【新着記事】インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート宿泊記|鉄道テーマが楽しいビル・ベンスリー設計のホテル

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート宿泊記|鉄道テーマが楽しいビル・ベンスリー設計のホテル

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート

※当サイトにはアフィリエイトリンクを含むページがあります。リンク先の予約サイトでホテルやツアーを予約された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。

2022年に開業したインターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートは、世界的ホテルデザイナービル・ベンスリーが手がけた話題のリゾート。敷地内には湖が広がり、電車の車両を再利用したレストランやティーラウンジ、さらに敷地を走るトラムなど、鉄道の世界をテーマにしたユニークな空間が広がっています。

バンコクから車で約3時間。豊かな森に囲まれた高原リゾート、カオヤイに建つ、鉄道をテーマにしたユニークなホテルです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
駅舎をイメージしたホテルのレセプション
インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
世界的なホテルデザイナー、ビル・ベンスリー氏によるリゾート

今回は実際にこのホテルに宿泊し、客室やレストラン、ホテル内のアクティビティ、そしてカオヤイ国立公園のジャングルツアーまで体験してきました。自然に囲まれたカオヤイでの滞在の様子を、宿泊記として詳しくご紹介します。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートとは

カオヤイは、タイ東北部最大の県であるナコーンラーチャシーマー県(通称コラート)に広がる高原リゾートエリアで、世界遺産にも登録されているカオヤイ国立公園の周辺に位置しています。

この自然豊かなエリアに、2022年に開業したのがインターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
豊かな自然に囲まれた高原リゾート

個性的で美しいホテル建築を数多く手がけてきたデザイナー、ビル・ベンスリーが設計を担当したことでも知られ、開業前から大きな注目を集めていました。私自身も以前から訪れてみたいと思っていたホテルで、2025年12月にようやく念願が叶い滞在することができました。

このホテルを語るうえで欠かせないのが、「鉄道」をテーマにしたユニークなコンセプトです。オーナーが大の鉄道愛好家であることから、館内のデザインには列車や駅をモチーフにした演出が随所に取り入れられており、細部にまで鉄道へのこだわりが感じられます。

広大な敷地の中心には大きな人工池が広がり、白鳥や鯉がゆったりと泳ぐ穏やかな風景が広がっています。自然に囲まれた静かな環境で、ホテルに滞在するだけでも十分に充実した休暇を過ごすことができる、素晴らしいリゾートです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
ホテルのオーナーは大の鉄道愛好家

到着からチェックインまで

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
タイの駅舎のようなレセプション

バンコクからカオヤイまでは車でおよそ3時間ほど。ゆったりとしたドライブを楽しみながら、正午前にインターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートに到着しました。

滞在当日は、朝8時にバンコクの自宅を出発。ホテルのリムジンが迎えに来てくれました。

チェックインは、レトロなタイの駅舎を思わせる趣のレセプション棟で行われます。建物の中に入ると、さらに驚かされました。内部はなんと寝台列車をイメージした造りになっており、鉄道をテーマにしたこのホテルらしい遊び心あふれる空間になっています。

ウェルカムドリンクとして冷たいハーブティーをいただきながら、ゆったりとチェックインの手続き。

客室への案内は午後3時からとのことだったため、それまでホテル内のレストランで過ごすことにしました。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
ハーブティーをいただきながらチェックイン

