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はじめに|カオヤイ・ジャングルツアーとは
カオヤイ1日ツアーは、カオヤイ国立公園の公式ガイドとともに、広大な森の中を歩く1日ツアーです。
複雑に入り組んだ密林の道を知り尽くしたガイドが同行し、素人では見逃してしまう動植物の気配まで丁寧に教えてくれます。
ただ歩くだけではなく、「森を見る目」を借りる感覚に近いかもしれません。
カオヤイ近郊のホテルに宿泊し、朝から夕方までじっくり自然に向き合えるため、手付かずの森をしっかり体験したい方や、野生動物・バードウォッチングに興味がある方には特におすすめです。
以前、個人でトレッキングをして不安な思いをした私にとって、今回のカオヤイ1日ツアーは「リベンジ」でした。
この記事では、実際のツアーの詳細や感想を感想ベースでご紹介します。

カオヤイ国立公園とは
まずは、舞台となるカオヤイ国立公園について簡単にご紹介しましょう。
カオヤイ国立公園(Khao Yai National Park)は、タイ東北部のナコンラチャシマ県、プラチンブリ県、サラブリ県、ナコンナーヨック県の4県にまたがる広大な国立公園です。
一歩足を踏み入れると、そこは想像以上に深い森。
見渡す限りの熱帯雨林と草原が広がり、絶滅危惧種を含む多様な動植物が生息しています。
2005年には「ドンパヤーイェン・カオヤイ森林群」として世界自然遺産に登録され、その自然的価値は世界的にも認められています。
園内ではキャンプやバードウォッチング、トレッキングなどが楽しめます。
象や鹿などの野生動物も数多く生息していて、実際に遭遇したという体験談も聞いたことがあります。

「カオヤイ・ジャングル・ツアー」を選んだ理由
私は以前、個人でカオヤイ国立公園のトレッキングに挑戦しました。
そして、道に迷ってしまいました。
目印が見つからず、同じ景色が続く森の中で、「このまま戻れなかったらどうしよう」と、本気で不安に襲われた恐ろしい体験をしました。
(前回の一部始終は別のページ「カオヤイ国立公園で遭難寸前?」にまとめています)
無事に戻れたものの、その時の経験がトラウマになって、カオヤイは「少し怖い場所」という印象が強くなっていました。
それでも、自分が本来のカオヤイの良さを知らずにいるのではないかという心残りもありました。
そんなとき、公式ガイド同行のジャングルツアーのことを知りました。
実は、以前バンコク発のツアーも検討したことがありますが、往復6時間の移動では滞在時間が短くなってしまうのが難点でした。
その点、カオヤイ発着の1日ツアーなら、森の見どころを十分に楽しむことができそうです。
そこで、「カオヤイの自然にきちんと向き合いたい」と思い、リベンジすることにしました。
その結果、カオヤイの自然の中で、最高の時間を過ごすことができました。

カオヤイ1日ツアーはどう予約する?ホテル経由と個人手配の違い
① ホテル経由で予約する場合
今回のカオヤイ訪問は、建築家ビル・ベンスリー氏デザインの美しいリゾート「インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート」に宿泊することが目的でした。
ホテルの公式サイトを見ていたら、現地アクティビティとして、カオヤイツアーが紹介されているのを発見。
正直なところ、前回の体験があったので、「ホテルが紹介するツアーなら安心だろう」と思い、予約することにしました。
予約は事前にメールで連絡。すぐに詳細なパンフレットと料金を送ってくれたので、内容を確認したうえで、一番ベーシックな1日ツアーを選択しました。
料金は約8,000バーツ(6,500バーツ+税金・サービス料)で、事前に指定口座に振り込みました。プライベートツアーのため、決して安くはありませんが、「安心料」という意味では納得の金額です。
②個人で直接予約する場合
ツアー中にガイドさんに、「ホテル以外でもツアーを予約することはできますか?」と聞いてみました。すると、カオヤイ周辺では同様のジャングルツアーを運営している会社がいくつかあるとのこと。
例えば、「Khaoyai Jungle Tour ande Photographer by Guide Jay」はFacebook経由で予約を受け付けているそうです。検索するときは、「Khaoyai Jungle Tour」と英語で探してみるといいそうです。

