バンコク 宿泊エリア おすすめ 5選

バンコク 宿泊エリア おすすめ

ホテル予約の前に知りたい バンコク 宿泊エリア おすすめ  5選

バンコク 宿泊エリア おすすめ  5選では、バンコクのホテルを予約する前に知っておきたい、おすすめの宿泊エリアとその特徴をご紹介します。旅行をする時には、どのホテルに泊まるかよりも、どのエリアに泊まるかを決める方が実は重要だったりしますよね。
バンコク 宿泊エリア おすすめ

バンコク旅行、どのエリアに泊まったらいい?

バンコクは200年以上前にタイの王宮が建てられ、タイの歴史や文化の中心である一方、タイの首都として経済やビジネスの中心地でもあり、いろいろな一面をもっています。歴史ある街並みを楽しみたい、ショッピングを楽しみたい、ラグジュアリーな旅がしたい、低予算にこだわるなど、バンコクを訪れる人々の目的もスタイルもさまざまでしょう。
バンコク ワットプラケオ

タイの首都バンコクは観光地でもあり、経済の中心地でもある

また、バンコクのもう一つの特徴として、公共交通機関が意外と利用しにくいという点があります。外国人旅行者が利用しやすい鉄道は、最近は延伸区間が増え、以前よりも格段に便利になったとはいっても、まだカバーされていないエリアも多いです。一方、バンコクの渋滞は世界的に有名なため、車での移動は可能な限り避けることをおすすめします。
バンコク 宿泊エリア おすすめ

バンコクの交通渋滞は世界的に有名

そこで、バンコクで人気の5つの宿泊エリアをピックアップして、それぞれの地域の特徴と利用できる交通機関を簡単にご紹介します。旅行の目的やスタイルに合わせて、どのエリアに宿泊するのがいいか、じっくりと研究してみてくださいね。
バンコク ワットポー

バンコク旅行のスタイルは人それぞれ…

バンコクのホテル選びは交通手段を重視する

まず、バンコクのホテル選びで一番重要なのは、交通のアクセスがいいかどうかの一言に尽きると思います。もっと具体的にいえば、ホテルがBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の駅のそばにあるかどうかです。というのも、バンコクでは渋滞が日常茶飯事のため、車で移動する場合には、移動時間が読みにくいからです。ひどい場合には、車よりも徒歩の方が早いこともあります。
バンコク 宿泊エリア おすすめ

バンコクの宿泊エリアは駅の近くがおすすめ

電車が利用できないエリアの場合には、タクシーを利用することになります。タクシーの料金は初乗り35バーツ(約120円)と非常に安いですが、運転手には当たり外れがあります。真面目でやさしい人も多いですが、なかには英語が話せなかったり、運が悪いとぼったくられたり、不愉快な態度の人もいます。 特に悪名高いのは乗車拒否です。乗車する前に目的地を告げて、行けるかどうかを確認するのがバンコクの常識です。最近はタクシーに代わって、Grab(グラブ)という配車アプリがとても人気です。 もう一つおすすめの交通手段はチャオプラヤ川の船です。電車よりも時間はかかりますが、渋滞知らずでバンコクらしい旅情が感じられます。リバーサイドのホテルに宿泊すると、BTSのサパーンタクシン駅まで船の送迎があるので意外と便利です。
チャオプラヤ川 ボート

チャオプラヤ川の船もタイらしい旅情が感じられる

歴史ある旧市街か、近代的な都心部か

バンコクは中央を流れるチャオプラヤ川をはさんで、西岸のトンブリ地区と東岸のプラナコン地区に分かれています。しかしながら、バンコクの2つの国際空港をはじめとして、バンコクの都市機能や主な観光地はすべてプラナコン地区に集まっています。というのも、現在のタイ王室はチャオプラヤ川の東側に王宮を建て、その王宮を中心にどんどん町が拡大していったからです。
バンコク 宿泊エリア

観光地はリバーサイドの旧市街に多い

チャオプラヤ川の東岸に広がるバンコクの町は2つの顔を持っています。王宮を中心に観光名所が多く集まる旧市街と、近年大都市としてめざましく発展している都心部です。バンコクでどんな場所をどんな風に旅したいのか。旅の目的やイメージが決まったら、バンコクでの宿泊エリアも自然に決まってくるでしょう。
バンコク 宿泊エリア

バンコクは東南アジアを代表する大都市

バンコク の おすすめ 宿泊エリア 5選

1.リバーサイド(チャオプラヤ川流域)周辺

バンコクの中心を流れるチャオプラヤ川沿いは旧市街が広がり、昔ながらのバンコクらしい風情が漂うため、観光客に一番人気のエリアです。バンコクはかつて「東洋のベニス」と呼ばれるほど、水上交通の盛んな都市でした。チャオプラヤ川に沿って王宮が建てられ、王宮を中心に町が広がっていきました。そのため、王宮や寺院など、バンコクを代表する有名な観光地は川沿いに多く集まっています。特に王宮より少し下流の地区には、外国人向けの一流ホテルが多くあります。ホテルの客室やレストランからはリバービューが楽しめるためリゾート気分も味わえ、都市でありながらゆったりとした滞在が楽しめます。
バンコク 宿泊エリア

