※本サイトの記事には広告が含まれています
ようやくオープンしたフォーシンズホテル・バンコク・スパ
フォーシンズホテル・バンコク・スパは、フォーシーズンズホテル・バンコク・アット・チャオプラヤー・リバー(Four Seasons Hotel Bangkok at Chao Phraya River)のアーバン・ウェルネス・センター内にあります。
スパとフィットネスが一体になった広大なウェルネスセンターは、心身の健康を整え、トータルな癒しを提供するための最新設備が揃っています。
2020年のホテル開業当時は、新型コロナウイルスが絶賛大流行中。そのため、感染リスクの高いスパは営業を開始していませんでした。オープンを待ちわびていたところ、ついに2023年7月に初めて利用することができました。
当日は、スパ・マネージャーの方に施設をご案内していただきました。タイ発のラグジュアリー・スパ・ブランド「スッタナー(SUDTANA)」のプロダクツを使用した、スパマネージャーおすすめのフェイシャル・トリートメントも体験。
スパサービスのクオリティは定評のあるフォーシーズンズホテルですが、バンコクの最新スパの様子をレポートします。美容面はもちろん、心身ともに癒やされ、とても充実したトリートメントでした。
フォーシーズンズホテル・バンコクの概要
フォーシーズンズホテル・バンコク・アット・チャオプラヤー・リバー(Four Seasons Hotel Bangkok at Chao Phraya River)は、2020年にバンコクの中央を流れるチャオプラヤ川沿いに開業したホテルです。
ホテルの場所は、チャオプラヤ川沿いに南北に走るチャルンクルン通りの南側に新しく開発された複合施設内。施設の周囲はいたってのんびりとした下町的な雰囲気です。
敷地内には、フォーシーズンズ・ブランドのプライベート・レジデンス(いわゆるタワマン)や、フォーシーズンズホテルをさらに上回る超ラグジュアリーブランドのカペラバンコクというホテルが立ち並び、現在バンコクで最も注目されているハイエンドなエリアです。
実は、ホテルから最寄り駅までは徒歩15分と、公共交通機関の利便性が良いとはいえず、ホテルの周辺にもあまり見どころがありません。その分、滞在型アーバンリゾートホテルとして、ホテル内のダイニングやウェルネス施設がとても充実しているのが特徴です。
フォーシーズンズ・ホテル・バンコクの宿泊記は下記のリンクからどうぞ!
フォーシーズンズ・ホテル・バンコク宿泊記:リゾート気分を満喫!ホテル内のアーバン・ウェルネス・センター
フォーシーズンズホテル・バンコク内にあるアーバン・ウェルネス・センターは、パームヤシの木が美しくデザインされた、パーム・コートヤードを取り囲むホテル棟にあります。
アーバン・ウェルネス・センターのコンセプトは「ボディ・マインド・ワーク」。美容やリラクゼーションだけでなく、肉体を鍛え、心身を癒し、健康的なライフスタイルを取り戻すことを推奨しています。
そのため、スパだけでなく、本格的なフィットネスやラップスイミング用のプールなども完備。心身をトータルにケアする最新のウェルネス施設となっています。
アーバン・ウェルネス・センターは2フロアあり、1階のフィットネスエリアと地下のスパエリアに分かれています。本当に広くて驚くほどたくさんの設備があるので、簡単にご紹介しましょう。
フィットネスエリアの設備
- ラップスイミング用プール(50m)
- ムエタイボクシング用リンク
- フィットネススタジオ
- ヨガスタジオ
- リラックスゾーン
フィットネスエリアでは、ウェアとシューズのほか、エアポッズなども全て、無料でレンタルできます。また、ヨガやシンギングボールなど、様々な無料グループレッスンもあります。事前に何の準備をしていなくても、宿泊者はサービスの行き届いた施設を自由に利用することができるので、とてもおすすめです。
スパエリアの設備
- シングル・トリートメントルーム8室
- ツイン・トリートメントルーム1室(バスタブ付き)
- ロッカールーム
- ヴァイタリティプール
- スチームルーム
- リラックスゾーン
スパエリアの設備については、後述の「スパトリートメント体験談」で詳しく説明しますね。
フォーシーズンズホテル・バンコク・スパのトリートメントメニュー
フォーシーズンズホテル・バンコクのスパは、マッサージ、ボティトリートメント、フェイシャルなど、様々なトリートメントメニューがあります。美容や健康促進など、様々な目的に合わせて、メニューを選択することができます。
使用しているスパプロダクツ
フォーシーズンズホテル・バンコク・スパでは、「OMOROVICZA」と「SUDTANA」という、国際的に評価されている2つのラグジュアリーなスパプロダクツを使用しています。各プロダクツの概要は下記の通り。
OMOROVICZA(オモロヴィッツァ)
ハンガリーの温泉都市ブダペストにある温泉施設「ラッツスパ(Raz Spa)」を建設したハンガリーの貴族オモロヴィッツァ家が開発したラグジュアリースパブランド。ノーベル賞も受賞した温泉の治癒力を活かして開発されています。
SUDTANA(スッタナー)
タイ発のラグジュラリー・スパブランド。タイ国内で生産されたオーガニックでサステナビリティのある原料のみを厳選して使用。タイブランドですが、海外での販売がメインで、タイ国内ではまだあまり知られていません。後で調べてみたら、公式サイトの通販のほか、タイで人気の通販サイト「LAZADA」でも注文できるようでした。スカルプトリートメント用のセラムやヘアオイルが特に売れ筋のようです。
おすすめのトリートメント
スパマネージャーのプンさんに「フォーシーズンズホテル・バンコク・スパならではのおすすめのメニューは何ですか?」と質問すると、上述のSUDTANAの製品を使った「Four Seasons Bangkok Signature – Thai Traditional」というフェイシャル・トリートメントを勧めてくれました。タイ伝統療法のテクニックを使いながら、お肌を引き締めつつ、肩の凝りもほぐしてくれる内容だということ。速攻で予約をしました!
