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予約の取れないタイ家庭料理レストラン Baan Nual (バーンヌアン)
Baan Nual(バーンヌアン)は、バンコクの家庭料理を提供する大人気のタイ料理レストランです。2017年にカオサン通りに近いバーンラムプーに開店し、瞬く間に予約が取れない大人気のレストランになりました。
その後、2023年6月に王宮近くにあるフアンナコン通りに移転し、新装オープンしたばかりです。
Baan Nual(バーンヌアン)は20人も入れば満席の小さな家庭的なレストランです。まるで誰か知人の家を訪ねていったようなアットホームな雰囲気が魅力です。
2023年7月、新装オープンして間もないころ、絶対取れないと思って諦めていたBaan Nualで幸運にも食事する機会が訪れました。その時の食事の様子をご紹介したいと思います。
Baan Nual(バーンヌアン)の予約方法
実は、2017年のBaan Nual(バーンヌアン)の開店当初から、いつか食事に行きたいと思っていたのですが、気づいたら予約困難なレストランになってしまい、ずっと行くチャンスに恵まれませんでした。
席を予約するには、お店のインスタグラムで発表される予約開始の告知に従って、インスタグラムのDMから申し込みをしなければなりません。しかも、インスタグラムは全てタイ語で書かれています。
予約受付開始と同時に申し込みが殺到するので、運よく予約が取れたとしても、自分の希望する日時になるかどうかの保証はないし、何ヶ月も先になることも覚悟しなければなりません。
あるいは、本当に運が良ければ、予約していた人が急にキャンセルになった時に、順番が早く回ってくることもあるでしょう。
今回は、Baan Nual(バーンヌアン)をよく知る友人が、新装開店するずっと前から予約してくれていたため、食事の機会に恵まれました。もし自分で手配していたら、絶対に無理だったと思います。
ちなみに、食事に行った7月の時点で、すでに年内の予約がいっぱいということだったので、その凄さがわかると思います。
子供の頃から親しんだバンコクの家庭料理
Baan Nualは、バンコク出身の姉弟が二人で経営しています。子供の頃から家で料理の手伝いをしていた姉のユワラットさん(通称ユさん)が調理を担当。弟のシティサックさん(通称トミーさん)は元フードスタイリストとして雑誌などの仕事をしていた経験があります。
ユワラットさんが作るのは、子供の頃から食べ慣れたシンプルかつ極上のタイ家庭料理。二人が子供の頃は、祖母、母、乳母の3人が食事を作ってくれたのだそうです。
モン人だったお祖母様が作る典型的なバンコクらしいマイルドな料理、海辺の街マハーチャイ出身のお母様が作る新鮮な魚介類を使ったスパイシーな料理、トンブリに住むもう一人のお母様(乳母)の作るシンプルな炒めご飯など、それぞれに特徴がありました。
ユワラットさんは、そんな3人が作ってくれた家庭料理のレシピを継承しつつ、自身のオリジナル料理も追加しながら、いろいろな料理を作ってくれます。
Baan Nual(バーンヌアン)の新しい店舗
以前バーンラムプーにあった最初のお店は、木造高床式の典型的なタイの古民家でしたが、新しいお店は通りに面した小さなショップハウスでした。地下鉄(MRT)のサムヨート駅から歩いて行ける場所にあります。
以前のお店よりは大きくなったとはいえ、20名ほどでいっぱいになりそうな小さな店内は、レトロモダンな内装で、オープンキッチンで調理をしているユワラットさんの姿がよく見えます。ユワラットさんも調理をしながら、お客さんと和やかに話をしています。
ユワラットさんもトミーさんも、とても明るくてフレンドリーな方でした。その日初めて会ったにもかかわらず、気さくに話しかけてくれて、居心地の良さを感じました。
Baan Nual (バーンヌアン)のメニュー
Baan Nual(バーンヌアン)では、料理をあらかじめ予約しておかなければなりません。予約当日の2週間前にお店からメニューが送られてくるので、その2日後の午後4時までに注文と支払いを済ませておきます。この期限を守らないと予約がキャンセルになってしまうので、注意が必要です。
メニューは40種類以上あり、一品の価格は350〜1,100Bまで幅がありますが、最も多い価格帯は500〜700Bです。
ちなみに店内では飲み物のサービスはありません。自分たちでビールやお水などを買って持ち込み、グラスだけお店で貸してもらう方式です。
まずはずらりとテーブルに並んだおかずの一部をチラッとご紹介しましょう!どれも本当に美味しかったのですが、個人的に一番気に入った4品のおかずはこちらです。
他にも初めて食べる料理がずらりと並びました。どの料理もどちらかといえば辛さを控えたマイルドな味付けで、素朴ながらも絶品揃いでした。
Baan Nanl(バーンヌアン)の人気の秘密
ユワラットさんに「Baan Nual」のお店の名前の由来を聞いてみると「味付けが滑らか(Nual)だから」とのこと。「Nual(นวล)」はタイ語で滑らかという意味、ちなみにアルファベットのLはタイ語の末子音ではNの発音になります。
バンコクらしいマイルドな味付けの料理が得意だったお祖母様の影響が強いということなのかもしれませんね。
この日は12人という大人数で食事に行ったため、頼んだ料理はなんと14種類でした。お会計は一人1,500バーツ(約6,000円)。こんな有名店で、料理もとびきり美味しいのに、料金が良心的なのも嬉しい驚きです。
ただ、人数が多かったので1種類を2皿ずつ注文したのですが、さすがに量が多すぎて、全部食べ切ることができませんでした。余った料理はパックに入れてもらい、テイクアウトにしました。
最後にみんなで記念撮影。なんとその日のうちに、お店のインスタグラムにポストされていました!
料理の美味しさはもちろん、ユワラットさんとトミーさんの明るくて気さくな人柄が、食事をさらに楽しくしてくれるのも、Baan Nual(バーンヌアン)の人気の秘密なのでしょう。
こちらの記事もご参考に!
バンコク タイ料理 レストラン お洒落で美味しいお店 8選Baan Nual (バーンヌアン)の基本情報
Baan Nual:บ้านนวล
住所:37 Fueang Nakhon Rd, Wat Ratchabophit, Phra Nakhon, Bangkok 10200
営業時間:17:00〜 20:00
定休日:月曜日・火曜日
インスタグラム:@baannual37
予約方法:インスタグラム(@baannual37)上で予約受付情報を確認の上、DMで予約してください。予約が取れたら、2週間くらい前にメニューが送られてくるので、2日後の16時までに注文と支払いを済ませます。
その他:飲み物は自分たちで用意して持ち込んでください。但し、ワインは1本につき300Bの持込料がかかります。
Baan Nual (バーンヌアン)のマップ
参考サイト The Cloud. (2020, May 30). Baan Nual [บ้านนวล]. retrieved from https://readthecloud.co/baan-nual-bangkok/(閲覧日:2023, Nov. 11)