ソーマ・バンコク(Soma):人気シェフ3人が手がける新感覚のタイ料理レストラン

ソーマ バンコク

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ソーマ・バンコクの概要

ソーマ(Soma)は、2025年2月にバンコク・サイアムエリアに誕生した、コンテンポラリーなタイ料理レストランです。
タイの注目シェフ3名がコラボした新しいコンセプトのレストランとして、オープン直後から話題に。

ソーマ バンコク シェフ
3人の人気シェフがコラボする最新のタイ料理レストラン


ファイン・ダイニング並みに洗練された料理を、あえてコースではなくアラカルトで提供するというユニークなスタイルで、あらゆるシーンに対応するバンコクの最新グルメスポットです。

ソーマ バンコク
様々なシーンに利用できるコンテンポラリーなレストラン

ロケーションと店内の雰囲気

ソーマは、BTSナショナル・スタジアム駅から徒歩5分、BTSサイアム駅からも徒歩約12分。
バンコク・アート&カルチャー・センター(BACC)隣の「サイアム・パトゥムワン・ハウス(Siam Patumwan House)」というビルのロビー階に位置しています。

サイアム
ソーマがあるのはサイアムにあるBACCの隣のビル

店内には現代アート作品が多く飾られ、まるでギャラリーのような雰囲気。2025年5月の金曜の夕方に訪れた際には、すでに満席に近く、洗練されたタイ人客で賑わっていました。まさにバンコクの「いま」を体感できる空間です。

実力派3人のシェフが結集

ソーマを率いるのは、以下の3人の気鋭シェフたち:

チャーリー・シェフ:ミシュラン一つ星の「ワナユック(Wana Yook)」とミシュラン・ビブグルマンの「100 マハーセット(100 Mahaseth)」の料理長。伝統的なタイ料理をモダンに昇華させる技術に定評があります。

ヌム・シェフ:ウドンタニ県の「サムアイ&サンズ(Samuay & Sons)」のオーナーシェフで、旬の食材を用いたイサーン料理の名手。

ウィラワット・シェフ:名店「ボラーン(Bo.lan)」や「ワナユック」で経験を積んだ若手注目株。現在はソーマのヘッドシェフとして腕をふるいます。

オープンキッチンで3人が並んで調理する様子は、料理好きにとっては一見の価値ありです。

ソーマ バンコク シェフ
左から、チャーリーシェフ、ヌムシェフ、ウィラワットシェフ

ソーマのアラカルトメニュー

ソーマでは、3人の個性を活かした創造性あふれるタイ料理をアラカルトで提供しています。定番からクラシックな料理まで幅広く、いずれも素材や調理法にひと工夫加えた完成度の高い一皿ばかり。

タイ料理 ムール貝
いつものタイ料理も創造性あふれるオリジナルの一品に

ここ数年間、バンコクのファイン・ダイニングでは、シェフおまかせのコース料理が主流でしたが、ソーマではあえてアラカルト形式にこだわり、カジュアルにも楽しめるのが魅力。ランチ営業もあり、軽めの食事にも対応できます。

メニュー ソーマ バンコク
アラカルトメニューなので気軽に利用できる

一人でもグループでも、ワインを傾けながらのディナーや買い物帰りの気軽なランチにもぴったり。さまざまなシーンで訪れたくなる柔軟さが特長です。

ソーマ メニュー
さまざまなシーンで利用できる柔軟さが魅力

ソーマで実際に食べた料理

今回、まず注文したのは「ナムプリック・キーカー(น้ำพริกขี้กา)」。古典的なタイのディップソースで、レストランで見かけるのは珍しい一品です。大きなレッドスナッパーのグリルと野菜が添えられています。野菜もグリルされていて、甘みが引き立っていました。

ナムプリック タイ料理
どうしても食べてみたかった珍しいナムプリック
タイ料理 レッドスナッパー
ナムプリックの付け合わせは大きなレッドスナッパー

そのほか、以下の料理を注文:

