉業しました)
花文化 博物館 (The Museum of Floral Culture) は、タイ人の著名なフラワーアーティスト、サクン・インタクン氏によって、2012年8月12日王妃様のお誕生日に開館しました。およそ100年前に王室の近衛兵の住まいだった古い洋館を改装した博物館では、タイをはじめとするアジア各地の花文化やサクン氏の作品を紹介しています。



タイの日常生活に欠かせない伝統的な花文化
タイでは、マーライ(花輪)、クルアン・クウェーン(吊るし飾り)、パーン・ドークマイ(盛り花)など、様々な花を独特の技巧でアレンジした花飾りを儀式や贈り物などに用いる習慣があります。こうした花飾りは、タイで生活していれば日常的に目にする機会が多いものの、その制作技術や歴史などに関心が払われる機会はあまり多くありません。花文化 博物館 では、そうしたタイの伝統的な花文化に、サクン氏のアイデアとセンスによってスポットがあてられ、タイ人だけでなく多くの外国人にタイの花文化の素晴らしさを発見させてくれます。

タイの文化と自然に触れる極上の癒し空間
一方、タイ風の東屋(サーラー)のあるタイ式庭園には、色鮮やかな花を咲かせる木々をはじめ、様々な熱帯植物が緑濃く植えられ、タイの季節の表情を見せてくれます。博物館の庭に住む猫たちもときどき姿を現し、庭園散策のお供をしてくれます。花文化 博物館 は、タイの美しい花文化に触れることができるだけでなく、豊かな自然に囲まれた極上の癒し空間でもあるのです。



「ドークマイ タイ サロン ドゥ テ」でこだわりのティータイム
花文化 博物館 には、オープンエアのティーサロン「ドークマイ タイ サロン ドゥ テ」が併設されています。博物館見学後に庭園の緑を眺めながら、お茶とお菓子のセットがいただけます。サクン氏のこだわりにより、お茶のリストには蓮、バラなど様々なフローラルティーが並んでいます。そしてセットのお菓子にはタイ・インド・中国・日本の伝統菓子が一品ずつ揃います。ティーサロンだけの利用も可能です。


