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タイマッサージ ワットポー で本格マッサージ体験
ワットポー タイマッサージ センター(Chetawan Health Center )は、巨大な寝釈迦仏像で有名なワットポーの敷地内にあります。
タイといえばタイマッサージといわれるほど有名です。街を歩いていると、どこにでも小さなタイマッサージ店がたくさんあります。また、そうしたローカルのマッサージは料金も格安です。
タイマッサージは、2019年にはユネスコ世界無形文化遺産にも指定されました。
このタイマッサージがタイ全国、いえ世界的に普及するきっかけとなったのが、このワットポーなのです。ワットポーの敷地内には、ワットポー・タイ伝統医学マッサージ学校(Wat Pho Traditional Medical & Massage School)があり、併設のマッサージセンターで、タイマッサージを体験することができるんですよ。
先日、タイマッサージの総本山ともいえるワットポーでの本格的なマッサージを体験してきました。
ワットポーに着いたらまずタイマッサージの予約
まず、ワットポーの入り口で寺院入場料200バーツを払って敷地内に入ります。
その後、真っ先にマッサージセンターに行き、マッサージの予約をしましょう。待ち時間が長い場合は、待っている間に寺院内の見学をした方が、時間的に効率的だからです(後で知ったのですが、事前に電話で予約することも可能なようです)。
マッサージセンターは、入り口から一番離れた奥の方にあります。寺院内の多くの美しい仏塔には目もくれず、一目散にマッサージセンターを目指します。
センターに到着すると、建物の前にメニュー表が出ていたので、料金などを確認。私は1時間のタイマッサージ(480バーツ)を受けることにしました。料金はクレジットカードで支払いが可能でした。
その日は金曜日の午後2時ごろでしたが、受付で予約をすると、ちょうど1時間半待ちとのこと。「1時間後に戻って来てね」と言われ、予約番号札をもらいました。マッサージの予約完了。ようやくワットポー内の散策に出発です。
ワットポー内のタイマッサージ博物館
ワットポーといえば、巨大な寝釈迦仏像が有名ですが、他にもたくさんの見どころがあります。
特にタイマッサージに関係あるのは、最近できた「タイマッサージ博物館」です。2019年にタイマッサージがユネスコ無形文化遺産に指定されたことをきっかけに新しく設立されたそうです。タイマッサージの歴史やタイ伝統医学に関する様々な展示があります。
実は、タイマッサージはもともとタイ医学の治療方法の一部でした。タイ医学は、2500年以上前の古代インドの伝統医学であるアーユルヴェーダが伝わり、タイ独自の伝統医療として確立されていったものです。
アユタヤ時代からすでにタイの王宮内で発達していたタイ医学ですが、当初その知識は師匠から弟子への口頭伝承によるものでした。
バンコクに王都が移ると、タイ国王ラーマ1世は、王宮の敷地に隣接するワットポーに、タイ医学の知見を集結させるよう命じます。そして、誰もがタイ医学を学べるよう、石盤に刻み込んだ教書やタイマッサージやルーシーダットンというタイ式ヨガの型を学ぶための像を作らせたのです。
その後、ラーマ3世の時代にワットポーの改修が行われ、現在のワットポーの敷地で見られるように、金属製の銅像に作り替えられました。
さらに1956年には、当初難解なパーリ語で書かれていた石盤の教書が、平易なタイ語に翻訳され、本当の意味で誰もがタイ医学を学べる体制が整います。
いよいよタイマッサージ体験
寝釈迦仏やタイマッサージ博物館を見学しているうちに、あっという間に1時間が過ぎてしまったので、マッサージセンターへ行きました。
番号札を見せて座って待っていると、担当のマッサージ師が登場。ワットポーでの経験が18年というベテランの男性マッサージ師でした。
マッサージセンターの内部は、仕切りのない広いスペースに、ぎっしりと施療用のマットが並べられています。施療の前に、簡素な更衣室で専用のウェアに着替えます。
最低限のサービスしかなく、足も洗わずいきなりマッサージがスタートしました。
マッサージはさすがワットポーのベテラン!実に絶妙な力加減で、ツボを正確に押してくれて、マッサージ後は体が一気に軽くなりました。私はタイ在住20年で、受けたマッサージの回数は数えきれないほどですが、今回はまさしくベスト5に入る腕前でした。
再度着替えて、帰り際にチップを100バーツ渡しました。ドリンクサービス等はありませんが、小さなペットボトルのお水をくれます。
ワットポー周辺のマッサージもおすすめ
観光客が多い場所でのマッサージで、料金は多少高めですが、施療技術のレベルが高く、とても満足しました。何より、タイマッサージの総本山というだけで、何となくプレミアムな感じがしますよね。
ワットポー タイ伝統医学マッサージ学校はたくさんの支店があって、ワットポーの周辺のターティアン地区だけでも5店あります。「ワットポーの見学をせず、マッサージだけ受けたい」という場合は、ワットポー周辺の支店に行くといいでしょう。
ワットポータイマッサージセンターの基本情報
ワットポー・タイ伝統医学マッサージ学校ワットポー校 Massage pavilion @ Wat Pho temple 住所: 2 Sanam Chai Road, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 営業時間:8:00〜18:00(最終受付時間は17:00) 料金:ワットポー入場料200バーツ、マッサージ30分 320バーツ〜 アクセス:MRTサナームチャイ駅から徒歩10分 公式サイト:https://www.watpomassage.com