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プーケットタウンのパンガー通りに、地元の人々が絶えず通う一軒の朝がゆ店があります。
カオトム・ディーブックは、1985年の創業以来、中華系移民の食文化を今に伝える老舗です。
観光地からは少し離れた立地のため観光客にはあまり知られていませんが、コメか麺か、具材やスープまで自由に選べる独自の注文システムこそが、このお店が長年愛され続けている理由です。
プーケットの朝を知るなら、ぜひ訪れてほしい一軒です。
プーケットタウンの老舗朝がゆ店 カオトム ディーブック
カオトム・ディーブックは、旧市街(オールドタウン)のディーブック通りで1985年に産声を上げ、2001年に現在のパンガー通りへ移転した老舗の朝がゆ食堂です。
最初のタイ語店名「ラーン カオトム タノン ディーブック(ร้านข้าวต้มถนนดีบุก)」は「ディーブック通りのお粥店」の意味でしたが、移転後は「タノン(通り)」を外し「ラーン カオトム ディーブック(ร้านข้าวต้มดีบุก)」となりました。
営業は早朝6時からお昼過ぎまでで、コメ系・麺系ともに選べるお粥専門店として親しまれています。


お店は観光地である旧市街から10分ほど歩いた場所にあるため、観光客にはあまり知られていないようですが、いつ行っても地元の人たちでとても賑わっています。
老舗といっても、2017年に拡張されたので、店内は適度に近代的で清潔感があります。
こうした地元での人気の高さは、権威ある評価にも裏付けられています。カオトム・ディーブックは2020年のミシュランガイドでビブグルマン(価格以上の満足感が得られる店)に選出されて以来、直近の2024〜2025年版でも継続して掲載されており、観光客にはあまり知られていない立地でありながら、実力が正式に認められた一軒であることがわかります。
店先の菓子販売コーナーには、創業者でオーナーであるおばあさんが座っていて、今でも現役でお客さんを迎えています。オリジナルメニューのお粥は本当に美味しくて、プーケットならではのローカルな朝食が楽しめます。

カスタマイズできるお粥の注文方法
カオトムディーブックのメインメニューはずばりお粥で、それ以外のメニューは、種類があまりありません。
ただ、最大の特徴はお粥のオプションの豊富さです。お粥といっても、ご飯だけでなく麺も選べたり、お粥に入れる具やスープまで選べるので、行く度に変化が楽しめ、飽きることがありません。

「あそこのお粥屋さんおすすめよ」と泊まっていたホテルの人に教えてもらい、初めて訪れた時は、こんなにもいろいろな組み合わせができるとは知らず、普通のお粥を頼んで食べていました。
ところが、近くのテーブルの人が、春雨やインスタントヌードルを食べているのをみかけ、「あれ、ヌードルもあるの?」と不思議に思いました。

そこで、2回目に訪れた時は、じっくりとメニューを見てみました。すると、お店の人が近くに来て、いろいろと組み合わせを教えてくれました。初めてお店に行った時には、ちょっと戸惑ってしまうかもしれないので、カオトムディーブックのお粥の注文方法を簡単に紹介しておきます。
①コメ系又はヌードル系を一つ選ぶ
コメ系:カオスアイ(普通のご飯)、カオトム(お粥)、ジョーク(お米の粒が潰れたお粥)
ヌードル系:ミースア(細麺)、タオチアム(太麺)、ママー(インスタントヌードル)、ウンセン(春雨)
②具はいくつでも好きなものを選ぶ
ポーク系:ひき肉、骨、軟骨、尻尾、レバー
魚系:魚の切り身、魚の頭
卵系:生卵、温泉卵、塩漬け卵、ピータン
トッピング:海苔、チーズ
③スープ有り、無しのどちらかを選ぶ
④スープを選ぶ
ナムサイ(透明なスープ)、ナムダム(濃い茶色のスープ)

名物の黒スープに挑戦
お店の人にアドバイスをもらいながら、まずミースアと呼ばれる米製の細麺を選びました。プーケットらしい麺といえばこれなのだそうです。
具に関しては、しっかりと煮込んだ豚の骨や尻尾が名物のようでしたが、私は内臓系は苦手なので、普通の豚ひき肉だけを選びました。
トッピングも温泉卵と海苔で、無難な組み合わせ。
そして最後にスープを選びますが、お店の人がナムダムが「この店の名物だよ」というので、それに決めました。ナムダムは黒いスープという意味ですが、豚の肉や内臓をスパイスでよく煮込んだ「パロー」という煮込み料理の煮汁なのだそうです。

料理はすぐに運ばれてきました。ショウガやネギも添えられています。テーブルの上にあるスパイスを好みでふりかけます。
黒いスープのお粥は意外とあっさりしていて、いろんな風味が混じり合っています。もう何度でもリピートしたくなるほど美味しい!
朝といっても南国ですから、それなりに気温も高く、熱々のお粥を食べていると汗も出てきます。レトロなポットの冷たいお茶と氷も頼みました。
量は少なめで、もしかしたら2杯いけるかも、と思うほどです。ただ、点心などの副菜はありません。
お粥の料金は一杯60バーツほど(※2021年訪問当時)でしたが、注文する具や数によって、料金が変わるようです。

こういう朝がゆ専門店をはじめ、バンコクではローカル朝ごはんのお店はあまり見かけたことがありません。
そういう意味で、ローカル朝ごはんのお店はプーケットの地方の暮らしを垣間見るような気がして、プーケットタウンを訪れた時の楽しみの一つです。
プーケットタウンにはお気に入りのローカル朝ごはんのお店がたくさんありますが、カオトムディーブックは特にポイントが高いお店です。

カオトム ディーブック の基本情報
ร้านข้าวต้มดีบุก
Dibuk Morning Porridge & Noodle
住所:185/11 Phangnga Road, Phuket, Thailand
営業時間:6:00〜13:00(不定休:お店のフェイスブックで確認できます)
フェイスブック:カオトム・ディーブック
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