タイ料理レストランでランチ

まずはランチをいただこうと、タイ料理レストランのソムインズ・キッチン(Somying’s Kitchen)へ向かいます。

ホテルの敷地は想像以上に広く、緑があふれる開放的な空間が広がっています。敷地内には独立したジムや宿泊棟が点在し、散策しているだけでも楽しい雰囲気です。

Somying's Kitchen
ホテル内のタイ料理レストラン「ソムインズ・キッチン」でランチ

レストランはブルーを基調にした可愛らしいインテリアが印象的。すぐそばにはプールとプールサイドバーがあり、リゾートらしいのんびりとした空気が流れています。

プールとは反対側にはオープンエアのテラス席もあり、木々に囲まれた落ち着いた空間で、こちらもとても居心地が良さそうでした。

今回はそのテラス席に座り、カオヤイのあるコラート地方の名物麺料理「ミー・コラート」を注文。

ホテルのレストランらしく上品に仕上げられた一皿で、優しい味わいが印象に残る美味しいランチでした。

ミー・コラート
カオヤイのあるコラート地方の郷土料理「ミー・コラート」

食後のコーヒーはティーキャリッジで

ランチの後は、敷地内を散歩しながら「ティー・キャリッジ(Tea Carriage)」へ向かいました。

ここは電車の車両を改装して造られたユニークなティーラウンジで、湖のほとりに佇む印象的なスポットです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの敷地内には大きな湖が広がっており、水辺には散歩道も整備されています。湖畔を歩いているだけでもとても気持ちよく、リゾートののんびりとした雰囲気を感じることができます。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
広大な敷地内の遊歩道を歩いてティーラウンジへ

ティーラウンジではアフタヌーンティーや美味しそうなケーキも用意されていましたが、ランチを食べたばかりだったので、この日はエスプレッソだけいただくことにしました。コーヒーにはマカロンも添えられていて、ちょっとした嬉しいサービスです。

ティー・キャリッジ
電車の車両を改装した上品なティーラウンジ

席から湖の向こう側を眺めると、今回宿泊する予定の優雅な宿泊棟がよく見えました。水辺の景色とホテルの建物が調和した、まさにリゾートらしい眺めです。

ティーキャリッジ
湖の見えるテラス席で食後のコーヒータイム

また、ティーキャリッジの隣には別の電車の車両が置かれており、こちらはブティックとして利用されていました。鉄道をテーマにしたこのホテルらしく、敷地のあちこちに列車をモチーフにした施設が配置されていました。

電車の車両 ブティック
ティーキャリッジの隣の車両はブティック

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの客室

チェックインの時間になり、いよいよ客室へ。

今回は「キング・クラシック・ガーデン・ビュー」という、約34平米のお部屋に宿泊しました。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
宿泊棟の外観

客室のドアは、まるで寝台列車に乗り込むかのようなデザイン。ドアを開けた瞬間から、このホテルの鉄道コンセプトが感じられます。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
これから電車に乗り込むかの様な客室の入り口

室内に入ると、白を基調にしたエレガントなインテリアが広がっています。一見すると上品なリゾートホテルの客室ですが、よく見るとアプローチ部分はどこか列車の通路のような雰囲気。細かなところに鉄道のモチーフが取り入れられているのが面白いところです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
白を基調にしたエレガントなデザインのベッドルーム

例えば、客室には電車の座席を思わせるソファが置かれ、テレビのケースも駅のプラットホームにある駅名標のようなデザインになっています。さらに、トイレの手洗いもどこか車内設備を思わせる造りで、細部に鉄道へのこだわりが感じられました。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
客室のソファは電車の座席にしか見えない

客室にはバルコニーも備わっており、ここからは湖の景色を一望できます。バルコニーはダイニング兼バーコーナーのような造りになっており、カオヤイの澄んだ空気を感じながらくつろげる、リゾートらしい空間でした。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
湖の眺望が素晴らしいバルコニー

バスルームはシャワーのみですが、大きな窓から湖が見えるため、明るく開放的な雰囲気です。ただ、シャワーの水量は少し弱めに感じました。

シャワールーム
景色も楽しめる明るいシャワールーム

客室にはウェルカムサービスとしてフルーツとチョコレートも用意されていました。可愛らしさと上品さを兼ね備えた演出で、鉄道ファンでなくても思わず嬉しくなるような心配りです。

気になった点を挙げると、ミニバーがバルコニーにあるため、夜に飲み物を取りに行く際はいちいち外に出る必要があり、少し不便に感じました。ただ、山の中のリゾートにもかかわらず蚊が少なかったのは助かりました。

