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- フォーシーズンズ・ホテル・バンコク宿泊記
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの特徴
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのデザインコンセプト
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクにチェックイン
- デラックス・リバービュー・ルームの客室
- 「フルリバー・ビュー」の客室を予約するには?
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのスパ
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのプール
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのレストラン・バー
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの朝食
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコク周辺の交通
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクをおすすめしたい人
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの基本情報
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのマップ
フォーシーズンズ・ホテル・バンコク宿泊記
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの正式名称は、フォーシーズンズホテル・バンコク・アット・チャオプラヤー・リバー(Four Seasons Hotel Bangkok at Chao Phraya River)。2020年に、バンコクの中央を流れるチャオプラヤ川沿いに開業したホテルです。
滞在型アーバンリゾートホテルとして、ホテル内のダイニングやウェルネス施設がとても充実しているのが特徴。
2023年7月、初めてホテルに宿泊するチャンスがありました。大都市バンコクとは思えないリゾートっぽい雰囲気で、スパやプールを存分に楽しみました。
「とにかくホテルステイを楽しみたい」、「観光よりもゆっくり休んでリフレッシュしたい」という方にぴったりのホテルだと思います。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクに実際に宿泊してみてわかった、ホテルの特徴や魅力などをまとめてみました。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの特徴
ホテルの場所は、チャオプラヤ川沿いに南北に走るチャルンクルン通りの南側に新しく開発された複合施設内にあります。施設の周囲はいたってのんびりとした下町的な雰囲気です。
敷地内には、フォーシーズンズ・ブランドのプライベート・レジデンス(いわゆるタワマン)や、フォーシーズンズホテルをさらに上回る超ラグジュアリーブランドのカペラバンコクというホテルが立ち並び、現在バンコクで最も注目されているハイエンドなエリアです。
実は、ホテルから最寄り駅までは徒歩13分と、公共交通機関の利便性は良いとはいえず、ホテルの周辺にもあまり見どころがありません。その分、滞在型アーバンリゾートホテルとして、ホテル内のダイニングやウェルネス施設がとても充実しているのが特徴です。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのデザインコンセプト
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクは、建築デザインの素晴らしさがとても印象的です。チャオプラヤー川沿いにあるため、ホテルと中庭やロビーなど、至るところに水を使ったデザインが施され、ホテルと川との一体感を強調しています。ホテルの中にいると、常に水が近くに存在していて、リラックスした気持ちになります。
もう一つのコンセプトは、コンテンポラリー・アート。パブリックエリアや客室には、多くのアート作品が飾られています。しかも、ホテル内にはバンコク・コンテンポラリー美術館(MOCA Bangkok)とコラボする本格的なアートギャラリーもあって、最新のアートを気軽に楽しむことができます。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクにチェックイン
