サーラー チャルームクルン劇場 (Chalermkrung Theatre)

サーラー チャルームクルン劇場

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タイ国王ラーマ7世が建てた サーラー チャルームクルン劇場

サーラー チャルームクルン劇場 (Sala Chalermkrung Royal Theatre) は、タイで初めての本格的な劇場兼映画館として1933年に開業しました。1932年にラタナコーシン朝(現王朝)が誕生150周年を迎えた際、記念事業として、映画好きだった当時のタイ国王ラーマ7世がご提案になって建設が始まったそうです。

サーラー チャルームクルン劇場

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今では中華街の一角にあるレトロな劇場にしか見えませんが、映画館がまだトタン屋根の木造建築だった時代にできたサーラー チャルームクルン劇場は、近代的な西洋スタイルで建てられ、当時タイ国を代表する最先端の劇場でした。また、アジアで初めて空調設備を備えた映画館であり、タイ初のトーキー(発声)映画館でもありました。

サーラー チャルームクルン劇場

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タイの伝統舞踊劇が鑑賞できる サーラー チャルームクルン劇場

サーラー チャルームクルン劇場は、1992年に大改装され、現在では平日にタイを代表する伝統芸能であるコーン (Khon) が上演されています。コーンは、きらびやかな衣装や仮面、優美な舞踊と音楽など、タイの伝統芸能のエッセンスが全て凝縮された仮面舞踏劇で、かつては王宮でのみ上演されていたそうです。2018年には、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。タイで定期的にコーンを上演しているところは非常に少ないです。

サーラー チャルームクルン劇場

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サーラー チャルームクルン劇場

コーンでは、ラーマキエンというタイの長編古典文学が主に上演されます。2016年には、劇場創立80周年を記念して2013年から始まった「ハヌマーンの物語」が週2回上演されていましたが、2019年現在は平日のみ、1日5回公演が行われています。以前は1時間半の本格的な公演でしたが、現在は25分だけと短く、王宮観光と組み合わせの観光ツアーの一部となっているようです。

ハヌマーンは「ラーマキエン」の主人公ラーマの家臣の白猿で、最も人気のある登場人物です。 (予告編リンク)物語はタイ語によって進行しますが、英語の表示もある上、物語がシンプルでわかりやすいため、舞台に魅せられているうちに、あっという間に過ぎてしまいます。上演後は、ロビーに役者たちが出てきて、観客との記念撮影に応じてくれました。

サーラー チャルームクルン劇場

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サーラー チャルームクルン劇場 の基本情報

SALA CHALERMKRUNG ROYAL THEATRE
住所:66, Soi Sala Chalermkrung, Charoen Krung Rd., Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok 10200 Thailand
アクセス:王宮のPhiman Deves Gateより無料シャトルバス。MRTサームヨート駅より徒歩1分
上演時間:月曜日〜金曜日 10:30 / 13:00 / 14:30 / 16:00 / 17:30 (25分間)
入場料:王宮観光の入場料(500バーツ)に含まれています 
ウェブhttp://www.salachalermkrung.com/?c=events&m=hanuman

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