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カウィー (Kavee)は、スクンビット通り(ソイ38)に2021年11月にオープンした創作料理レストランです。オープン間もないのに、バンコクの食通たちの間で話題になっていたのは、華やかな経歴をもつ若干32歳のタイ人シェフへの大いなる期待も手伝っていたことでしょう。
レストランは、コンドミニアムの1階という少し意外なシチュエーションです。若手シェフを筆頭に、現代の若いタイ人たちが創りあげる新しい料理の世界が楽しめます。料理は西洋料理をベースに、タイ料理のエッセンスが散りばめられています。
店名の「カウィー(กวี)」は、タイ語で「詩人」という意味です。一言一言を吟味しながら綴り上げる詩のように、素材を一つ一つ厳選しながら料理を創り上げるというコンセプトのレストランです。
若手タイ人シェフの華やかな経歴
カウィーをオープンしたのは、テーシェフ(ウォラトン・ウドムチャロート氏)という32歳のタイ人シェフです。彼は料理界のハーバード大学ともいえる、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA: Culinary Institute of America)というニューヨークの料理専門大学を卒業しました。その後、ミシュランガイドでも認定されているアメリカの有名レストランでの修行を終えてタイに帰国。
タイ人のセレブシェフとして有名なトンシェフ(ティティット・タッサナカチョーン氏)とともに、バンコクミシュランで1つ星を獲得したルドゥ(LeDu)をオープンさせます。再びアメリカでの料理修業を終え、タイに帰国後、独立してカウィーをオープンさせました。
カウィーの予約方法
カウィーは、コンドミニアムのロビーの一角を改装した小さなレストランです。モダンでスタイリッシュなデザインですが、テーブル数は4〜5卓で、席数は少なめ。事前予約が必須です。
営業はディナータイムのみ、メニューはセットメニューが1種類(2890バーツ+サービス料と税金)。食事をする場合、事前予約と一人につき1000バーツのデポジットの支払いが必要でした。お店のラインを通じて予約し、銀行アプリを使ってデポジットを支払いました(2022年7月24日訪問時の情報)。
タイ料理の素材が見え隠れする創作料理
予約当日、コンドミニアムという意外なロケーションに少し驚きながら、お店に到着しました。テーブルの上に置いてあるメニューは、「オイスター、シュリンプ、フォアグラ、・・・」など、食材の名前がずらりと書かれているだけで、どんな料理が出てくるのか、全く想像がつきません。
この日の料理は、アミューズ2品、前菜1品、魚介料理2品、肉料理2品、デザート2品、プティフールとかなりのボリュームでした。一見、西洋料理のような美しい盛り付けですが、タイ料理ならではの素材をさりげなく織り込み、タイ料理をよく知る人にはサプライズ続きの楽しくて美味しい料理でした。
来店前は、タイ料理と西洋料理のフュージョンというイメージを持っていました。ところが、実際に食事をしてみると、何も知らなければ、西洋料理を食べているような感じでした。タイをはじめとするアジアの食材が複雑に混じり合っていますが、あくまでもさりげないのです。料理としての完成度は高くてとても美味しかったです。若いシェフのこれからの躍進に期待したいと思います!
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ルドゥ バンコク (LE DU Restaurant)カウィー の基本情報
Kavee Restaurant
住所:1st Floor, Ashton Morph Condominium Building B, 88/1, 88/2 Sukhumvit Soi 38, Phra Khanong, Klongtoey, Bangkok 10110 Thailand
営業日:火曜日〜日曜日(月曜日定休)
営業時間:18:00〜22:00
ドレスコード:スマートカジュアル
公式サイト(FB):https://www.facebook.com/kaveerestaurant
LINE:@0809959095(事前予約要)
カウィー のマップ:
参考サイト The Culinary Institute of America Alumni Club of JAPAN. 世界一の料理大学CIA. retrieved from https://www.ciachef.jp/about_cia.html(閲覧日2022年8月12日)