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タイ最大の宝石の街 チャンタブリー
チャンタブリー(Chanthaburi)は、タイ東部にある海辺の県です。バンコクからは車で片道4時間もかかるため、バンコク在住者でもなかなか行く機会がないのですが、実は見どころの多い地域です。

最も有名なのはチャンタブリの宝石市場です。
タイは宝石の輸出国として世界的に有名です。
特にチャンタブリーでは、ルビーやサファイヤの原石がたくさん採掘され、タイ最大の宝石市場が形成されました。
現在は原石の採掘量そのものは少なくなってしまいましたが、長い年月を経て蓄積された宝石のカッティング技術は世界的に定評があり、今では世界中で採掘された原石がタイに集まり、加工された宝石やジュエリーが輸出されています。
こうした背景から、チャンタブリーの宝石市場は世界的に有名で、世界中からバイヤーが集まってきます。

宝石以外にも、ドリアンをはじめとするフルーツ王国、タイ湾に面した海辺の街、歴史ある旧市街など、チャンタブリーには様々な見どころがあります。
2020年12月、私はジュエリーデザイナーの友人のお供で、初めてチャンタブリを1泊2日で訪問しました。これからチャンタブリーに行かれる方のご参考に、その時のチャンタブリー観光のコースをご紹介したいと思います。

チャンタブリー への行き方
チャンタブリーはタイ東部のタイ湾に面した海岸沿いにあり、ラヨーン県とトラート県の間にあります。
チャンタブリーには空港がありませんので、バンコクからは車で行くしか方法がありません。
公共交通機関としては、長距離バスもありますが、チャンタブリに到着してから現地での移動が不便なので、バンコクから車で行ってしまう方が便利だと思います。
バンコクからチャンタブリーまでは片道約4時間です。
車はレンタカーもありますが、バンコクでは運転手付きのハイヤーを手配してくれるツアー会社もたくさんあり、日本よりも料金も安いのでおすすめです。

チャンタブリー の位置
【1日目】 バンコクを出発してチャンタブリ旧市街へ
8:00 バンコク出発
12:00 豪華な“ナムプリック”のランチ

チャンタブリー市街のはずれにある話題のレストラン「バーン・ナムプリック・カオスアイ(Baan Nam Phrik Kao Suay)」でタイ料理のランチ。
このお店の特徴は、豪華に盛り付けられたタイの国民食「ナムプリック」です。
昔ながらのタイの家庭料理であるナムプリックは、スパイシーなディップで様々な種類があります。宮廷風のお店の装飾や豪華な盛り付けは、明らかにインスタ映えを狙ったもので、何となく「頑張りました」感がありましたが、料理はとても美味しかったです。

バーン・ナムプリック・カオスアイ
(Baan Nam Phrik Kao Suay; บ้านน้ำพริกข้าวสวย)
フェイスブック
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14:00 旧市街のヘリテージホテルにチェックイン

チャンタブリー旧市街のチャンタブーン川沿いにある小さなホテル「バーン ルアン ラジャマイトリ ヒストリック イン(Baan Luang Rajamaitri Histric Inn)」にチェックイン。
このホテルは、150年前に建てられた古い民家を改装した歴史ある建物です。
かつてこの家に住んでいたのは、チャンタブリーにゴム栽培を伝授したことで有名な実業家のルアン・ラジャマイトリ氏。
その後、ゴム産業はチャンタブリの重要な産業となり、ルアン・ラジャマイトリ氏は社会貢献家として地元の人々に慕われています。
ホテルには、様々な歴史的な展示もあります。歴史あるチャンタブリーの町並みに溶け込むシックな宿です。(続きを読む)

バーン ルアン ラジャマイトリ ヒストリック イン
(Luang Rajamaitri Histric Inn; บ้านพักประวัติศาสตร์หลวงราชไมตรี)
公式サイト
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バーンルアンラジャマイトリの宿泊記
15:00 チャンタブリー宝石博物館&ジュエリーセンター

ホテルのチェックインの後、真っ先に向かったのは、チャンタブリー宝石博物館&ジュエリーセンター(Chanthaburi – Gems and Jewelry Centre)。ホテルから車で10分ほどでした。
チャンタブリーの宝石・宝飾品商業者組合が運営する施設で、宝石博物館ではチャンタブリーの宝石に関する展示や宝石のカッティングのデモンストレーションなどを無料で見学することができます。

