ヴァーティゴ ＆ ムーンバー ：バンヤンツリーホテルのルーフトップバー

煌めくバンコクの街の上空に浮かぶ ヴァーティゴ ＆ ムーンバー 

ヴァーティゴ & ムーンバー  (Vertigo & Moon Bar)は、バンコクのビジネス街にあるバンヤンツリー ホテル(Banyan Tree Bangkok)の61階にあるルーフトップバーです。正確には、レストランとバーに分かれていて、レストランの名前が「ヴァーティゴ」、バーの名前は「ムーンバー」です。ホテルの屋上なのに、洗練された町中のレストランにいるような錯覚を覚えるでしょう。都会的でロマンチックなルーフトップバーです。

61階のルーフトップに行くには、ホテルのロビーからエレベーターに乗りますが、エレベーターのボタンは59階までしかありません。59階でエレベーターを降りたら、階段で61階の屋上まで歩いて上っていきます。屋上に出ると、屋上のほとんどはヴァーティゴ レストランが占めていて、東側の先端にムーンバーがあります。バンヤンツリー ホテルの建物は、上から見ると東西に長く細い長方形をしています。そのため、ルーフトップも全体が細長く両サイドの夜景がすぐに一望できます。まるでバンコクの街の上空に浮かぶ船にでも乗っているような気分になります。

ムーンバーに新たな人気スポット「ムーンウォーク」がお目見え

以前ムーンバーは西側の先端にあったため、サンセットタイムを楽しむにはぴったりだったのですが、2019年の改装後に東側に場所が変わりました。今は、日が沈んで月が明るくなる夜には、ムーンバーの名前の通り、月明かりの下でドリンクが楽しめるようになりました。また、今バンコクで人気のある床から下が透けて見える、スリル満点のグラスウォークが出来て、人気の撮影スポットになっています。ムーンバー からは、ヴァーティゴを見下ろしながら、さらにその両側に煌くバンコクの夜景が一望でき、その美しさは言葉では言い表せないほどです。

ムーンバーは、世界的に有名なルブアホテルのスカイバーと並んで、バンコクの二大ルーフトップバーのため、いつも非常に込んでいます。但し、スカイバーがスタンディングバーなのに対し、ムーンバーはテーブル席があるので、バーのみを利用するなら、こちらの方がゆっくりと出来ると思います。また、込んでいてすぐに席が見つからないこともありますが、ドリンクのみなので客の回転が速く、少し待てばたいてい座ることが出来ます。

カジュアルに食事が楽しめるようになったヴァーティゴ

ルーフトップバーの大半を占有しているレストラン ヴァーティゴでは西洋料理が楽しめます。以前は、ルーフトップでの食事は、結構強気な料金設定でしたが、それでも外国人観光客にはとても人気のレストランでした。新型コロナウイルスの影響で2020年3月からしばらくクローズしていましたが、再開後の2020年7月現在、以前よりもカジュアルなメニューに一新され、気軽に利用できるようになりました。コースメニューなら、前菜・メイン・デザートの3品のコースが1599バーツ、スープも加わった4品コースが1999バーツです。私は3品のコースを選びましたが、前菜は2品、メインとデザートは4品から好きなものを一つ選ぶことが出来ました。料理そのものは一般的な西洋料理で、特に印象的というわけでもなく、可もなく不可もなくという感じでした。食事よりも景色を楽しむことを目的に行った方がいいでしょう。

ヴァーティゴ ＆ ムーンバー の基本情報

Vertigo & Moon Bar
住所：61st Floor, Banyan Tree Bangkok, 521/100 South Sathon Road, Sathon, Bangkok 10120, Thailand
営業時間：17:00～01:00
ドレスコード：スマートカジュアル（短パン、サンダルは不可）
アクセス：BTSサラデーン駅より徒歩15分、又はMRTルンピニ駅より徒歩10分
ウェブ： https://www.banyantree.com/thailand/bangkok/dining/vertigo
マップ：