タイランド画報 (ThailandGaho) 
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ハジャイ出身の点心の名店 Jong Dim Sum （ジョンディムサム）
Jong Dim Sum （中点心＝ジョンディムサム）は、BTSサパーンクワーイ駅の近くにある点心カフェです。タイ南部のハジャイという町にある点心の有名店の家族が経営していて、本家の味を引き継ぐ絶品の点心が楽しめます。
タイ南部の点心食堂といえば、ローカルなイメージがありますが、ここでは店名に「カフェ」と謳っているように、台湾風のレトロでカジュアルな雰囲気のこざっぱりとしたお店です。
私は、普段はあまりサパーンクワーイ駅の辺りに行くことはないのですが、たまたま用事があって、どこか近くで食事が出来るところはないかと探していたところ、このお店を偶然見つけて入ってみたら、とにかく美味しくて、安くて、びっくり。意外な掘り出しものを見つけたような気分でした。
レトロなカフェ風の小ぎれいなお店
Jong Dim Sumは、パホンヨーティン通りに面した小さな間口のお店です。店先ではたくさんの蒸籠が積まれて、湯気を上げています。お店は1階と2階があって、7時から11時までの朝食時は1階のみオープン、11時以降は2階もオープンするようです。
店内は台湾風のレトロなインテリアで、こざっぱりとした居心地のいい雰囲気です。私が行ったときはランチの時間だったので、2階の席に案内してもらいました。
メニューを見て食べるものを決めたら、テーブルに置かれた注文票に記入して、お店の人に渡します。メニューは写真つきなので、かんたんに選べますよ。冷たい中国茶は無料でサービスしてくれます。
オリジナリティのあるメニューが勢ぞろい
今回は、お店のシグネチャーであるというチャコール色をした肉まん（1個25バーツ）、点心2種類（各75バーツ）、肉骨茶（バクテー）（120バーツ）、そして新メニューだという塩漬卵のカスタードクリームが入った揚げまん（3個75バーツ）を注文。どのメニューもオリジナリティがあって、手頃な値段でした。
まずチャコール色の肉まんを味見。ふわふわの皮はほんのり炭の香りがして、バーベキュー味の豚肉は絶品中の絶品！もうこの時点で感動しまくりでした。
次に肉骨茶と点心が運ばれてきました。肉骨茶はお肉がほろほろと崩れるほどの柔らかいスペアリブに湯葉とえのきと野菜が入った、優しい味わい。点心もはずれなしの美味しさです。
そして最後にカスタードクリームの揚げまん。揚げたてのサクッとした皮を2つに割ると、中から濃厚な熱々のカスタードクリームがとろりと流れ出します。普通の卵黄ではなく、塩漬け卵を使用していて、独特の風味が絶妙でした。とにかく全てが美味しくて本当に満足でした。
タイ南部では点心は定番の朝ごはん
ハジャイをはじめとするタイ南部には中華系移民が多く、点心の専門店がたくさんあります。ただ、タイ南部では点心を朝ごはんとして食べる習慣があり、点心食堂は朝早くオープンして、お昼前には店じまいをしてしまいます。ジョンディムサムの本店であるハジャイのAma Dim Sum（アマディムサム）も、午前中しか営業していません。ところが、バンコクにあるジョンディムサムは、朝から夕方まで終日営業。恐らくバンコクのライフスタイルに合わせているのでしょう。
私はハジャイには行ったことはないのですが、同じくタイ南部のプーケットでは、よく点心食堂で朝ごはんを食べていました。大好きなタイ南部の雰囲気が少しだけ味わえたのも嬉しかったです。プーケットの朝ごはんについても別のページにまとめてありますので、もし興味があれば読んでみてくださいね。
プーケットタウン 朝ごはん おすすめメニュー４選と有名店まとめ
Jong Dim Sum （中点心）の基本情報
Jong Dim Sum Cafe & Restaurant
住所：524/4 Phaholyothin Road, Phyathai, Bangkok 10400 Thailand
営業時間：7:00〜19:00
アクセス：BTSサパーンクワーイ駅より徒歩7分
ウェブサイト：https://www.facebook.com/jongdimsum/
