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プーケットから車で約1時間半、アンダマン海に面したカオラックに、知る人ぞ知る隠れ家リゾート「ザ・サロジン」があります。
手入れの行き届いた広大なガーデンに64棟のビラが点在し、自然音だけが響くオープンエアのスパ、アラカルトで楽しむ朝食、地中海料理のディナーと、滞在のすべてが丁寧に設計されています。
華やかなリゾートとは一線を画す、静かで上質な時間を求める大人にこそ訪れてほしい場所です。
ザ・サロジンの宿泊情報
※料金・条件は各予約サイトにてご確認ください。
大人の隠れ家 ザ・サロジン
ザ・サロジンが位置するカオラックは、プーケット国際空港から車で約1時間半、パンガー県のアンダマン海沿岸に広がるリゾートエリアです。
プーケットと比べると開発は穏やかで、豊かな自然が色濃く残っています。
ザ・サロジンはそのカオラックに2005年10月に開業した、ガーデンを中心に設計された全室ビラのリゾートです。


近年は定評あるリゾートして開発が進んでいるカオラックですが、プーケットと比較すればまだまだ開発が進んでいないため、素朴で人里離れた雰囲気です。
そんな中で、ザ・サロジンの施設やサービスはラグジュアリーで、洗練さと快適さを備えています。また、スタッフもフレンドリーで、アットホームで居心地がとてもよいのです。
自然あふれる極上の空間で、静かにゆっくりと過ごしたい方にぴったりな大人の隠れ家リゾートです。


ビーチよりもガーデンが中心のリゾート
ザサロジンはビーチのすぐそばにありますが、実際にはリゾートの中心にあるのは、手入れの行き届いた大きなガーデンだといえます。
ホテルのロビーに到着すると、たくさんの睡蓮の花と美しい庭の眺めに迎えられます。
この大きな庭を取り囲むように、64棟のゆったりと大きめのビラが点在していて、レストランやプールも庭の中にあります。

ザ・サロジンのオーナーは、シンガポール在住のイギリス人女性だそうです。当時まだ全く開発されていなかったカオラックが気に入って、美しいリゾートを創り上げました。
リゾートの中心がガーデンなのは、庭が好きなイギリス人だからなのかなぁと想像しています。

カオラック 再生の試練を担った ザ サロジン
ザサロジンの開業準備が着々と進み、10日後に開業を控えた2004年12月26日、あの悪夢のスマトラ沖大地震が発生しました。
アンダマン海に面したカオラックには、高さ10メートルを超える大津波が押し寄せ、人々の生命と暮らしを一瞬にして奪い去りました。
当時、日本人に人気の観光地であるプーケットの惨状が大きく報道されましたが、実はカオラックはプーケットを上回るほどの大きな被害を受けていたのです。

ザ・サロジンももちろん津波に襲われ、開業どころではなくなってしまいました。
しかし、当時100名もいた従業員の暮らしを支え、カオラック地域を再生させることが使命だと考えたリゾートのオーナーは、従業員の雇用を維持し、地域再生のための基金を創設しました。
津波の前からずっとリゾートに留まり、一緒にホテルの開業と地域再生に従事した従業員は53名に上るそうです。
当時の従業員の献身を讃えるため、リゾートの各ビラには一人一人の従業員の名前がつけられています。
又、当時創設された「ザ サロジン・カオラック・コミュニティ・ファンド」は現在も存続し、様々な地域貢献活動を継続しているそうです。

津波発生直後は、観光客がプーケットやカオラックを訪れなくなってしまい、地元の観光産業に従事する人々はとても苦労していました。
現在、津波の記憶が次第に薄れ、再び多くの観光客が訪れるようになったことは、嬉しいことではあります。
でも、忘れたい記憶である一方で、惨状の中で苦労して耐え抜いた人たちを忘れさせまいとするザ・サロジンのオーナーの意思は、毅然としていて、とても素晴らしいと思いました。

部屋に籠もりたくなる快適なビラ
今回私が泊まったのは、ガーデンレジデンスというビラです。寝室からは緑が眩しいガーデンの眺めが楽しめます。ガーデンレジデンスは最も小さいサイズのビラとはいえ、95㎡もの広さがあります。
ナチュラルな木目の寝室は、自宅にいるような快適さです。さらに、広々としたバスルームがとても素敵でした。まるで部屋の中にインドアガーデンがあるような開放的でユニークなデザインなのです。
チェックイン後、部屋に入るとバスタブにはたくさんの花びらが浮かべてありました。


私がリゾートに滞在したのは8月の雨期で、あいにく雨続きでビーチにもどこにも行けずじまいでした。
ただ、こんな素敵なお部屋だったので、のんびり部屋で籠もって存分にリラックスすることが出来ました。
雨季のリゾートは料金がハイシーズンの半分ほどになりますから、極上リゾートで籠もるというのは、タイの雨季ならではの楽しみ方です。
とはいえ、もし晴れたら、ビラの前にある東屋のデイベッドで、のんびりと読書やお昼寝を楽しめたかもしれません。
やっぱりずっと雨だったのはちょっと残念だったので、次回はリベンジで乾期(12〜4月)に泊まりに来たいなぁと思ってます。


ザ・サロジンの宿泊情報
※料金・条件は各予約サイトにてご確認ください。
朝食は海辺のレストラン「エッジ」で
ザサロジンには、エッジ(Edge)というビーチのそばのレストランがあります。タイ料理のディナーが楽しめるほか、バーもあって、昼間は海を見ながらゆっくりとドリンクが楽しめます。朝食もここで頂きました。

ザサロジンの朝食は、ブッフェが一切なく、全てアラカルトでテーブルにサービスしてくれます。しかも何をどれだけオーダーしても料金は同じです。
ホテルの側からすれば、ブッフェなら手間もコストもかからないという事情もあり、朝食ブッフェを提供するホテルが多いです。
ただ個人的にはアラカルトで好きなメニューを選べて、テーブルに出来たてをサービスしてくれる方が、断然サービスのグレードが高いと感じます。
ザサロジンでは、久しぶりに大満足の朝食が頂けました。

自然と一体になれるパスウェイズスパ
ザサロジンのパスウェイズスパ(Pathway Spa)は、国際的に高く評価されているため、是非試してみたいとずっと思っていました。
ビラ形式のトリートメントルームはたった4室しかなく、オープンエアで壁もエアコンもありません。木々の緑に囲まれ、風や波や雨の音がそのままBGMになって、自然と一体になれる究極のトリートメントが楽しめます。

地中海料理レストラン「ファイカス」のディナー
ファイカス(Ficus)は、ザサロジンのメインダイニングで、地中海料理のディナーが楽しめます。
ガーデンにあるイチジクの木の下にあることから、イチジク=ファイカス(Ficus)と名付けられています。
ガラス張りのモダンなレストランからは、美しいガーデンが一望出来ます。今回はテイスティングコースを試してみました。

カオラックの緑と風の中で過ごすザ・サロジンの時間は、穏やかで満ち足りたものでした。
派手な演出はなくても、ビラの居心地のよさ、丁寧にサービスされるアラカルトの朝食、自然音だけが響くスパ。細部のひとつひとつに、このリゾートのこだわりが静かに宿っています。
プーケットの賑わいに少し疲れたら、ザ・サロジンという選択肢をぜひ。
乾季の青い空の下で、またいつかここに戻ってきたいと思っています。

ザ・サロジンの基本情報
The Sarojin
住所:60 Moo 2, Kukkak, Takuapa, Phang Nga 82190 Thailand
アクセス:プーケット国際空港から車で約1時間半
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