このジュエリーセンターの目玉は、地元の宝石業者による大規模な宝石の即売会場です。
たくさんの業者が集まっていて、チャンタブリで加工された宝石やジュエリーを格安で購入することができます。
しかも、値段交渉次第で定価よりもどんどん値下げしてくれるので、ついつい買い物に熱が入ってしまいました。
貴金属はシルバーを使用していますが、ジュエリーに詳しい友人曰く、加工技術はとてもレベルが高いのだそうです。
私は定価1200バーツのブルートパーズのピアスを1000バーツで購入。とても気に入って愛用しています。
今振り返ってみると、この宝石即売会場が今回のチャンタブリ旅行のハイライトだった気がします。

チャンタブリ宝ー石博物館&ジュエリーセンター
(Chanthaburi – Gems and Jewelry Centre)
フェイスブック(チャンタブリ宝石・宝飾品商業者組合)
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17:00 旧市街の宝石市場を散策

買い物を楽しんだ後は、車でチャンタブーン川流域のチャンタブリー旧市街に戻り、シーチャン通りにある世界的に有名なチャンタブリー宝石市場(Gems Market Chanthaburi)を散策しました。
宝石市場が開催されるのは、金曜日・土曜日・日曜日の9:00〜15:00だそうです。
300メートルほどの区間に、宝石を持ち込む人と買う人が取引を行うためのデスクを置いたお店が並んでいます。
お店にカメラを向けると写真を撮ってはダメだと注意されました。ここは観光地などではなく、まさにリアルな商取引の場なのだと少し緊張した気分で通りを歩きました。

チャンタブリー宝石市場
(Gems Market Chanthaburi; ตลาดพลอย)
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17:30 チャンタブリー名物シーフードヌードルを試食

チャンタブリー旧市街にある「ジェー イート シーフード ヌードル(Je Eed Seafood Noodles)」で、名物のシーフードヌードルを試食。海老、カニ、シャコ、カニなど、魚介類がごろごろ入っていて、よく出汁のよく出たスープが絶品です。
ジェー イート シーフード ヌードル
(Je Eed Seafood Noodles Chanthaburi Old Town; เจ๊อี๊ด ริมน้ำ)
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18:00 旧市街の川沿いのレトロカフェで休憩

旧市街には、川沿いの昔ながらの町並みに溶け込むように、古い家屋を改装したお洒落なカフェがたくさんあります。
カフェ巡りが好きな人にはとても楽しめるでしょう。
試しに一軒、「隆興源温(ウン ヌアン ヘン ロン)」という川沿いの中国風のレトロなカフェに入ってみました。
お店の正面からは見えませんが、奥に入っていくと川沿いのオープンエアのテラス席があり、のんびりとした時間が流れていました。
旧市街を歩いていたらお洒落なカフェは至るところにあります。
隆興源温(ウン ヌアン ヘン ロン)
(อุน ง่วน เฮง ล้ง)
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19:30 「チャントーン レストラン」でチャンタブリ郷土料理の夕食

旧市街の散策の後、ホテルの人に教えてもらった「チャントーン レストラン(Chanthorn Restaurant Branch 1)」に食事に行きました。
ホテルから歩いて2分くらいのところにある創業50年以上のチャンタブリでは有名な老舗レストランです。
なんと歩道までテーブルが溢れていて、地元の人たちやタイ人旅行客でとても賑わっていました。
チャントーンレストランでは、チャンタブリの名産である果実やハーブを利用した郷土料理が食べられます。
まず注文したのは最も有名な「ケーン ムー チャムアン(แกงหมูชะมวง)」。豚バラ肉の入った濃厚なカレー風のスープです。
チャムアンという少し酸味のある植物の葉っぱがたくさん入っていて、濃厚なのにさっぱりとした後味で、とても美味しかったです。
チャンタブリに行ったら絶対に食べたい一品です。海老のミンチとハーブがたっぷりの入った春雨スープも絶品でした。

チャントーン レストラン
(Chanthorn Restaurant Branch 1;จันทรโภชนา สาขา 1)
フェイスブック
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【2日目】 チャンタブリの海岸地域を経由してバンコクへ
7:00 ホテルで朝食
翌朝はホテルで朝食。川沿いにあるダイニングスペースで、タイらしい朝食メニューをいただきました。ローカル感たっぷりの清々しい朝食でした。