リバーサイドのラグジュアリーホテルでのんびり優雅な滞在

ただ、都心部からは少し離れているため、ホテルのシャトルボートに乗ってBTSのサパーンタクシン駅に行き、電車で都心まで行かなければなりません。シャトルボートは、大抵20〜30分に一本しかないため、時間に余裕のある人にはおすすめですが、短時間でアクティブに移動したい人には不便かもしれません。 リバーサイドを代表するホテルには、バンコクで最も歴史と格式のあるマンダリンオリエンタルホテルがあります。
マンダリンオリエンタル バンコク

バンコクで最も古く格式の高いマンダリン オリエンタル

リバーサイド周辺の主な見どころ ・中華街 ・アイコンサイアム (ショッピングセンター) ・スカイバー(ルブアホテルのルーフトップバー) リバーサイド周辺はこんな人におすすめ ・のんびりと優雅にバンコク滞在を楽しみたい ・ショッピングよりも観光重視 ・時間に余裕がある リバーサイド周辺のメリット ・旅情が感じられる ・観光しやすい ・リゾート感がある リバーサイドのデメリット ・都心部まで遠い ・古いホテルが多い ・ホテルの周囲はさびれている
バンコク リバーサイド

リバーサイドのアイコンサイアムは東南アジア最大のショッピングモール

2.サイアム&チットロム周辺

BTSのサイアム駅とチットロム駅周辺は、バンコク都心部の中で最も多くのショッピングセンターが集まっている商業地区です。近代的なビルが建ち並び、大都市バンコクを象徴する賑やかなエリアです。 特にBTSサイアム駅はスクンビット線とシーロム線の乗り換え駅のため、移動に便利です。駅付近には高級ショッピングモールのパラゴンやプチプラファッションのお店が集まるサイアムスクエアなどが集まっています。
バンコク サイアムセンター

サイアム駅のそばはショッピングセンターが集中している

BTSチットロム駅周辺は、セントラルワールドという巨大なショッピングセンターがあるだけでなく、スパやレストランも豊富で便利です。アクティブに動き回りたい人には一番おすすめのエリアです。周辺にはパワースポットとして有名なエラワン廟があります。
バンコク パワースポット

バンコクのパワースポットとして有名なエラワン廟はチットロム駅のそば

BTSのサイアム駅とチットロム駅の東方向に隣接する、プルンチット駅やラチャダムリ駅周辺は、ラグジュアリーなホテルが建ち並び、少し落ちついた雰囲気になります。一方、サイアム駅の西方向に隣接するナショナルスタジアム駅の付近には、リーズナブルなホテルが集まっています。 サイアムを代表するホテルは、パラゴンショッピングセンターに直結しているサイアム ケンピンスキーホテルなどがあります。
バンコク 宿泊エリア

サイアム駅近くのサイアムケンピンスキーホテルは都心とは思えないリゾート感が魅力

サイアム&チットロム周辺の主な見どころ ・パラゴン (ショッピングセンター) ・セントラルワールド (ショッピングセンター) ・エラワン廟(パワースポット) サイアム&チットロム周辺はこんな人におすすめ ・バンコクでアクティブに動きまわりたい ・ショッピングがしたい ・最新のラグジュアリーホテルに泊まりたい サイアム&チットロム周辺のメリット ・交通の便がよい ・ショッピングがしやすい ・都会的な雰囲気 サイアム&チットロム周辺のデメリット ・人が多くて賑やかすぎる ・近くに観光地が少ない
バンコク 宿泊エリア

プルンチット駅に直結するラグジュアリーなショッピングモール、セントラルエンバシー

3.シーロム&サトーン周辺

サトーン&シーロム周辺は、バンコクを代表するビジネス街です。サトーン通りとシーロム通りは平行に走っていますが、シーロムには夜の歓楽街として有名なパッポンやタニヤ、サトーンには欧米人の長期滞在者が住む高級住宅街があり、それぞれ違う雰囲気を持っています。この辺りにはレベルの高い有名なレストランが多いのが魅力です。 ただ、渋滞がひどいことで有名なので、特に朝夕はタクシーを避けた方がよく、全体としてアクセスはそれほどよくありません。
バンコク 宿泊エリア

バンコクのビジネスの中心地サトーン通り

シーロムは歓楽街が多くて駅付近にホテルが少ないので、女性の宿泊にはサトーンがおすすめです。サトーン通りには、こだわりのあるラグジュアリーホテルや有名なレストランがたくさんありますが、駅から少し歩かなければならないのが難点です。 サトーンを代表するホテルには、ルーフトップバーやスパが有名なバンヤンツリーホテルや、タイ文化にこだわったスコータイホテルなどがあります。
バンコク スコータイホテル