ジャングルツアーの内容(8:00–18:00)
いよいよツアー当日。ホテルのエントランスにガイドさんが迎えに来てくれました。やってきたのは、ピックアップトラックの荷台を座席に改装した専用車。
荷台に乗り込み、風を受けながら出発します。

道中から野生動物探し
ホテルからカオヤイ国立公園までは車で約30分。国立公園のゲートを入ってしばらく走っていると、ガイドさんが何か発見して道路脇に車を停めました。なんと高い木の上に、体長85cmもあるタイ最大のジャイアント・リスが2匹。
ガイドさんが素早く望遠鏡をセットして、リスを拡大して見せてくれました。
朝は動物たちが活動する時間帯らしく、ツアー開始早々から珍しい野生動物に出会えて大興奮でした。

標高700m展望台
次に立ち寄ったのは、カオヤイ国立公園のトレードマークともいえる展望台。
幾重にも重なるダイナミックな山々を背景に、記念碑の前で写真が撮れる人気の撮影スポットです。

カオヤイ国立公園ビジターセンター
次に訪れたビジターセンターではルートマップが入手できるほか、公園の歴史やカオヤイの生態系を詳しく紹介する展示スペースが併設されています。
館内にはオリジナルグッズを販売するショップもありました。
建物の周囲には、眺めの良いカフェや簡単な食事ができる食堂、カオヤイ周辺で採れた野菜や果物を販売する屋台も並んでいて、かなり楽しめます。
なお、公園内でこうした飲食施設がまとまっているのは、ここだけとのこと。


ジャングルのトレッキングへ出発
ビジターセンターを後にして、いよいよジャングルツアーのハイライト、トレッキングへ出発です。
カオヤイ国立公園には、全部で7つのトレッキングコースがありますが、今回歩いたのはNo.3トレール。
以前、道に迷ったNo.2とは別ルートです。

コースにはガイドなしでも歩けるよう案内板が設置されて立っています。
今回はガイドさんの先導で、一般の人が立ち入らないルートを案内してもらいました。
朝のジャングルの中はとても静かで、時折り鳥の鳴き声が聞こえます。
朝の涼しい時間帯は、動物の活動が活発になるため、遭遇率も高くなるそうです。
歩きながら、ガイドさんがさまざまな昆虫や鳥を見つけては、望遠鏡をセットしてくれて、さらに望遠鏡の接眼部にスマートフォンを当てて、写真まで撮ってくれたり、インターネットで動植物の名前を英語で調べて教えてくれます。

私は生物に特別詳しくありませんが、それでも十分に楽しめました。
普段からバードウォッチングや昆虫・植物に興味がある方にとっては、間違いなく最高のアクティビティです。
今回は2時間ほど歩き、珍しい鳥や昆虫をたくさん観察し、コース終盤では、野生のテナガザル(ギボン)にも遭遇。とてもいい思い出になりました。
ちなみに今回は見かけませんでしたが、野生の象も生息しています。特に繁殖期である12月〜1月は遭遇率が高くなるそうです。
ただし、野生動物は当然ながら危険も伴うので、やはり経験豊富なガイドさんと一緒に歩くことをおすすめします。

ビジターセンターでランチ
トレッキングが終わった後、再びビジターセンターに戻ってランチタイム。
オープンエアの山小屋のような食堂で、ガパオライスを頬張ります。森の新鮮な空気を感じながら食べるシンプルなガパオライス。程よい疲労も手伝って、最高に美味しく感じました。

ヘウスワット滝
休憩後、再び車に乗って公園内を移動し、次のハイライトであるヘウスワット滝に到着しました。
道路脇の展望スペースからでも、深い谷底に向かって水が勢いよく落ちていく様子がよく見えます。轟音と共に流れ落ちる姿はすごい迫力です。
映画「ザ・ビーチ」のロケ地としても使われた場所だそうです。

ガイドさんが、「下にも降りますか?」と聞くので、もちろん「行きたいです」と答えました。
ところが、ガイドさんが、「では私は上で待っていますので、どうぞ行ってきてください」とのこと。「え、一緒に行ってくれないの?」と思いつつ、山道を降り始めました。
ところが、これが想像以上に急で、岩だらけの道。思った以上の本格的な下り坂でした。
連休中で観光客も多く、道がわかりやすかったのは救いです。
谷底まで降りて、間近で見る滝は圧巻。水飛沫と轟音に包まれ、自然の迫力を全身で感じました。
問題は帰り道です。
上りが、想像以上にきつい。
何とか登り切りましたが、翌日は足が見事に筋肉痛。
きっとガイドさんは何度も来ているから、体力温存のために上で待機していたのだろうな、と後から納得しました。

