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バンコクから1時間で行ける世界遺産 アユタヤ 電車での行き方
アユタヤはバンコクから約1時間で行ける世界遺産の街です。バンコク旅行の見どころの一つで、多くの旅行会社がバスツアーを催行しています。初めての方はツアーが便利で安心ですが、自分で公共交通機関で行くことも可能です。
実は、先日初めてアユタヤにタイ国鉄の電車で行ってきました。今回は、アユタヤまでの電車での行き方について、詳しく説明したいと思います。
これからアユタヤに電車で行こうと考えている方のご参考になれば幸いです。
以前に書いた「アユタヤ観光:バンコク発日帰り旅行記」のページも参照してくださいね。
タイ国鉄のサイトで時刻表を確認
まずは、タイ国鉄(SRT)のウェブサイトを見てみましょう。言語は英語とタイ語が選択できます。
タイ国鉄のサイトでは、出発駅と到着駅を入力して時刻を調べたり、全国の路線の時刻表を閲覧・ダウンロードすることができます。
タイ国鉄は大きく分けて、北線、東北線、南線、東線があります。アユタヤに行くには、北線(Northern Line)または東北線(Northeastern Line)に乗ります。
2024年1月現在、北線と東北線のバンコクのターミナル駅は、クルンテープ・アピワット中央駅(通称バンスー駅)になりました。
以前はフアランポーン駅から出発していましたが、新しいターミナル駅が2021年に開業して以来、国鉄の路線も大幅に変更になりました。
チケットの事前予約は必要?購入方法は?
アユタヤに初めて電車で行くため、タイ人の友人に「電車のチケットを事前に予約する必要があるか」と聞いてみると、「(タイの)大型連休以外なら、当日でも乗れるんじゃない?」とアドバイスしてくれました。
ちょうど、アユタヤ行きを予定していたのが年末年始のまさに大型連休中だったため、事前にチケットを購入することにしました。
チケットは駅の窓口で買えるほか、タイ国鉄のサイトからオンラインで事前購入することも可能です。
その際気をつけなければいけないのは、長距離路線のチケットの購入は乗車日の60日前からできるのですが、バンコク−アユタヤ間は近距離になってしまうため、乗車の前日からしか購入できないという点です。
オンラインでチケットを事前購入
「年末年始で混んでて、前日に購入できなかったらどうしよう」と心配になり、いろいろ方法を調べてみました。すると、バンコクからアユタヤを経由する長距離区間のチケットを買って、アユタヤで途中下車する方法があることがわかりました。
そこで、バンコクからナコンサワンまでのチケットをオンラインで事前購入することにしました。
まず、タイ国鉄のサイトから、「D-TICKET」のリンクをクリックして、オンラインのチケット購入用サイトに移動します。
次にログイン。初めてだったので「Register」のボタンを押して必要情報を登録してアカウントを作成します。D-TICKETから確認メールが届き、コンファームして無事登録が完了。
ログインして、乗車日、出発駅名(Krung Thep Aphiwat)、到着駅名(Nakhon Sawan)を入力します。片道か往復かも選択します。列車の一覧が表示されるので、乗りたい列車を選択。
次に乗客の情報(氏名、パスポート番号、電話番号)を入力し、席を画面上で指定します。清算方法はクレジットカードかデビットカードが使用できます。
ちなみに、今回は北線のチェンマイ行きの列車を、バンコク(クルンテープ・アピワット)からナコンサワンまで予約、片道336バーツを支払いました。本来のバンコク(クルンテープ・アピワット)ーアユタヤ間の料金は261バーツなので、少しだけ高くなりました。
無事予約が完了すると、EmailでチケットのPDFファイルが送られて来ました。チケットは印刷して持って行くようにしましょう。
バンコク都心からクルンテープ・アピワット駅へ