タイ文化を上品に採り入れたスコータイホテル

サトーン&シーロム周辺の主な見どころマハナコン スカイウォーク(バンコク最高層展望台) ・ヴァーティゴ&ムーンバー(バンヤンツリーバンコクのルーフトップバー) サトーン周辺はこんな人におすすめ ・ホテルにこだわりたい ・有名レストランで食事をしたい ・スマートなバンコク滞在を楽しみたい サトーン周辺のメリット ・こだわりのあるラグジュアリーホテルが多い ・レベルの高いレストランが多い ・都会的な雰囲気 サトーン周辺のデメリット ・ホテルが駅から少し遠い ・交通渋滞が激しく、車の利用が不便 ・ビジネス街で観光地はない
バンコク 宿泊エリア

ルーフトップバーが有名なバンヤンツリーホテル

4.王宮(ワットプラケオ)周辺

バンコク観光のハイライトである王宮を中心とする旧市街は、最初にご紹介したリバーサイド周辺よりも、さらに川の上流にあります。歴史ある古い町のため、近代的なラグジュアリーホテルはほとんどありません。ただし、古いお屋敷やショップハウスを改装した、個性的でお洒落なブティックホテルやホステルが点在しています。
バンコク 宿泊エリア

観光地が目白押しのバンコク旧市街

ビンテージ感漂うお洒落なカフェやレストランも多く、特にワットアルンの景色が楽しめる川沿いのバーやレストランが人気です。昔はバックパッカーの聖地として有名だったカオサン通りも王宮の近くにあり、現在もゲストハウスがたくさん集まっています。 主要な観光地に近いのが魅力ですが、実は公共交通機関が利用しにくく移動には不便です。ただし、2019年にMRT(地下鉄)の延伸区間が開通し、MRTサナームチャイ駅からワットポーやワットアルンへは徒歩で行けるようになり、ずいぶん便利になりました。それでも、駅から王宮まではかなり離れています。周囲には観光客を目当てにトゥクトゥクも沢山走っていますが、ぼったくりも多いので注意が必要です。 王宮周辺には有名なホテルはありませんが、サラ ラタナコーシンなど、小規模でお洒落なブティックホテルやゲストハウスがたくさんあります。
バンコク 宿泊エリア

ワットアルンの対岸にあるお洒落なホテル、サラ ラタナコーシン

王宮(ワットプラケオ)周辺の主な見どころ ・バンコク三大寺院(ワットプラケオ、ワットポー、ワットアルン) ・カオサン通り ・パーククローン花市場 王宮(ワットプラケオ)周辺はこんな人におすすめ ・歴史的な寺院や旧跡をじっくり楽しみたい ・低予算でこだわりのある旅をしたい 王宮(ワットプラケオ)周辺のメリット ・徒歩で有名な観光地に行ける ・ローカル感が味わえる 王宮(ワットプラケオ)周辺のデメリット ・都心部まで遠い ・移動が不便 ・町全体が古い雰囲気
バンコク 宿泊エリア

旧市街では時間の流れがゆったりとしている

5.スクンビット通り周辺

スクンビット通りは、都心部からさらに西方向に離れた場所にあります。BTSスクンビット線が走っているので、どの辺りに泊まったとしても、駅の近くであれば移動には困らないと思います。スクンビット通り周辺は、特にレベルの高いレストランやカフェが沢山集まっています。ただし、ホテルはビジネスホテルが中心で、観光で初めてバンコクを訪れる人には少し物足りないかもしれません。 スクンビット通りは東西に長く延びていて、大きく3つのエリアに分かれます。

①BTSナナ駅からBTSアソーク駅

この辺りはビジネス街と歓楽街が入り交じった地域で、最近出来たハイアットリージェンシーなど、一流ビジネスホテルが沢山あります。ナナ駅周辺はバンコク随一の夜遊びスポットでもあります。
バンコク  宿泊エリア

ビジネス街アソーク交差点付近

②BTSプロンポン駅・BTSトンロー駅・BTSエカマイ駅

この辺りはバンコク在住の日本人が多く住んでいるため、日本食料理店や日本人向けのお店が多い地域です。トンローやエカマイは富裕層向けのクラブが多いことでも有名です。また、プロンポン駅周辺には現地に住む日本人が経営するセンスのよいタイ雑貨のお店がいくつかあります。駅近のホテルは少なく、トンロー駅のそばのマリオットホテルかニッコーホテルがおすすめです。
バンコク 宿泊エリア

在住日本人が多く住むプロンポン駅前のショッピングセンター、エムクオーティエ

③BTSプラカノン駅以降

都心部から少し離れたローカル感の残る地域です。都心部からはかなり離れてしまいますが、小規模なバジェットホテルもあります。住宅地のため、見どころはあまりありません。 スクンビット通り周辺の主な見どころ ・鉄道市場ラチャダー(ナイトマーケット) ・ターミナル21(ショッピングセンター) ・オクターブ ルーフトップバー スクンビット通りはこんな人におすすめ ・長期滞在者 ・バンコクリピーター ・夜遊びしたい スクンビット通り周辺のメリット ・日本人向けのサービスが充実 ・レベルの高いレストランが多い ・ナイトライフが充実 スクンビット通りのデメリット ・観光地がなく、観光名所から遠い ・ビジネス街、住宅地、歓楽街が入り交じっている ・駅から離れるとアクセスが不便
オクターブ ルーフトップバー

トンロー駅そばのマリオットホテルにある オクターブ ルーフトップバー

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