センワー・プラーディップ&ライスクラッカー(แสร้งว่าปลาดิบ 350バーツ)
エビの代わりに生魚を使用したタイ宮廷料理。爽やかな辛さとライスクラッカーとの相性が抜群。

タイ料理 センワー
センワー・プラーディップ&ライスクラッカー

トーンムアン+プーパッポンカリー(ทองม้วนปูผัดผงกะหรี่ 210バーツ)
タイ風クッキー「トーンムアン」に、カニのカレー炒め「プーパッポンカリー」を詰めた創作料理。一口で意外性と美味しさに感動。

タイ料理 トーンムアン
トーンムアン+プーパッポンカリー

パイナップルとムール貝のケーンクア(แกงคั่วสับปะรดหอยแมลง 770バーツ)
パイナップルと貝を入れる南タイ伝統のカレーを、殻付きのムール貝を主役にアレンジ。見た目も豪華です。

タイ料理 カレー
ムール貝がゴロゴロ入ったケーンクア

ケーン・ネーム・コームーヤーン(แกงแหนมคอหมูย่าง 360バーツ)
発酵ソーセージ「ネーム」と豚ほほ肉のグリルを使ったトマトベースの濃厚なカレー。

タイ料理 カレー
タイ北部のトマトベースの濃厚カレー

野菜のXO醤炒め(XO ผัก 3 สหาย 260バーツ)
ハヤトウリ、スナップエンドウ、ヒラタケをXO醤で炒めた、やさしい味わいの一皿。

タイ料理 野菜炒め
箸休めにもぴったりの野菜炒め

カナー菜と塩漬け魚の黒オリーブ炒飯(ข้าวผัดคะน้าปลาเค็ม 380バーツ)
新作メニューとのことで注文。塩気の効いた魚とオリーブの香りが調和した、個性派チャーハン。

タイ料理 炒飯
個性の強い塩漬け魚入りオリーブ炒飯

3人で訪れ、やや頼みすぎた感もありましたが、最後にデザートも2品オーダー:

ココナッツアイスの餅と竜眼ソース(โมจิลำไยและไอศครีมกะทิ 300バーツ)
もちもちの餅に、芳しいラムヤイ(竜眼)のソースと炒り米「カオマオ」の香ばしさが加わった絶品スイーツ。

タイ料理 アイスクリーム
最高に美味しかったアイスクリーム

バービンのアイスサンド(บ้าบิ่นแซนวิสไอศครีมเก๊กฮวย 300バーツ)
ココナッツと米粉で作られた伝統菓子「バービン」で、菊花の香りのさっぱりとしたアイスをサンド。見た目も華やかです。

タイ菓子 デザート
菊花のさっぱりアイスをタイ菓子でサンド

ソーマ・バンコクの感想

この日の会計は、飲み物・サービス料・税金を含めて3人で約6,000バーツ。
高品質な料理と洗練された空間を考えれば、非常にコストパフォーマンスに優れたレストランだと感じました。

ソーマ バンコク
コスパに優れたレストランだと実感

ただし、ナムプリック・キーカーに添えられたレッドスナッパーは時価。メニュー表には1,150バーツと記載されていましたが、実際の請求は1,600バーツだったので、その点には注意が必要です。

タイ料理 ソーマ バンコク
レッドスナッパーは時価だった

それを差し引いても、料理・雰囲気・サービスの全てに満足。間違いなく、何度も通いたくなるバンコクの新定番レストランです。

ソーマ バンコク
これから何度も通いそう!

ソーマ・バンコクの基本情報

ソーマ バンコク

Soma(โสมะ)
住所:Siam Patumwan House, 414 Soi Kasem San 1, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330 Thailand
営業時間:ランチ 11:00〜15:00/ディナー 17:00〜23:00
アクセス:BTSナショナル・スタジアム駅より徒歩5分、BTSサイアム駅より徒歩12分
公式サイトhttps://www.somabangkok.com

ソーマ・バンコクの地図

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