それでは、私が2023年7月に実際に宿泊した時の様子をご紹介しましょう。宿泊当日は、タクシーでホテルに朝9:00に到着。コンテンポラリーなデザインの明るい雰囲気のロビーに降り立ちます。
フロントでのチェックインはスムーズで、すぐに客室に案内してくれました。実は、チェックインは通常15:00なので、荷物をフロントに預けてホテル内で過ごそうと考えていました。ところがラッキーなことにアーリー・チェックインができるとご案内いただき、9時から客室を利用させていただきました。
デラックス・リバービュー・ルームの客室
今回私が利用したのは、デラックス・リバービュー・ルームという客室です。「リバービュー」といっても、実際には「パーシャル(一部)」リバービューで、部屋の一部から川が見えます。そのため、リバービューのお部屋の中では料金的には一番リーズナブルなカテゴリーです。
案内していただいたのは、12階建てのホテル棟の9階のお部屋でした。客室のデザインは全体的に奇をてらったところがなく、落ち着きがあります。部屋の設備やアメニティ類も、ホテルの格に合った上質なものをきちんと揃えているという印象でした。
部屋からの眺め
客室に一歩入って最初に目に入ってきたのは、カーテンを開いた大きな窓から見えるホテルの隣に建てられた「フォーシーズンズ・レジデンス」という高層マンション。「あれ?川の眺めは???」とちょっと焦りましたが、窓に近づいて角度を少し変えると、かろうじて川がちゃんと見えました!窓のそばのデイベッドは、チャオプラヤ川がちょうど見える位置に配置されています。
もし客室の窓いっぱいに川の眺めを楽しみたいなら、あと少し追加料金を支払って、「プレミア・リバービュー・ルーム」を予約しなければなりません。部屋のカテゴリーについては、後ほど詳しく説明しますね。
ウェルカム・サービス
窓のそばのデイベッドのそばには、氷をいっぱい入れたワインクーラーに入ったオリジナルのアイスティーのボトル。カクテルグラスと乾燥ライムも添えられ、とてもお洒落な雰囲気です。
窓のそばにワーキングデスクがあり、デスクの上には、ホテルのパティシエ特製のスイーツのサービス。これが半端なく上品なテイストで、本当に美味しかった!バーコーナーにはもちろんコーヒーやお茶のセットがあります。
ユーティリティ
できたばかりの新しいホテルなので、客室内の設備は快適そのものでした。もちろん、カーテンの開閉や室内の調光などは、ベッドサイドのボタン1つで簡単に操作できます。館内案内はすべて備え付けのタブレットで調べられるようになっていました。
また、客室のカードキーの裏側のQRコードを読み込むと、LINEやWhatsAppなどのチャットアプリを使って、館内のレストランやスパの予約、リクエストや質問など、ホテルのスタッフとすぐにコミュニケーションできるようになります。これが意外と便利でした。
ちなみに、フォーシーズンズ・ホテル・バンコクは、現時点では日本人スタッフはいないため、英語でのコミュニケーションが必要になります。
バスルーム
バスルームは、二人で同時に使える洗面台、シャワールーム、トイレ、バスタブがあります。周囲を引き戸で開け閉めするタイプで、開放感があるし、クローゼット側にもベッドルーム側にも開くので、動線がよく使いやすかったです。
「フルリバー・ビュー」の客室を予約するには?
1)3種類の客室の眺め
ホテルを予約する時、一番気になるのが、客室からの眺めではないでしょうか。今回は、「パーシャル(一部)リバービュー」のお部屋に泊まりました。ただ予算的に許せば、客室から川がバーンと見える「フル(全)リバー・ビュー」のお部屋が一番おすすめだと思います。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの客室は299室ですが、全室がリバービューというわけではありません。お部屋のカテゴリーは10以上あり、「フルリバー・ビュー」のお部屋は全体の25%のみ。
客室から川が一望できる「フルリバー・ビュー」の客室を確保したい場合、予約する時にお部屋のカテゴリーをしっかり確認することをおすすめします。
2)2つのホテル棟の特徴
ホテル棟は、チャオプラヤ川側とチャルンクルン通り側の2つがあります。ご参考に、各ホテル棟の特徴を簡単にまとめておきますね。ちなみに、フォーシーズンズ・ホテル・バンコクには、クラブ・ラウンジはありません。
チャルンクルン通り側のホテル棟(ガーデン・ビュー)
- 客室の眺めはすべて「パーム・コートヤード」と呼ばれる中庭のガーデン・ビュー。
- 料金はチャオプラヤ川沿いのホテル棟よりもリーズナブル。
- フィットネスやスパが揃う「アーバン・ウェルネス・センター」を併設。
- レストランやプールから離れているので比較的静か。