バーコーナー
バーコーナーが部屋の外にあるので少し不便

また、携帯電話の電波はやや弱く、Wi-Fiの接続もあまり安定していませんでした。とはいえ、自然に囲まれたカオヤイらしい環境で、ある意味デジタルデトックスには最適な場所かもしれません。

洗面台
洗面台

夕食はフレンチレストラン「ポワロ(Poirot)」にて

客室で少し休んだあと、夕食はホテル内のフレンチレストラン「ポワロ(Poirot)」へ。

このレストランも、ホテルのコンセプトを象徴する施設のひとつで、電車の車両を再利用して造られています。

ディナーの時間まで少し余裕があったため、まずは隣にある「パピヨン・バー(Papillon Bar)」で食前酒を一杯。

Poirot
電車の中にある「ポワロ」のダイニングルーム

バーでは電子ピアノの生演奏も始まり、カオヤイの夕暮れのゆったりとした時間を楽しむことができました。

車両の内部は雰囲気のあるインテリアでしたが、やはり私はテラス席を選んでしまいます。自然に囲まれたカオヤイでは、屋外で過ごす時間がいちばん心地よく感じられます。

ポワロ
「ポワロ」のテラス席

この日のディナーは、オニオンスープ、メインのお魚のソテー、そしてデザートにクレーム・ブリュレをいただきました。奇をてらった料理ではなく、シンプルで安心して楽しめる味わいのフレンチでした。

レストランへは散歩がてら歩いて来ましたが、食事が終わるころにはすっかり日も暮れて周囲は真っ暗に。帰りはホテルのバギーを呼んでもらい、客室まで送ってもらいました。広い敷地を持つリゾートならではのサービスです。

フレンチ・レストラン
シンプルで美味しいフレンチ・ディナー

カオヤイ・ジャングル・ツアーへ

翌日は、あらかじめ申し込んでおいたジャングルツアーに参加する予定だったため、早めに起きて朝食へ向かいました。

朝食はゆっくり楽しみたいところですが、この日は時間が限られていたため、30分ほどで急いで済ませることに。

朝8時になるとツアーのガイドがホテルまで迎えに来てくれ、いよいよ国立公園の1日ツアーへ出発です。

カオヤイ国立公園
世界自然遺産にも選ばれたカオヤイ国立公園

今回参加したのは、インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートが用意しているアクティビティのひとつで、カオヤイ国立公園の大自然を体験できるツアーです。実際に参加してみると、いわゆる観光地を巡るだけのツアーとは少し雰囲気が違い、本格的な自然観察が楽しめる内容でした。カオヤイの豊かな森を体感できる、貴重な体験です。

私はホテルの予約をした際に、あわせてこのツアーも事前に申し込んでおきました。

なお、このカオヤイ1日ツアーの詳しい内容については、別の記事でまとめていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

カオヤイ1日ツアー カオヤイ1日ツアー体験談|世界自然遺産のジャングルを安全にを歩く方法

ソムインズ・キッチンでの夕食

ジャングルツアーからホテルに戻ったあと、夕食はタイ料理レストランのソムインズ・キッチンでいただきました。

この日は国立公園での山歩きもあり、かなり疲れていたため、夕食は軽めにすることに。ポメロ・サラダとコーンポタージュスープを注文し、シンプルな食事で体を休めました。

自然の中をたくさん歩いた一日だったこともあり、食後は早めに客室へ戻り、そのままゆっくりと休むことにしました。

Somying's Kitchen
ホテルのオールデイ・ダイニング「ソムインズ・キッチン」

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの朝食

滞在3日目の朝。

この日は正午にチェックアウトする予定で、特に急ぐ予定もなかったため、朝食はテラス席でゆっくり楽しむことにしました。

朝食はビュッフェスタイルで、メニューの種類はとても豊富。中でも印象的だったのが、新鮮な野菜を使ったサラダや蒸したサツマイモなど、カオヤイ周辺で採れた野菜を使ったヘルシーなメニューでした。自然豊かなカオヤイらしい朝食内容です。

