ザバライ ホアヒン 宿泊記|建築美とスパに包まれる大人のウェルネス滞在

ザバライ・ホアヒン

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ホアヒンを代表するリゾート、ハイアット・リージェンシー・ホアヒンの敷地内にある ザバライ ホアヒン(THE BARAI HUA HIN)は、同じ敷地内にありながら、まったく異なる滞在体験を提供しています。

ザバライ・ホアヒン
ザバライ ホアヒンは 「癒しのために滞在するスパ」

ハイアット・リージェンシー・ホアヒンがビーチやプール、レストランを楽しむ「総合リゾート滞在」を提供する一方で、ザバライ ホアヒンは 「癒しのために滞在するスパ」 をコンセプトにした施設です。滞在の中心は客室でもビーチでもなく、バライスパそのもの にあります。

重厚で静謐な建築、意図的に抑えられた動線、水と光がつくり出す陰影――これらが、身体と感覚を自然と内側へ向かわせます。

ザバライ・ホアヒン
独特の世界観を持つ滞在型スパ「ザ・バライ」

以前、ハイアット・リージェンシー・ホアヒンに滞在した際、スパ利用のため初めて訪れたのがザバライ ホアヒンでした。重厚な建築、静けさに包まれた空間、水面に映る光、ゆっくりと流れる時間……施術後も、その独特の世界観が強く印象に残りました。

その時、宿泊可能であることを知り、次回ホアヒンを訪れる際は「スパとして立ち寄る」のではなく、「この空間に滞在してみたい」 と強く思い、2025年10月に念願叶って宿泊しました。

ザバライ・ホアヒン
宿泊者専用の塩水スイミングプール

ザバライ ホアヒンでの滞在は、スパ施術を受けるだけではなく、滞在そのものがウェルネス体験 となります。結論から言うと、ザ・バライは「贅沢なスパ付きホテル」ではなく、スパを目的に泊まる人にとって最もリーズナブルな宿でした。

本記事では、ザバライ ホアヒンでの宿泊体験をもとに、ハイアット・リージェンシー・ホアヒンとの違いも交えながら、建築美とスパが生み出すウェルネス滞在の価値をご紹介します。

 宿泊予約はAgoda または Booking.com からも可能です。まずハイアット・リージェンシー・ホアヒンを検索し、お部屋のタイプを「The Barai Balcony Suite」又は「The Barai Pool Suite」を選びます。

ザバライ・ホアヒン バスルーム
客室の中にスパがあるような優雅なバスルーム

ザバライ ホアヒンとは|スパ滞在を軸にしたウェルネスリトリート

ザバライ ホアヒンは、一般的なビーチリゾートやラグジュアリーホテルとは異なり、「滞在型スパ」 のウェルネス施設です。敷地内にあるハイアット・リージェンシー・ホアヒンが、ビーチやプールを中心に滞在を楽しむリゾートであるのに対し、ザバライは 静かに心身を整える滞在 に重きを置いています。

ハイアット・リージェンシー・ホアヒン
ハイアット・リージェンシー・ホアヒンは一般的なビーチリゾート

古代の貯水池を思わせる水の空間を中心とした建築は、光や影、動線に至るまで計算されており、滞在者の意識を自然と内側に向かわせます。ここでは、観光やアクティビティよりも 何もしない時間そのものが価値 となります。

滞在の核となるのが バライスパ です。「地・水・風・火」の四大要素の思想をもとに、タイ伝統療法と現代的ウェルネスを融合したトリートメントが提供されます。スパは付帯施設ではなく、ザバライ ホアヒンという滞在体験そのものを形づくる中心的存在 です。

バライスパ
タイ伝統療法と現代的ウェルネスを融合したバライスパ

ザバライ ホアヒンの建築美|静けさを前提に設計された空間

ザバライ ホアヒンの わずか8室のみのスイートルームは、バライスパの思想を居住空間へ拡張した存在です。スパでの癒しをトリートメントルームだけで完結させず、滞在の始まりから終わりまで連続した体験 として成立させることが建築コンセプトです。

設計はザバライ全体を手がけたタイを代表する建築家 レック・ブンナーク氏。近代建築の合理性を基盤としながら、タイや東南アジアの歴史、宗教観、精神性を静かに織り込む設計で知られています。

ザバライ・ホアヒン
クメール遺跡の神殿のようなザバライ・ホアヒンのエントランス

重厚な構造、水を象徴的に用いた空間構成、光と影のコントラストなどはスパ棟と同様にスイートにも反映されています。客室も スパ体験の一部 として位置づけられています。

建築の中心は「静けさ」。外界の音や視線を遮り、動線を最小限に抑えることで、滞在者は自然と内側に意識を向けます。スイート内のバススペースやスチームルーム、休息空間は、トリートメント後の身体と感覚を受け止める装置のようです。

