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19世紀末の古い洋館をリノベしたホテル ムスタングブルー
ムスタングブルー (The Mustang Blu)は、2020年1月にバンコクの中華街にオープンしたブティックホテルです。19世紀末に建てられたコロニアル風の古い洋館をリユースした、個性的で独特の雰囲気を持った美しいホテルです。

ホテルに宿泊しなくても利用できるカフェも併設。ムスタングブルーの世界観にどっぷり浸りながら、ビンテージ感溢れるお洒落な空間で、食事やティータイムを楽しむことができます。

フアランポーン駅から徒歩5分の三角形の洋館
ムスタングブルーが立地するのは、バンコク中央駅として有名なフアランポーン駅から徒歩5分ほどの場所です。地下鉄MRTフアランポーン駅からのアクセスも可能です。バンコクの中華街の「タラートノイ(Talad Noi)」と呼ばれる地区のそばにあります。

マイトリーチット通りに面した古い洋館は、細長い三角形の敷地に建てられています。三角形の頂点にあたる部分にホテルのエントランスとなる正面玄関がありますが、カフェやレストランを利用する場合、三角形のもう一つの頂点に当たる反対側のドアから入ります。

100年の歴史を刻む斬新なデザイン
ムスタングブルーのオーナーは、ファッション業界でキャリアを積んだアナンダーさんというタイ人女性です。彼女のセンスで、100年以上前に建てられ、朽ち果てていた洋館が息を吹き返しました。
この洋館は、もともと銀行でしたが、その後病院として利用され、ついには風俗マッサージパーラーに成り下がったという歴史を持っています。長い歴史を経て、建物は傷んで廃墟となり、当初の美しさはすっかり失われていたそうです。

ホテルのデザインは、長年の間に建物に刻まれた傷や古さがそのまま活かされ、「ブルー」という名の通り、陰鬱でもの悲しい印象に仕上がっています。
ホテルやカフェには、様々なビンテージ家具に混じって、動物の剥製や骨格の標本が飾られていて、まるで博物館のようです。怪しげな雰囲気にもかかわらず、ヒップで美しく、館内に一歩踏み込むだけで、まるで異空間に迷い込んだような錯覚に陥ってしまいます。

ビンテージ空間を楽しむムスタングブルーカフェ
ムスタングブルーの宿泊エリアは、宿泊者専用となっていますが、併設のカフェ&レストランは、外来でも利用することが出来ます。
カフェ専用のエントランスのドアを開けると、すぐ目の前に古いグランドピアノが置かれ、その向こう側に、3階まで吹き抜けの丸いらせん階段があるのが目に入ります。

さらに店内を見渡すと大きなキリンの剥製。クラシカルな円柱がいくつもあって、まるで現実とは思えない不思議なインテリアです。でも、一つ一つが選び抜かれたお洒落でこだわりのある空間なのです。

お洒落なだけではないクオリティの高い料理
写真付きのメニューを開くと、洋風の食事メニューのほか、ドリンクやデザートもたくさんあって、どれもお洒落で美しく、目移りしてしまってなかなか決められません。散々迷ったあげく、軽めの食事の後、お茶とケーキを頼む事にしました。
食事はエディブルフラワーが美しいサマードリームサラダとブルスケッタ。見た目が美しいだけでなく、料理としての完成度も高く、とても美味しく頂きました。料理は他にも、パスタやメインディッシュなども種類があって、今回は注文しませんでしたが、かなり期待出来そうだと思いました。


食後のデザートはライムをたっぷり使ったレアチーズパイを友人とシェア。お茶は睡蓮の花のお茶とアイスダージリンティーを頼みました。アンティーク調のホテルオリジナルの食器もお洒落です。ライムパイの味も期待以上に美味しくて満足でした。


料金は7%の税金のみが加算されます。バンコクでは珍しく、10%のサービス料は加算されませんでした。
正直に言うと、最初はお洒落すぎる内装に圧倒されて、料理そのものは期待していなかったのですが、いい意味で予想がはずれました。料理もデザートもクオリティが高くて、再訪間違いなしのイチオシのカフェです。
ムスタングブルー カフェ の基本情報

The Mustang Blu Cafe 住所:721 Maitri-Chit Road, Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10110 営業時間:11:00〜21:00 アクセス:MRTフアランポーン駅から徒歩5分 注意事項:1人につき2品以上の注文が必要 ウェブサイト:https://www.facebook.com/themustangblu