アユタヤへ行く当日は、MRTスクンビット駅(BTSアソーク駅直結)からMRTバンスー駅に移動し、MRTバンスー駅から連絡通路を10分ほど歩いてクルンテープ・アピワット駅に行きました。
余談ですが、クルンテープ・アピワット駅が完成した当初は「バンスー中央駅」という名前だったのですが、後から駅の名前をもっとカッコよくするべきだという提案があり、急遽駅名が変更されました。
そのため、駅構内の看板の一部が「バンスー中央駅(Bang Sue Grand Station)」のままになっていたり、人によってはバンスー駅という人もいるので、注意しましょう。
駅に到着すると、まず乗車予定のチェンマイ行き7番電車の出発する乗り場を確認しました。駅の案内板を確認するとBゲートのようです。
ただ、新しくできたクルンテープ・アピワット駅は、まるで空港のようにだだっ広いんです。
しかも、MRTバンスー駅から歩いて行くと、最初は「Commuter」と呼ばれるバンコク都内を走る都市鉄道のプラットホームに到着します。その後、地方へ行く中長距離線のプラットホームまで行くには、駅の端から端まで相当歩かなければなりません。
なかなか目指すBゲートに辿り着きませんでしたが、ひたすら歩いてようやく到着しました。
Bゲートには、まるで空港の搭乗口のような待合ロビーがあり、出発時間になるまで座って待っていました。近くには、トイレや売店や充電コーナーなどもあります。
クルンテープ・アピワット駅を出発してアユタヤへ
出発時刻の20分前になると、ようやくプラットホームへの入場が始まりました。プラットホームに停まっているのは、年季の入った昔ながらの電車。
電車に乗り込んで、指定の席に座ります。電車の中も、なんだか昭和のような懐かしい雰囲気が漂っていました。近代的な新しい駅とのギャップがたまりません。
汽笛が鳴って時間通りに出発。ガタゴトと音を立てながら、電車が動き出しました。
車内放送はないので、自分でアユタヤに到着したら降りなければならないため、今どこを走っているのか、どこの駅に停まったのかを、時刻表やスマホのGoogleマップの位置情報を見ながら確認していました。
ところで、電車が出発してから、ずっと変な音を立てて、ゆっくり走っているので、ちょっとおかしいなと思っていたところ、停車する予定のない駅で、突然電車が停まってしまいました。
よく見ると運転手さんや車掌さんが列車の前の方で集まって話し合っています。きっと何かトラブルがあったのでしょう。
何も説明がなく、ひたすら15分くらい待ったでしょうか。
ようやく電車が動き出し、最初の変な音が消え、スピードも出て、順調に走行が始まりました。途中、車掌さんがチケットを確認しに来ました。
当初の到着予定時刻の9:54から20分ほど遅れて、電車はアユタヤ駅に到着。たくさんの乗客と共に、アユタヤ駅に無事降り立ちました。
アユタヤまで電車で行った感想
今回、自分で国鉄のチケットをオンライン購入したり、クルンテープ・アピワット駅から電車に乗るなど、初めての経験ばかりで、最初は不安でしたが、終わってみたら電車の旅も悪くないなと思いました。
タイ国鉄のサイトも、最初は勝手がわかりませんでしたが、使い慣れてくれば結構便利だと思います。
ただ、バンコクのターミナル駅がクルンテープ・アピワット駅に移転してしまったため、バンコク都心からは少し遠くなってしまいました。
しかも、駅が広すぎて駅構内をかなり歩く必要があるので、バンコク都心部からクルンテープ・アピワット駅までの移動だけで、1時間くらい見ておく必要があります。
電車にどうしても乗りたい人には楽しいアトラクションですが、移動の手段と割り切るならば、BTSモーチット駅の近くに乗り場がある乗合ミニバス(ロットゥー)の方が便利かもしれないとも思いました。
今回のアユタヤ日帰りトリップの全容は別のページにまとめましたので、ぜひそちらも読んでみてくださいね。
こちらの記事もご参考に!
アユタヤ観光:バンコク発日帰り旅行記