フォーシーズンズ・バンコク・シグネチャー – タイ・トラディショナル (Four Seasons Bangkok Signature - Thai Traditional) フェイシャルトリートメント 所要時間 90分 料金 6,500B+税サービス料(税サ込みで約31,000円)
スパトリートメント体験談
それでは、初めてのフォーシーズンズホテル・バンコクでのトリートメントの様子を詳しくご紹介しましょう。
チェックイン
フェイシャル・トリートメントを4時に予約。トリートメントの前にヴァイタリティ・プールやスチームルームを利用したかったので、1時間前の3時にレセプションでチェックインしました。
ヴァイタリティプールやスチームルームで着用するための水着を持参。フェイシャル・トリートメントのため、コンタクトレンズはあらかじめ外しておきました。
レセプションエリアでは、冷たいハイビスカスのお茶をいただきながら、問診票を記入します。
ヴァイタリティゾーン
ロッカールームに案内され、バスローブを受け取ります。水着に着替え、バスローブを羽織って、ヴァイタリティプールへ。
ヴァイタリティプールは、2種類のジャクジーと打ち水の機能が付いた小さめの温水プール。温水といっても、まるでお風呂のようないい湯加減です。お湯に浸かりながらのジャクジーは、温泉に入っているみたいで最高に気持ちが良かったです。
お湯で温まったら、お水を飲んで少し休憩。次にスチームルームも試してみました。スチームルームの壁面や天井には、刻々と色が変化する星のようなライトが煌めき、とても可愛い感じです。
シャワーで汗を流したら、トリートメントの時間までリラックスゾーンでベッドに横たわって休憩。ロッカールームは、ヘアドライヤーはもちろん、ヘアアイロンや水着の乾燥機など、アメニティがとても充実していて快適です。
ちなみに、このヴァイタリティルームは、ホテルの宿泊客なら、スパトリートメントを受けなくても利用できるそうです。ホテルに泊まっている人は是非利用してみてくださいね。
フェイシャルトリートメント
トリートメントの時間になると、セラピストの方がリラックスゾーンに迎えに来てくれます。トリートメントルームに案内してもらい、いよいよトリートメント開始。
トリートメント用のベッドは、ほんのり暖められ、寝心地も快適です。
トリートメントは、「タイ・トラディショナル」という名前の通り、タイの伝統療法のマッサージを応用したもの。熱く蒸したハーバルボールによるマッサージ、ジャスミンライスをサラサラのパウダー状にしたスクラブ、ココナツの実を酸化させて冷たく冷やしたパックなどを組み合わせています。
マッサージは、皮膚の表面を刺激して代謝を高める浅いマッサージと、筋肉に作用して緊張をほぐす深いマッサージを組み合わせます。心地よくて、施療中はつい深い眠りに落ちてしまいました。
トリートメントの効果
フェイシャル用の小さな熱いハーバルボールと冷たいココナツのパックを交互に組み合わせることで、毛穴の引き締め効果があるとのこと。実際にトリートメントが終わると、顔のたるみも改善されて、パキッとしたツヤツヤの肌になっていました!
デコルテ部分も、ハーバルボールとタイマッサージの技術で、しっかりとマッサージしてくれたので、背中や肩もとても軽くなりました。
タイらしい伝統療法を体験しながら、美容だけでなく、健康やリラックスにも効く、とてもお得なトリートメントだと思いました。
リフレッシュメント
トリートメントが終わると、またリラックスゾーンに案内していただき、温かいジンジャーティーとパイナップルでリフレッシュ。
セラピストの方にはチップを200バーツ渡したいと思いましたが、財布に100バーツ札が1枚しかなく、100バーツしか渡せなかったのがちょっと残念でした…。
フォーシンズホテル バンコク スパの体験まとめ
今回90分のフェイシャルトリートメントを受けました。でも、トリートメントの前にヴァイタリティゾーンを利用したり、トリートメント後に休憩したりする時間を含めると、チェックインからチェックアウトまで、なんとトータル3時間半もスパで過ごしました。
スパによっては、入浴やスチームが別料金になるところもありますが、フォーシーズンズホテル・バンコクのスパでは、無料で豪華な設備をゆっくりと利用できます。
トリートメントメニューを一つ選んだだけで、様々な施設を利用できるので、トータルで考えたら意外とリーズナブルです。
また、タイの伝統医療を応用させた効果の高いトリートメントもとても良かったです。せっかくタイに来たのだから、タイらしいスパを体験したいと考えている方にもおすすめです。
今回はフェイシャル・トリートメントを試しましたが、メニューをよく見ていたら、ボディとフェイシャルを組み合わせた3時間の「ローカル・トラディション(Local Traditions)」(9,500バーツ)というメニューも発見。次回はこれが受けてみたいなぁと密かに考えています。
ホテルの宿泊記もご参考に!
フォーシーズンズ・ホテル・バンコク宿泊記:リゾート気分を満喫!フォーシーズンズホテル・バンコク・スパの基本情報
URBAN WELLNESS CENTRE
Four Seasons Hotel Bangkok at Chao Phraya River
住所:300 CHAROEN KRUNG ROAD, SATHORN, BANGKOK 10120 THAILAND
営業時間:10:00〜21:00
アクセス:BTSサパーン・タクシン駅より徒歩13分、BTSサパーン・タクシン駅近くのサトーン桟橋からホテルの無料送迎ボート利用可能
その他:トリートメント前にヴァイタリティゾーンを利用する場合は、水着を持参して、トリートメント開始時間の1時間前にチェックインすることをおすすめします。