バライスパが「地・水・風・火」をもとに心身を整える場であるなら、客室内はその思想を 時間と生活の領域まで広げる建築 です。施術を受け、部屋で何もしない時間を過ごす――これもまた、ザバライ ホアヒンならではのウェルネス体験です。

ザバライ ホアヒン
客室内のシャワールームはスチームサウナも完備

客室の構成|ザバライのコンセプトを引き継ぐ静かな没入感

私が宿泊したのは、2階に位置する バルコニースイート(The Barai Balcony Suite)。雨季の終わりで天候が不安定だったため、プールスイート(The Barai Pool Suite)ではなくこちらにして正解でした。

ザバライ・バルコニー・スイート
バルコニーからは海も見える

客室に入るとまず、白い石壁で囲まれた空間が出迎えます。その奥には落ち着いた雰囲気の ベッドルーム が広がり、古代神殿の奥深くに迷い込んだような神秘的な体験ができます。

ザバライ・ベッドルーム
スピリチュアルな雰囲気のベッドルームのインテリア

ベッドルームから窓側に進むと、デイベッドとダイニングを備えた リビング が現れ、窓越しに海の景色が広がります。さらに窓を開けると、バルコニーがあり、もうひとつのリビングとして開放感あふれる空間を楽しめます。

ザバライ・バルコニー・スイート
明るい雰囲気のリビング兼ダイニングルーム

ベッドルームの反対方向には回廊のような通路があり、両脇にクローゼット、スチームサウナ付きシャワールーム、トイレを配置。突き当たりには、ベッドルームと同じかそれ以上の広さの バスルーム があり、バスタブ周囲に置かれたソファと合わせ、贅沢なウェルネス空間を体験できます。

ザバライ・スイート・バスルーム
バスルームへと続く回廊のようなアプローチ

設計は レック・ブンナーク氏 によるもので、クメール建築の荘厳さや自然との調和、光と影の演出を取り入れています。赤土色の壁や石の質感、広々としたリビングとバスルームの配置まで、心身のリラクゼーションを意識した設計です。

まさに ザバライ ホアヒンならではの唯一無二の客室 と言えます。

ザバライ・スイート・バスルーム
独立した洗面台とクローゼットが2箇所ある

滞在スケジュール|静かにサポートしてくれるバトラー

バンコクを朝出発し、昼頃にホアヒン到着。バトラーに迎えられ、バギーでザバライへ。宿泊前日には、到着時間やリクエスト確認の連絡もあり、安心感がありました。

チェックインまでの時間は、海辺の マクファーランドハウス でランチ。チェックイン後は客室へ。100㎡を超える広くて美しい客室にとてもワクワクしました。

ザバライ・ホアヒン
可愛いお花で作られたウェルカムメッセージ

リビングでのチェックインでは、バトラーが客室の利用方法や滞在中の注意点を丁寧に説明。ホアヒンのお土産について質問すると、必要な情報を調べ、グラブで取り寄せできるようサポートしてくれました。

チェックイン後、予約していたスパで2時間のトリートメント(詳細は別記事参照)。ホアヒンで同等クラスのスパを個別に予約すると、60分で3,000〜5,000バーツ(15,000〜25,000円)程度が相場です。それを考えると、宿泊料金の中にスパの料金が含まれているのは、決して割高ではありません。

バライスパ・ホアヒン
ザバライの宿泊料金には一人60分のスパトリートメントが含まれる
バライスパ・ホアヒン バライスパ|ホアヒンで体験する建築美と癒しの極上スパ

施術後は海辺でカクテルタイム。ハイアット・リージェンシーのクラブラウンジも利用可能ですが、混雑していたためマクファーランドへ移動。プレディナーコースが充実していたので、そのままディナー代わりにしました。

マクファーランドハウス
プライバシーが保たれた海辺のレストラン「マクファーランドハウス」

食後は客室でバスタイム。事前に時間を伝えると、バトラーがミルクバスを部屋まで用意してくれます。担当者は時間帯や日によって変わりますが、どの方も優しくて丁寧でした。

ザバライ・スイート・ミルクバス
バトラーさんに予めお願いした時間にミルクバスを準備してもらえる

翌朝は快晴。ビーチを散歩すると虹がかかる美しい光景。朝食はマクファーランドでゆっくりいただき、朝日が水面に反射する景色に心が洗われました。にぎやかなビュッフェを期待する人には向きませんが、静かに一日の始まりを楽しみたい人には、理想的な朝食です。

ホアヒンビーチ
ホアヒンビーチを散歩中に虹が見えた

朝食後は少し休憩し、お昼前にチェックアウト。滞在中は静かに過ごせ、要所要所でバトラーやスタッフのサポートがあり、心地よく自分の時間に集中できました。なお、滞在中は「観光を詰め込む」より、ホテル内で完結させる予定を組んだ方が満足度は高くなります。

