モンティエンホテル カオマンガイ が美味しい

ミシュランガイドに掲載された モンティエンホテル カオマンガイ

モンティエンホテル・カオマンガイ：モンティエンホテルは、バンコクのスリウォン通りにある1967年開業の老舗ホテルです。モンティエンホテルには、カオマンガイがとても有名なルエントンレストランがあります。ルエントンレストランでは、食事に来る人のほぼ100％近くがカオマンガイを食べているほどです。2019年に発表されたバンコクミシュランでは、コストパフォーマンスに優れた良質な料理を出すお店と評価される「ビブグルマン」を獲得しました。

モンティエンホテルは、2017年に開業50周年を迎えたのを機に、ホテル全体の大改装が行われていました。コロナ禍で海外旅行客が消えた2020年末に、客室もレストランもすっかりモダンになって営業が再開されました。全改装とはいえ、以前の建材の一部をモダンなインテリアに上手く取り入れながら、歴史あるホテルならではの落ち着きも感じられます。ルエントンレストランもすっかり新しくなっていましたが、ちょうどランチタイムに行ったところ、250席もある広いレストランはすでに予約で一杯で、みんな美味しそうにあの有名なカオマンガイを食べていました。新しくなったルエントンレストランは、カフェ風のカジュアルでお洒落な雰囲気です。

海南島出身のホテルオーナーのこだわりレシピ

カオマンガイは、ホテルの開業当初からレストランのメニューにあったそうです。カオマンガイは、もともとは中国の海南島出身の中華系移民が東南アジア諸国に伝えた料理です。シンガポールなどでもハイナンチキンライス（海南鶏飯：Haianese Chicken Rice）として有名です。タイのカオマンガイは屋台料理として有名ですが、この海南チキンライスがアレンジされたもので、特にタレに特徴があります。実は、モンティエンホテルのオーナーの家系は海南島出身だったため、ホテルでオーナーのこだわりのレシピのチキンライスをサービスしたのだそうです。その後、シェフが代わっても、オリジナルの味を50年以上にわたって守り続けていて、もはやモンティエンホテルといえばカオマンガイと言われるまでの看板メニューになったのです。

モンティエンのカオマンガイの一番の特徴は、鶏肉の厚さとご飯の美味しさです。お肉は３cm以上の厚さがあるのに柔らかくてふんわりとしています。また鶏肉のスープで炊いたご飯も旨みがあって、ご飯だけ食べたくなるくらいです。「たれ」は４種類で、タイ風の唐辛子味に加え、甘い醤油、ショウガ味、ニンニク味が添えられます。ちなみに、本来は鶏の血の豆腐風の塊も付くのですが、私は苦手なので注文するときに予め断りました。

ボリュームたっぷりで、これ1品頼むだけで、男性でもお腹がいっぱいになります。カオマンガイの料金は開業当初から何度も改定され、2020年11月現在では320バーツ（約1,100円）になっていました。それでも、ホテルのダイニングで、このボリュームと、このクオリティですから、とてもお手頃価格といえるでしょう。

カオマンガイがあまりにも有名過ぎて、食事に来たゲストはほぼ100％カオマンガイを注文するのだそうですが、実は他に点心などのメニューもあります。まだ食べてみたことのない人は是非一度はモンティエンホテルのカオマンガイを試して見て下さいね。

モンティエンホテル・カオマンガイ の基本情報

Ruenton Restaurant at Montien Hotel
住所：1st Floor, Montien Hotel, 54 Surawong Road, Silom, Bangrak, Bangkok 10500, Thailand
アクセス：MRTサムヤーン駅から徒歩5分、BTSサラデーン駅から徒歩10分
営業時間：6:00〜22:00
※ルエントンレストランは、ホテルのメインダイニングなので、一日中営業していますが、カオマンガイが食べられるのは11：30〜20:00頃までとなります。なくなり次第終了なので、夜は早めに行く方がいいようです。
ウェブ：https://montienbangkok.com/en/restaurant-bar.html
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