チャオプラヤ川側のホテル棟(リバー・ビュー)
- 客室からの眺めは「フル(全)リバー・ビュー(Full River View)」と「パーシャル(一部)リバー・ビュー(Partial River View)」の2タイプ。
- 「フルリバー・ビュー」で最も料金がリーズナブルな客室は「プレミア・リバー・ビュー」。
- ホテル内のプールやレストランは、チャオプラヤ川側に集まっているので、食事やプールに行きやすい。
- プール直通のエレベーターが利用できる。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのスパ
今回滞在中に楽しみにしていたのは、オープンしたばかりのフォーシーズンズ・ホテル・バンコク・スパ。ホテル内のアーバン・ウェルネス・センターの中にあります。
スパとフィットネスが一体になった広大なウェルネスセンターは、心身の健康を整え、トータルな癒しを提供するための最新設備が揃っています。
2020年のホテル開業当時は、新型コロナウイルスが絶賛大流行中。そのため、感染リスクの高いスパはまだサービスを開始していませんでした。
2022年10月時点もまだスパはクローズしていましたが、2023年7月にはオープンしていたので、ようやく利用することができました。
タイ発のラグジュアリー・スパ・ブランド「スッタナー(SUDTANA)」のプロダクツを使用した、スパマネージャーおすすめのフェイシャル・トリートメントも体験。美容面はもちろん、心身ともも癒やされ、とても充実したトリートメントでした。
スパサービスでは定評のあるフォーシーズンズホテルのバンコクの最新スパの様子は、別のページで詳しくまとめたので、ぜひ参考にしてください。
フォーシーズンズホテル・バンコク・スパ体験記フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのプール
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクには、リバーサイドに美しくデザインされた大きなプールがあります。プールの周りはいつも人がたくさんいて、子供たちの歓声も上がってとても賑やかです。
部屋で水着に着替えて、プール直通のエレベータを使ってプールサイドへ。プールのそばにあるロッカールームでバッグなどを預けて、スマホと本だけ持って空いているチェアを確保しました。
すぐにスタッフがバスタオルとお水を持ってきてくれます。分厚いマットのついた快適なチェアにタオルを敷いてもらい、まずはお昼寝。リゾート気分満点です。
プールサイドではドリンクや軽食を頼むこともできるので、ここでランチを食べることもできます。今回のホテル滞在中、空いた時間があるとすぐにプールサイドに行ってくつろいでいました。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクのレストラン・バー
1)ホテル内のレストラン・バー
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクは、人気のレストランやバーが揃っています。特に、バンコクで初めて中華料理でミシュラン1つ星を獲得した「Yu Ting Yuan」をはじめ、宿泊していなくても食事だけを目的に訪れたくなるお店がずらりと並びます。
今回宿泊した時は、朝食以外はほとんどレストランを利用しませんでしたが、ホテル内のレストランは以下の通りです。
- 広東料理「Yu Ting Yuan」(ミシュラン・バンコク1つ星)
- イタリア料理レストラン「Riva Del Fiume」(朝食ブッフェもここで)
- フランス料理レストラン「Brasserie Palmier」
- バー「BKK Social Club」(2023年世界のベスト・バー14位)
- ティー・ラウンジ「The Lounge」(アフタヌーンティーが人気)
- カフェ「Cafe Madeleine」(スイーツが可愛くて美味しい)
2)ホテル周辺のレストラン
さらには、同じ敷地内に建つウルトラ・ラグジュアリー・ホテル「カペラ・バンコク」のダイニングも利用できます。
カペラ・バンコクには、フランスでミシュラン3つ星を獲得した有名シェフ、マウロ・コラグレコ氏がプロデュースする地中海料理レストラン「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」や川沿いのタイ料理レストラン「プラナコーン」などがあります。
さらに、ホテルの直営ではありませんが、敷地内に東京ミシュラン3つ星の名店「寿司さいとう」のバンコク店もオープン。バンコク屈指のおしゃれな美食スポットなのです。
ここまで色々揃っていると、本当にホテルから一歩も外に出ずに過ごしたくなりますよね。