9:00 チャンタブリーのシンボル「カトリック聖堂」を見学

朝食を終えて、再び旧市街散策に出発。チャンタブーン旧市街のハイライトであるカトリック聖堂に行きました。
正式名称はイマキュレート・コンセプション聖堂(Cathedral of Immaculate Conception Chanthaburi)といい、タイ最大のカトリック聖堂なのだそうです。
もともとは18世紀に宗教迫害を逃れて移民してきたベトナム人キリスト教徒によって建てられた教会だったのが、1893–1904年にチャンタブリーがフランス軍に占拠された際に大改装が行われ、1909年に現在見られるゴシック様式の聖堂が完成したようです。
チャンタブーン川にかかるニラモン橋(Niramol Bridge)を渡ると、壮大な美しい聖堂が見えてきます。聖堂前の広場にはマリア像が建てられています。
館内も美しい装飾が施されていて、見学したり写真を撮ったりすることができます。
聖堂の中央には、なんと数十万粒もの宝石をまとった美しいマリア像が佇んでいます。
当然ながら、宗教施設のため、ミサが行われている時間などは、館内を見学することはできません。


イマキュレート・コンセプション聖堂
(Cathedral of Immaculate Conception Chanthaburi)
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10:00 チャンタブリー名産品のショッピング
旧市街を歩いていると、チャンタブリーの名産品を売るお店がたくさん並びます。
バンコクでは見られない変わったお菓子など、見て歩くだけでもとても楽しいです。チャンタブリーといえばフルーツ王国として有名ですが、特にドリアンがとても有名です。
私は生のドリアンは苦手ですが、匂いの少ないドリアンチップは大好物です。
ドリアンチップスは意外と高いのですが、さすがチャンタブリーではキロ売りで、バンコクよりもかなりお得な価格だったので、迷わず1キロの大袋を買いました。
また、よく目についたのが胡椒です。チャンタブリは胡椒の生産地というのは初めて知りました。
また、お土産屋に紛れて宝石店があるのもチャンタブリーらしいです。


11:00 ホテルチェックアウト
ホテルをチェックアウトして、チャンタブリーの海岸方面に車で移動です。
11:30 めずらしいタイ菓子が満載の市場を見学

海岸方面に移動する途中で、ノーンブア川沿いの古い集落で開催されているノーンブア タイ菓子市場(Nong Bua Walking Street)に立ち寄りました。
この市場は土曜日と日曜日のみ、10時〜18時半ごろに開催されています。
ノーンブアの集落では、サトウキビから採れる砂糖を使用したユニークな伝統菓子が有名なのだそうです。
市場には昔ながらの様々なタイ菓子が売られていて、少しずつ買って味見をするのがとても楽しいです。
タイ人にとってもめずらしいお菓子ばかりのようで、とても賑わっていました。

ノーンブア タイ菓子市場
(Nong Bua Walking Street;ชุมชนขนมแปลก ถนนคนเดินริมคลองหนองบัว)
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13:00 チャンタブリー の青い寺院を見学
海沿いの街に到着し、チャンタブリーの青い寺院「ワット パクナム ケーム ヌー(Wat Pak Nam Khaem Nu)」を見学しました。
タイ湾に流れるワンタノート川の河口にあり、青と白のタイルで装飾された美しい寺院です。
青い寺院といえば、チェンライのワット ローン スア テン(Wat Rong Sua Ten 又はBlue Temple)が有名ですが、ここチャンタブリーにも青い寺院があることは、まだあまり知られていません。

ワット パクナム ケーム ヌー
(Wat Pak Nam Khaem Nu;วัดปากน้ำแขมหนู)
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13:30 海の見えるシーフードレストランでランチ

お寺の見学後、近くのシーフードレストラン「クルア チョム タレー (Krua Chom Talay)」で昼食です。
この辺りは海の見えるシーフードレストランがたくさんあるので、適当に選んで入りました。
素朴でローカルな雰囲気ですが、海が見えるだけで贅沢な気分になれます。
大きな魚のライム蒸し(500B)とシーフードのヤム(150B)を注文しました。
値段もリーズナブルでとても美味しくて、大満足でした。

クルア チョム タレー
(Krua Chom Talay Branch 2 ;ครัวชมทะเล สาขา 2)
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15:00 チャンタブリー 出発
たっぷり遊んで、たっぷり食べて、いよいよバンコクへ出発。チャンタブリーの海に後ろ髪が引かれます。

19:00 バンコク到着
今回は宝石がメインの目的だったので、旧市街を中心にチャンタブリーを訪れましたが、宝石以外にも、郷土料理や歴史ある町並みがとても印象的でした。
1泊2日でも回りきれないくらい、見どころが多くてとても楽しかったです。
次回は是非、暑季(3月〜4月)から雨季(6月〜10月)にかけて、フルーツが旬を迎え、美味しくなる季節に来てみたいです。