公園内のその他の見どころ
滝の見学の後も、公園内のいくつかのスポットに案内してもらいました。
野生の象が集まるという塩場や、写真映えスポットとして人気の人工湖など、広い公園内には、見どころが点在しています。
ただ、午後になると気温が上がるため、野生動物はあまり活動しなくなるそうです。
実際、朝の方が森の気配が濃く、動物に遭遇しやすいという話でした。
すべての見学を終え、夕方ホテルへ到着。
前回は不安と緊張でいっぱいだったカオヤイですが、今回はとても穏やかな気持ちで過ごすことができました。

個人トレッキングとの違い
カオヤイ1日ツアーと個人でのトレッキングを実際に体験してみて感じた違いを、簡単にまとめてみます。
| 項目 | 個人トレッキング | ジャングルツアー |
| 安全性 | すべて自己判断 | 公式ガイド同行で安心感あり |
| ルート把握 | 地図と看板頼り | 最適なポイントへ効率よく案内 |
| 発見できる生き物 | 自力で探す | ガイドの知識で発見率が高い |
| 精神的負担 | 迷わないか常に不安 | 森を楽しむ余裕がある |
| 費用 | 入園料のみ | 約8,000バーツ(プライベート) |
個人トレッキングは自由度が高い反面、森の中では常に「判断」が求められます。
一方ツアーは費用はかかりますが、その分より詳しい解説と安心を買うことができると感じました。

カオヤイ1日ツアーが向いている人
向いている人
* 野生の動植物に興味がある人
* しっかりジャングルを歩きたい人
* カオヤイで最低2泊できる人
* ガイドの解説を聞きながら自然を深く知りたい人
今回のツアーは、単なる観光というより“自然観察”に近い内容でした。
そのため、テーマパーク感覚ではなく、森そのものを楽しめる人に向いていると思います。

向いていないかもしれない人
* 小さなお子様連れのファミリー
* 足腰に不安がある人
* 短時間で効率よく観光地だけ回りたい人
トレッキングは2時間ほど歩きますし、滝の下り坂は想像以上にハードです。
体力面に不安がある場合は、事前に内容を確認しておくと安心です。

ツアー参加前の注意点
・思っているより歩く距離があります(約2時間)
・野生動物との遭遇は確約ではありません
・雨季(5〜10月頃)はヒル対策必須
※ヒルよけカバーは貸してもらえます
・服装と靴はとても重要
・保護色に近い長袖シャツ、長ズボン
・滑りにくい歩きやすい靴
・ガイドの言語は、英語・タイ語のみです
特に服装は軽視しがちですが、森の中では派手な色を着ていると、動物が警戒してしまいます。

まとめ|カオヤイ1日ツアーは「妥協」ではなく「賢い選択」
以前、個人で訪れて不安な思いをしたカオヤイ。
今回はカオヤイ1日ツアーに参加したことで、終始ストレスフリーに楽しむことができました。
ガイドさんが動植物について丁寧に解説してくれるので、ただ森を歩くだけでは気づけない発見がたくさんあります。
自分だけでは見逃してしまうような鳥や昆虫も、次々と教えてもらえました。
さらに、望遠鏡越しの写真まで撮ってくれて、とても記念になりました。
“安全”だけでなく、“体験の質”そのものが変わったと感じます。
ツアーに参加することは、決して妥協ではありません。
むしろ、広大な森を深く楽しむための賢い選択だったと思います。
カオヤイでジャングル体験を考えている方には、心からおすすめできる1日でした。

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前回個人でトレッキングに行き、道に迷った恐怖の体験談もご参考に!
カオヤイ国立公園の基本情報
Khao Yai National Park
住所:Moo 4, Pak Chong, Nakhon Rachasima 30130 Thailand
国立公園入場料:(外国人)大人400バーツ、子供200バーツ
(タイ人)大人40バーツ、子供20バーツ
開園時間:8:00〜18:00
ウェブ:https://www.khaoyainationalpark.com/en/
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