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マクファーランドハウス ホアヒン|歴史的建築で楽しむ海辺の食事
マクファーランドハウス(McFarland House)は、ホアヒンのハイアット・リージェンシーの広大な敷地内に設けられた、少数客室のプライベートヴィラ「ザ・バライ」に併設されたレストランです。海辺に佇む歴史的建築を活かしたオープンエアのダイニングで、自然と向き合うような静かな時間を過ごすことができます。

私は以前、ハイアット・リージェンシー・ホアヒンに宿泊した際にこの場所を知り、その特別な雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。それ以来、ホアヒンを訪れるたびに、ほぼ毎回ランチで立ち寄っています。先日、念願だった「ザ・バライ」に宿泊する機会に恵まれ、今回はマクファーランドハウスで、ランチからディナータイム、そして朝食まで、ゆっくりと食事を楽しんできました。
※本記事は2025年に最新情報へ更新しました

ザバライ ホアヒン宿泊記は別のページに詳しくまとめてあります。
建物の背景|マクファーランド博士とホアヒンの近代史
マクファーランドハウスは、木造二階建ての歴史的建築を活用したレストランです。木の温もりを感じさせる建物と、目の前に広がるビーチという組み合わせは、現在のホアヒンでも非常に希少な存在だと感じます。観光名所として意図的に作られた施設というよりも、かつての「海辺の邸宅」に招かれたかのような親密さがあり、波音や潮風、長い年月を経た木材の質感が自然に共存しています。

リゾートホテルの敷地内にありながら、過度な演出を感じさせない点も、この場所の大きな魅力です。時間帯によって表情を変える海と空を背景に、ゆったりとした時間が流れていきます。
この建物は、19世紀末から20世紀初頭にかけてタイで活躍した医師、ジョージ・B・マクファーランド博士の別荘として建てられたと伝えられています。博士は、現在もバンコクを代表する王立病院であるシリラート病院の発展に深く関わり、近代的な医学教育と病院運営の基礎を築いた人物の一人として知られています。

シリラート病院は、ラーマ9世(プミポン前国王)が崩御前に入院していた病院としても記憶に残る存在です。晩年の国王がホアヒンの王室離宮に滞在していたことを考えると、医療、王室、そして避暑地としてのホアヒンは、近代タイの中で密接に結びつきながら発展してきたことがわかります。マクファーランドハウスホアヒンは、そうした時代の空気を、今も静かに伝えている建物なのです。
その後、この歴史的建築は一度役目を終えますが、2006年にザ・バライのオーナーによって修復・保存され、当時の建築様式や素材を可能な限り残した形で、レストランとして再生されました。単に保存されるだけでなく、現在も人々の時間を受け止め続けている点に、この建物の価値があると感じます。

10月末のホアヒンに到着|雨の日のランチタイム
「ザ・バライ」に宿泊したのは2025年10月末。雨季の終盤で、まだ天候が安定しない時期でした。ホアヒンに到着した瞬間、ちょうど雨に見舞われましたが、到着時間はお昼時。まずはランチを楽しもうと、マクファーランドハウスへ向かいました。

マクファーランドハウスのメニューは、訪れるたびに少しずつ内容が変わっています。以前はヘルシー志向の料理が中心でしたが、今回はランチタイム限定のハンバーガーメニュー「Burger & Bubble」が用意されていました。いくつかの選択肢の中から、シグネチャーメニューである「The George Bradley Burger」をオーダー。牛肉のパティを使用したバーガーで、パンはグルテンフリーに変更してもらいました。
添えられていたホテル特製のケチャップは、優しく上品な味わいで、素材の味を引き立ててくれます。サラダも付いていて、全体のボリュームは控えめ。リゾートでのランチとして、体に負担のない、満足感のある一皿でした。

充実したプレ・ディナーセットが夕食代わりに
午後はスパでゆっくりと体をほぐし、トリートメントが終わる頃には、ちょうどカクテルタイムの時間帯になっていました。スタッフに勧められて、再びマクファーランドハウスへ足を運ぶことにします。バライスパの詳細は別のページにまとめてあります。
カクテルだけを楽しむつもりでしたが、用意されていたプレ・ディナーセットの充実ぶりに驚きました。軽食が4種類、お菓子が4種類セットになっていて、見た目以上に満足感があります。少しずつ丁寧に作られた料理は、どれも味わい深く、これだけで十分に夕食代わりになる内容でした。


時間とともに、海と空の色がゆっくりと変わっていく様子を眺めながら、ロマンチックな海辺の時間を過ごします。もともと少食なこともあり、この日はディナーを取らず、プレ・ディナーセットがそのまま夕食となりました。
夜になったマクファーランドハウスは、昼間とはまた違った落ち着きをまとい、歴史ある建物ならではの静かな雰囲気が一層際立っていました。

朝食|一日の始まりを海辺の歴史的建築で
翌朝、目を覚ますと青空が広がっていました。嬉しくなってビーチを散歩していると、空にかかる二重の虹を発見。清々しい気分のまま、マクファーランドハウスで朝食をいただくことにしました。

ハイアット・リージェンシーの宿泊客も利用できるはずですが、利用客は多くなく、プライベート感があります。まるで別荘で休日を過ごしているような、穏やかな空気が流れていました。
朝食はアラカルトメニューがたくさんあります。今回はザ・バライに宿泊していたため、オーダー・ビュッフェ形式で、メニューから好きな料理を好きなだけ注文できました。グルテンフリーのそば粉パンケーキをはじめ、野菜やフルーツをたっぷり取り入れた、贅沢な朝食になりました。海に反射する朝日を眺めながらの朝食は、幸福感に満ちた時間でした。

歴史・建築・海が共存するマクファーランドハウス
マクファーランドハウス ホアヒンは、単に保存された歴史的建築ではなく、現在も日常的に使われ、上質なホテルサービスと自然に融合している特別な場所だと思います。オープンエアで、常に海を感じながら寛げるこの空間は、ホアヒンの中でも特等席といえるのではないでしょうか。
雨季の終盤という不安定な天候の中でも、海のそばで自然と時間の流れを感じることで、改めてこのレストランの魅力に惹かれました。ザ・バライに宿泊していなくても、食事だけで気軽に訪れることができる点も大きな魅力です。これからもホアヒンを訪れるたびに、自然と足が向いてしまう場所になりそうです。

マクファーランドハウスの基本情報

McFarland House at The Barai (The Hyatt Regency Hua Hin)
住所:91 Hua Hin – Khao Takiap Road, Hua Hin, Prachuap Khiri Khan, Thailand, 77110
アクセス:バンコクから車で約3時間
営業時間:
・朝食 6:30 AM – 10:30 AM
・ランチ 12:00 PM – 6:00 PM
・ディナー 6:00 PM – 10:00 PM
・バー 11:30 AM – 10:00 PM
・アフタヌーンティー(月曜日〜土曜日)2:00 PM – 4:30 PM
・サンデーブランチ(日曜日のみ)12:00 AM – 3:30 PM
公式サイト:https://thebarai.com/dining-2/
タイランド画報 (ThailandGaho) 