※本サイトの記事には広告が含まれています
歓楽街のフレンチビストロ ルブション
ルブション (Le Bouchon)は、家庭的なフランス料理が楽しめるカジュアルなレストランです。1996年オープンのルブションは、バンコクのフランス料理店では老舗。当初は有名な歓楽街であるパッポン通りにありましたが、2022年にサトーン通りに移転したばかりです。
パッポン通りは、バンコクで最も猥雑な歓楽街。その真っ只中のゴーゴーバーが立ち並ぶなか、なぜか突然普通のフランス料理店があるのがめずらしく、特にバンコク在住の西洋人には有名なお店でした。
立地はともかく、リーズナブルに美味しいフランス料理が食べられるため、お店そのものはとても人気でした。
コロナ禍にクローズしたルブション
ところが、2020年初頭に始まった世界的な新型コロナウイルスの流行。海外からの観光客が途絶え、飲食店の営業禁止規制が長引くなか、バンコクの多くのお店が持ちこたえることが出来ず、クローズしてしまいました。
賑やかだったパッポン通りは、ゴーストタウンのように静まりかえってしまいました。2021年にルブションも閉店。1996年以来の長い歴史に幕を下ろしてしまったのです。
サトーン通りの一軒家レストランに変身
しかし、閉店を惜しむファンの期待を裏切ることなく、ルブションは2022年5月にサトーン通りに移転して再開。不死鳥のように蘇りました。
早速訪れてみると、新しいお店があるのは、ビジネス街サトーン通りの裏手にある閑静な住宅街。これまでのちょっと怪しげなイメージからは一転して、お洒落な一軒家の明るい雰囲気のレストランに変身。
広いテラス席もあって、家族連れでも、ペット連れでも楽しめそうです。オープンして間もないのに、すでに多くのお客さんで賑わっていました。
家庭的でカジュアルなフランス料理
ルブションは本格的なフランス料理店ですが、高級感や気取った感じは全くありません。家庭的な料理をみんなでワイワイ楽しめるビストロスタイルです。ワインも料理もリーズナブルなので、普段使いにぴったり。一品の量が多めなので、取り分けて食べた方がいいでしょう。
特におすすめは、大晦日や結婚式など、特別な日に食べる伝統的なフランスのオニオンスープ。一緒に行ったフランス人の友人が真っ先に注文していたので、少し味見をさせてもらうと、温かくて濃厚でホッとする味わい。
私自身も、以前フランス系のホテルで働いていた時は、よくオニオンスープを食べる機会があったので、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
ほかにも、パテやビーフタルタル(650バーツ)やエスカルゴ(460バーツ)など、伝統的なフランス料理が本当に美味しい。ワインをぐいぐい飲みながら、たくさん食べてお腹もいっぱい。楽しく食事をすることができました。
バンコクを代表する歴史あるフレンチビストロであるロブション。コロナに負けずに再出発できただけでなく、さらに魅力的なお店になって、本当によかったと思いました。
ルブションの基本情報
LE BOUCHON 住所:50 Sathorn soi 1, thungmahamek sub-district, sathorn district,Bangkok 10120 営業時間:ランチ12:00〜15:00 ディナー18:30〜23:00 (火曜日定休) アクセス:MRTルンピニ駅より徒歩5分 公式FB:https://www.facebook.com/lebouchonbangkok