以前利用した地中海料理レストラン「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」の詳細は別のページにまとめてありますので、気になる方は読んでみてくださいね。
コート バイ マウロ コラグレコ (Côte by Mauro Colagreco):カペラバンコクフォーシーズンズ・ホテル・バンコクの朝食
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクでは、イタリア料理レストラン「Riva Del Fiume(リヴァ・デル・フィウメ)」での朝食ブッフェが利用できます。レストランには、プールサイドとリバーサイドにテラス席があって、バンコクにいるとは思えないほどリゾート感溢れるリラックスした雰囲気です。ブッフェメニューも種類が豊富で、一品一品が丁寧に作られています。レベルが高くてとても満足でした。
実はフォーシーズンズ・ホテル・バンコク内には、「Riva Del Fiume」の朝食ブッフェ以外にも、3つの朝食オプションがあります。朝食ブッフェの詳細と合わせて、別のページでまとめてご紹介しますね。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの朝食:4つのオプションを全て紹介!フォーシーズンズ・ホテル・バンコク周辺の交通
ところで、ホテルの中はとても快適ですが、「せっかくバンコクに来たのだし、観光やショッピングなどにも出かけたい」という場合は、ホテルのシャトル・ボートを使って、最寄りの公共交通機関にアクセスしましょう。
1)BTSサパーン・タクシン駅
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの最寄り駅は、BTSサパーン・タクシン駅です。駅までは徒歩13分なので、歩くことも可能ではあります。ただ、周辺があまりにも下町すぎて、見どころもほとんどないので、ホテルのシャトル・ボートを利用する方が断然楽しく移動できそうです。
ホテルのシャトル・ボートは、ホテルの敷地内にある桟橋から利用できます。BTSサパーン・タクシン駅まで30分に1本運航しています。BTSサパーン・タクシン駅まで行ってしまえば、高架鉄道が利用できるので、バンコク都心部を自由に移動することができます。
また、ホテルから川沿いの巨大ショッピングモール「アイコンサイアム」へのシャトルボートは、1時間に1本利用できます。アイコンサイアムの詳細は、下記のページもご参照ください。
アイコンサイアム ショッピングモール(ICONSIAM)2)サトーン桟橋の定期船
BTSサパーン・タクシン駅のそばには、サトーン桟橋があります。サトーン桟橋からは、チャオプラヤ・エクスプレスという定期船が利用できます。ちょっとローカルな雰囲気ですが、三大寺院や中華街など、バンコクの主要観光地に簡単にアクセスすることができます。
また、サトーン桟橋は「アジアティーク・ナイトマーケット」や「アイコンサイアム・ショッピングモール」といった川沿いの人気スポットへの送迎船の乗り場にもなっています。サトーン桟橋から船を使いこなせば、バンコク観光がぐんと便利になりますよ。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクをおすすめしたい人
ということで、初めてのフォーシーズンズ・ホテル・バンコク宿泊は、本当にホテルからどこにも出かけず、ずっとホテルの中で過ごしました。バンコクにいながら、リゾート気分を満喫して、リフレッシュすることができて大満足。
「とにかくホテルステイを楽しみたい」、「休暇でリフレッシュしたい」という方には、強くおすすめしたいホテルです。
一方、バンコクで観光やショッピングをメインで楽しみたいという方には、少しアクセスが不便かもしれません。とはいえ、先ほどご紹介したような交通機関を利用すれば、観光やショッピングももちろん楽しめます。
あるいは、バンコク都心のホテルに滞在して観光やショッピングを楽しんだ後、最終日にリラックスするためにフォーシーズンズ・ホテル・バンコクに泊まるというプランもいいかもしれませんね。
この宿泊記が、皆さんのタイ旅行計画のご参考になれば幸いです。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの基本情報
FOUR SEASONS HOTEL BANGKOK AT CHAO PHRAYA RIVER
住所:300 CHAROEN KRUNG ROAD, SATHORN, BANGKOK 10120 THAILAND
アクセス:BTSサパーン・タクシン駅より徒歩13分、BTSサパーン・タクシン駅近くのサトーン桟橋からホテルの無料送迎ボート利用可能