カオトム ディーブック :プーケットタウンの朝がゆ専門店

カオトム ディーブック

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プーケットタウンの老舗朝がゆ店 カオトム ディーブック

カオトム ディーブック は、プーケットタウンのパンガー通りにある中華系の朝がゆ専門店です。早朝6時からお昼の12時までしか営業していません。1985年にプーケットの旧市街(オールドタウン)にあるディーブック通りで開業した30年以上の歴史をもつ老舗の食堂です。最初のタイ語の店名は、「ラーン カオトム タノン ディーブック(ร้านข้าวต้มถนนดีบุก)」で、「ディーブック通りのお粥店」という意味でしたが、2001年に現在のパンガー通りに移転しました。そのため、混乱しないよう、「タノン(通り)」を取って「ラーン カオトム ディーブック(ร้านข้าวต้มดีบุก)」になったそうです。

カオトム ディーブック
新しくて清潔感のある店内
カオトム ディーブック
お店のメニューはお粥のみ、午前中だけ営業

お店は観光地である旧市街から10分ほど歩いた場所にあるため、観光客にはあまり知られていないようですが、いつ行っても地元の人たちでとても賑わっています。老舗といっても、2017年に拡張されたばかりなので、店内は適度に近代的で清潔感があります。店先の菓子販売コーナーには、創業者でオーナーであるおばあさんが座っていて、今でも現役でお客さんを迎えています。オリジナルメニューのお粥は本当に美味しくて、プーケットならではのローカルな朝食が楽しめます。

カオトム ディーブック
店先で接客をするおばあさんが店の創業者

カスタマイズできるお粥の注文方法

カオトムディーブックのメインメニューはずばりお粥で、それ以外のメニューは、種類があまりありません。ただ、最大の特徴はお粥のオプションの豊富さです。お粥といっても、ご飯だけでなく麺も選べたり、お粥に入れる具やスープまで選べるので、行く度に変化が楽しめ、飽きることがありません。

中華粥 メニュー
お粥のバラエティが豊富

「あそこのお粥屋さんおすすめよ」と泊まっていたホテルの人に教えてもらい、初めて訪れた時は、こんなにもいろいろな組み合わせができるとは知らず、普通のお粥を頼んで食べていました。ところが、近くのテーブルの人が、春雨やインスタントヌードルを食べているのをみかけ、「あれ、ヌードルもあるの?」と不思議に思いました。

中華がゆ 朝食
初めて行ったときは知らずに普通のお粥を注文

そこで、2回目に訪れた時は、じっくりとメニューを見てみました。すると、お店の人が近くに来て、いろいろと組み合わせを教えてくれました。初めてお店に行った時には、ちょっと戸惑ってしまうかもしれないので、カオトムディーブックのお粥の注文方法を簡単に紹介しておきます。

①コメ系又はヌードル系を一つ選ぶ

コメ系:カオスアイ(普通のご飯)、カオトム(お粥)、ジョーク(お米の粒が潰れたお粥)

ヌードル系:ミースア(細麺)、タオチアム(太麺)、ママー(インスタントヌードル)、ウンセン(春雨)

②具はいくつでも好きなものを選ぶ

ポーク系:ひき肉、骨、軟骨、尻尾、レバー

魚系:魚の切り身、魚の頭

卵系:生卵、温泉卵、塩漬け卵、ピータン

トッピング:海苔、チーズ

③スープ有り、無しのどちらかを選ぶ

④スープを選ぶ

ナムサイ(透明なスープ)、ナムダム(濃い茶色のスープ)

お粥 メニュー
自分好みのお粥をカスタマイズできる

名物の黒スープに挑戦

お店の人にアドバイスをもらいながら、まずミースアと呼ばれる米製の細麺を選びました。プーケットらしい麺といえばこれなのだそうです。具に関しては、しっかりと煮込んだ豚の骨や尻尾が名物のようでしたが、私は内臓系は苦手なので、普通の豚ひき肉だけを選びました。トッピングも温泉卵と海苔で、無難な組み合わせ。そして最後にスープを選びますが、お店の人がナムダムが「この店の名物だよ」というので、それに決めました。ナムダムは黒いスープという意味ですが、豚の肉や内臓をスパイスでよく煮込んだ「パロー」という煮込み料理の煮汁なのだそうです。

カオトム ディーブック
お店の人にお粥の注文の仕方を教えてもらった

料理はすぐに運ばれてきました。ショウガやネギも添えられています。テーブルの上にあるスパイスを好みでふりかけます。黒いスープのお粥は意外とあっさりしていて、いろんな風味が混じり合っています。もう何度でもリピートしたくなるほど美味しい!朝といっても南国ですから、それなりに気温も高く、熱々のお粥を食べていると汗も出てきます。レトロなポットの冷たいお茶と氷も頼みました。量は少なめで、もしかしたら2杯いけるかも、と思うほどです。ただ、点心などの副菜はありません。お粥の料金は一杯60バーツほどでしたが、注文する具や数によって、料金が変わるようです。

ミースア
黒いスープにプーケット名物のミースアを投入

こういう朝がゆ専門店をはじめ、バンコクではローカル朝ごはんのお店はあまり見かけたことがありません。そういう意味で、ローカル朝ごはんのお店はプーケットの地方の暮らしを垣間見るような気がして、プーケットタウンを訪れた時の楽しみの一つです。プーケットタウンにはお気に入りのローカル朝ごはんのお店がたくさんありますが、カオトムディーブックは特にポイントが高いお店です。

カオトム ディーブック
バンコクにもこんな朝がゆのお店がほしい

カオトム ディーブック

カオトム ディーブック の基本情報

ร้านข้าวต้มดีบุก
Dibuk Morning Porridge & Noodle
住所
:185/11 Phangnga Road, Phuket, Thailand
営業時間:6:00〜12:00(不定休:お店のフェイスブックで確認できます)
フェイスブックhttps://www.facebook.com/ร้านข้าวต้มดีบุก-121232817983258/
カオトム ディーブック のマップ

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