マクファーランドハウスでの食事の詳細は こちら のページで紹介しています。

マクファーランドハウス ホアヒン マクファーランドハウス ホアヒン|歴史的建築と海風を楽しむ「ザ・バライ」のレストラン

ザ・バライスイート宿泊特典|滞在中に体験できる贅沢なサービス

ザ・バライスイートに宿泊すると、スイートならではの特別なサービスと体験が用意されています。滞在中は、客室でのプライベートな時間とスパ、そして施設全体の心地よさを存分に楽しむことができます。以下に主な特典をまとめました。

毎日の朝食

マクファーランドハウスで栄養満点の朝食を提供。平日は6:30〜10:30、週末は6:30〜11:00まで楽しめます。ゆったりと海辺の景色を眺めながら、1日の始まりを優雅にスタートできます。

マクファーランドハウス・朝食
ヘルシーで美味しいオーダー式ビュッフェの朝食

スパトリートメント(60分・2名分)

滞在中毎日、2名分のマッサージを体験できます。1名で宿泊の場合は一人で2時間の利用にできます。ザ・バライのスパトリートメントは、伝統的なタイ療法と現代的なウェルネスアプローチを融合しており、身体と心をしっかりとリフレッシュできます。

パーソナルバトラーサービス

専任のバトラーが滞在中ずっとサポート。客室の利用方法やレストラン予約、アクティビティの案内など、必要なサポートを静かに提供してくれます。

インスイート・アロマスチーム&ミルクバス

バトラーが専用で準備する、香り豊かなスチームとミルクバスで至福のリラックスタイムを。施術後や夕方のリフレッシュに最適です。

ザバライ・スイート・バトラーサービス
バトラーさんは滞在中の良きサポート役

カクテル&軽食サービス

毎日17:00〜19:00、マクファーランドハウスまたはリージェンシークラブラウンジにて、前菜やスナック、カナッペ、ホット・コールドドリンクを無制限で楽しめます。ディナー前のひとときや軽食代わりにも便利です。

ミニバーのノンアルコール飲料

客室のミニバーにはノンアルコール飲料が揃い、毎日補充されます。好きなタイティーやジュースを手軽に楽しめるのも魅力です。

ザバライ・ウェルカムサービス
お菓子やフルーツなどの差し入れも充実

アイスクリームサービス

リージェンシークラブラウンジで毎日15:00〜16:00に提供される、ひんやりとしたアイスクリーム。午後のティータイムやスパ後のデザートにぴったりです。

ラグジュアリーソルトプールでのひととき

トランクイリティコートにある塩水プールで、穏やかな水の感触と静かな時間を楽しめます。屋外ながらプライベート感のある空間です。

ランドリーサービス

滞在中は毎日2点までの洗濯が無料で利用可能。長期滞在でも快適に過ごせます。

マクファーランドハウス
今回は1泊だけだったが、長期で滞在できたら素敵だろうなぁ

まとめ|ザバライ ホアヒンとハイアットの選び分け

ザバライは アダルトオンリー のリゾートで、ファミリーや子連れにはハイアット・リージェンシーの方が向いています。また、賑やかに過ごしたいグループにも不向きです。

その代わり、ザバライは 静かに自分自身と向き合い、内面を整える滞在 に最適。女性の一人旅やカップルに特におすすめです。前回ハイアットでスパのみを利用した際には、サービスや環境の落ち着きに違いを感じましたが、ザバライに宿泊すると、建築家 レック・ブンナーク氏 のデザインが生み出す神秘的な空間と、プライバシーに配慮された静寂を存分に堪能できます。

ザバライ・ホアヒン
自分の内面を静かに見つめ直す時間になった

滞在中はバトラーやスパスタッフのさりげないサポートにより、心地よく自分の時間に集中できます。まさに自分自身を見つめ直す静かで贅沢なウェルネス体験 として、ザバライならではの価値を感じられる滞在でした。ザ・バライは派手さはありませんが、滞在後に「ここにして正解だった」と感じるホテルです。

ザバライ ホアヒン
プライバシーが保たれたザバライのエントランス

ザ・バライ (ハイアット・リージェンシー・ホアヒン内)の基本情報

THE BARAI at Hyatt Regency Hua Hin
住所:91 Hua Hin - Khao Takiap Road, Hua Hin, Prachuap Khiri Khan 77110 Thailand
アクセス:バンコクより車で約3時間

宿泊予約はAgoda または Booking.com からも可能です。まずハイアット・リージェンシー・ホアヒンを検索し、お部屋のタイプは「The Barai Balcony Suite」又は「The Barai Pool Suite」を選びます。

ザバライ ホアヒンの地図

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