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バンコク随一のショッピングエリア、ラチャプラソン。セントラル・ワールドやゲイソーンなど大型商業施設が集まり、常に多くの人で賑わうこのエリアで、買い物の合間にゆっくりと食事を楽しめる場所を探すのは、実は簡単ではありません。ウォルドーフ・アストリア・バンコクのタイ料理レストラン「フロントルーム」は、そんな時にこそ知っておきたい選択肢の一つです。
チットロム・プルンチット周辺のエリア情報は、バンコク・チットロム&プルンチットガイドでまとめてご紹介していますので、宿泊先やほかのスポット探しの参考にどうぞ。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク内にある「フロントルーム」
フロントルームは、ウォルドーフ・アストリア・バンコクのロビー階に位置し、ラチャダムリ通りに面したレストランです。ホテルの宿泊者でなくても、レストランだけを目的に立ち寄りやすい立地にあるのが特徴です。ガラス張りの壁面からは、ちょうどBTS高架鉄道の上下路線が交差する眺めを楽しむことができます。
高級ホテルのレストランと聞くと、少し敷居が高く感じられるかもしれません。ですが、フロントルームはショッピングの途中に気軽に立ち寄れる貴重な存在です。

チットロム周辺で落ち着いて食事できる貴重な場所
ウォルドーフ・アストリア・バンコクは、ラチャプラソン交差点のすぐそばにあります。このエリアには、バンコク最大級のショッピングモール、セントラル・ワールドをはじめ、ゲイソーンプラザやセントラル・チットロムなど、大型商業施設が立ち並んでいます。観光客だけでなく、タイ人や在住外国人でも昼夜を問わず賑わうバンコク随一の商業地区です。

これほど便利なエリアでありながら、モール内のレストランはどこも混雑していて、落ち着いて食事を楽しめる場所は意外と限られています。フロントルームは、そんなショッピングの合間に、ホテルらしい優雅な時間を過ごせる貴重な選択肢になります。

北欧×タイ料理から、本格的なタイ料理レストランへ
2019年のホテルの開業当初、私は一度ディナーでフロントルームを訪れたことがあります。当時は、北欧でのキャリアを持つタイ人女性シェフによる、ノルウェー料理とタイ料理を融合させたモダンなフュージョン料理を提供していました。その後、コンセプトが刷新され、タイ料理専門のレストランとして新たなスタートを切ったことを以前から耳にしていたものの、なかなか再訪する機会がありませんでした。
2026年7月、ホテルに滞在する機会があり、その際にランチタイムのフロントルームを訪れることができました。


明るく開放的なランチタイムの雰囲気
昼間のフロントルームは、窓から差し込む自然光で店内が明るく、開放的な雰囲気に包まれています。ホテルらしいエレガントなしつらえはそのままに、オープンキッチンでは調理をするキッチンチームの様子を眺めることができます。

伝統にひと工夫を加えた、本格的なタイ料理
ランチタイムには、890バーツ(2026年7月当時)というお手頃な価格ながら品数の多いお得なセットメニューも用意されています。今回私は事前にグルテンフリー対応のメニューを希望していたため、当日はグルテンフリーメニューの中から前菜とメインの2品を選んで注文しました。

まず運ばれてきたのは、「ミアンカム」というタイ北部のスナックをアレンジしたアミューズです。本来はチャプルーの葉に様々な具材を包んでいただく北部のスナックですが、フロントルームではチャプルーの葉を練り込んだもち米のクラッカーの上にミアンカムの具材を載せた、カナッペ風の一品として提供されていました。伝統的なタイ料理に、現代的なひと工夫を加えたスタイルです。

前菜には、ポメロのプラー(ハーブ仕立てのタイ風のあえもの)にホタテのソテーを添えた一皿を選びました。タイ料理店でよく見かけるヤムソムオー(ポメロのタイ風サラダ)を思わせる爽やかな酸味と果実感がありながら、レモングラスや香り豊かなハーブの香りが際立つ、現代的なタイ料理です。シャキシャキとしたハスの茎の心地よい食感もアクセントになっていました。ソースはやや濃いめの味付けでしたが、軽くソテーしたホタテとの相性がよく、素材の旨みを引き立てていました。

メインには、蒸した魚と野菜を「ラープ」という東北タイのスパイシーな和え物のソースでいただく一皿を選びました。サービスの方から、ぜひ食べてほしいとすすめられて注文したメニューです。東北料理らしく唐辛子がしっかりと効いたソースは、外国人向けに手加減した様子は一切なく、あっさりと蒸した魚と野菜によく絡んで、とても美味しくいただきました。
どちらの料理も、素材に工夫を凝らしながら、タイ料理本来の味付けの風味をしっかりと伝えており、フュージョン料理ではなく、本格的なタイ料理として仕上げられていました。

タイ菓子のプティフールで締めくくる優雅な時間
食後には、美しいボックスに入ったタイ菓子のプティフールから4種類をひとつずついただき、エスプレッソをお願いしました。ホテルレストランらしい、上品な余韻を感じる締めくくりでした。
以前訪れた際とはすっかりメニューが変わっていましたが、ロケーションも雰囲気も良く、外の喧騒から切り離された優雅なランチタイムを楽しむことができました。ただ、やはりみんなショッピングモールに行ってしまうのか、お客様の姿は少なく、これほど良いレストランなのだから、もっと多くの方に利用してほしいと感じました。

フロントルームは「買い物の途中にタイ料理を楽しみたい人」におすすめ
フロントルームは、次のような方に特におすすめしたいレストランです。
チットロム周辺で買い物を楽しむ方、セントラル・ワールド周辺で静かなランチを探している方、高級ホテルの雰囲気の中でタイ料理を味わいたい方、そして本格的なタイ料理を求めている方には、きっと満足していただけるはずです。
そんなに混んでないので、予約なしでもふらっと立ち寄れるのではないでしょうか。
また、夜はさらにエレガントな雰囲気となるので、ディナーで利用するのも良いでしょう。

フロントルームの基本情報
FRONTROOM at Waldorf Astoria Bangkok
住所:151 Ratchadamri Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSチットロム駅より徒歩5分、BTSラチャダムリ駅徒歩5分
営業時間:ランチ 12:00-15:00 ディナー 17:30-22:30
公式サイト:フロントルーム
ウォルドーフ・アストリア・バンコクの宿泊情報
※料金・条件は各予約サイトにてご確認ください。
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