朝食ビュッフェ
高原野菜が豊富なヘルシーな朝食ビュッフェ

また、ビュッフェだけでなく、卵料理などの温かいメニューはテーブルで注文できるセミオーダースタイルになっていました。

テラス席からは、カオヤイの眩しいほどの緑が広がっています。清々しい朝の空気を感じながら、ゆったりと朝食の時間を楽しむことができました。

朝食 カボチャ
蒸し立てのほくほくしたカボチャやサツマイモが嬉しい

ホテル内を走るトラム

実は、インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの敷地内には線路が敷かれており、トラムが走っています。宿泊者は事前に予約をすると、このトラムに乗車することができます。

私が滞在したときは、運行時間が10時、13時、16時の1日3回だったため、あらかじめ予約をしておきました。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
ファミリーに大人気のトラムは事前予約制

実際に乗ってみると、線路の継ぎ目を通るときの「ガタンゴトン」という音や、汽笛の音なども再現されており、思った以上に本格的な雰囲気です。乗車時間は1組につき10分ほどと短いものの、このホテルならではのユニークなアクティビティでした。

鉄道をテーマにしたホテルらしく、子どもたちにもとても人気がある様子でした。

ホテルの敷地内を散策

チェックアウトまで少し時間があったので、インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの広い敷地を散策してみることにしました。

敷地の奥の方まで歩いていくと、電車の車両がいくつも並ぶ一角を発見。興味深く眺めていると、スパのスタッフの方が声をかけてくださり、中を見せてくれることになりました。

中に入ってみて驚いたのですが、なんと電車の車両の中がスパのトリートメントルームになっているのです。鉄道をテーマにしたこのホテルならではの、なかなか珍しい設定です。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート スパ
電車の車両を改装したスパ・トリートメントルーム

また、寝台列車を改装したファミリー向けの客室もあり、家族で宿泊できるユニークな部屋も用意されているそうです。

その後、セラピストの方が敷地内を案内してくれることになり、水辺の散歩道を歩きながらホテルのさまざまな施設を見て回りました。途中にはドッグランや農園のほか、大きな岩が並ぶロックガーデンなどもあり、自然を生かした空間づくりが印象的です。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート ガーデン
広大な敷地内は絶好の散策スポット

白鳥が泳ぐスワンレイクは、敷地内にあるコンドミニアムと共有の湖なのだそうです。湖の周辺には魚に餌をあげるコーナーやレンタルサイクルなど、さまざまなアクティビティも用意されています。

とはいえ、こうした施設を利用しなくても、水辺の木陰の道を歩いているだけで心が落ち着き、本当にリフレッシュできる時間でした。

まとめ

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートは、自然豊かなカオヤイの環境の中で、鉄道というユニークなテーマを楽しめる個性的なリゾートホテルでした。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート
電車を改良したファミリー向けの宿泊棟

電車の車両を再利用したレストランやティーラウンジ、敷地内を走るトラムなど、ホテル全体に遊び心のある演出が散りばめられており、滞在しているだけで楽しい気分になります。こうした独創的なデザインは、ホテルデザイナーのビル・ベンスリーらしい世界観と言えるでしょう。

また、広い敷地には湖や散歩道が整備されており、水辺を歩くだけでも心が落ち着きます。さらに、カオヤイ国立公園のジャングルツアーなど、自然を満喫できるアクティビティも充実しているのが魅力です。

バンコクから車で気軽にアクセスできる距離にありながら、都会とはまったく違う静かな時間が流れているカオヤイ。自然の中でゆったりとした休日を過ごしたい人にとって、とても魅力的な滞在先だと思います。

個性的なホテルに泊まってみたい方や、カオヤイの自然を満喫したい方には、ぜひおすすめしたいリゾートです。

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの基本情報

INTERCONTINENTAL ® KHAO YAI RESORT
住所:262 Moo 6, Pong-Talong, Pak Chong, Nakhon Ratchasima, 30450 Thailand
アクセス:バンコクより車で約3時間

ホテル公式サイト:

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾート(公式サイト)

インターコンチネンタル・カオヤイ・リゾートの地図

Rate this post