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バンコク中華街の秘密のカクテルバー Widdershins
Widdershins (ウィダーシンス)は、2020年11月にオープンしたヤワラート通りにあるシークレットバーです。
ヤワラート通りは、バンコクの中華街のメインストリート。中華系タイ人が経営するレストランや屋台や市場が渾然と集まるエリアです。
シークレットバーとは、その場所を知っている人しか行くことができない秘密のバーです。驚くような場所に入口があったり、暗号を知らないと入れなかったりします。もちろん、グーグルマップなどにも掲載されていません。
そんなシークレットバーは、バンコクでも数年前から密かに流行っていて、一度は行ってみたいと思っていました。
ある日、夜の中華街で友人と食事をしていた時、別の友人からレストランの近くにシークレットバーがあるという情報を入手。早速、秘密のバーを探しに出かけることにしました。
ヤワラート通りの点心レストラン「ラオテン」の3階
情報によれば、そのバーは「ラオテン(Lao Teng:楼頂)」という点心レストランの3階にあるとのこと。人気のあるレストランなので、名前は聞いたことがありました。
賑わう夜のヤワラート通りを歩いて「ラオテン」に到着。もちろん、お店の前には「ラオテン」の看板はあれど、バーの看板はありません。とりあえずレストランの中に踏み込みます(後で写真をよく見てみると、小さく「Cocktail Bar」と書いてありました・・・)。
ラオテンはビルの2階と3階にあります。通りに面した小さな入口から階段を上って2階へ。店内はモダンでお洒落な雰囲気です。食事をしているお客さんもたくさんいました。私たちは食事に来たわけでもないのに、3階まで階段をどんどん上がっていきます。
3階に到着したのにバーが見つからない!
3階に到着しましたが、そこはまだ点心レストラン。食事をしているお客さんもいます。さらに上に行く階段があるのですが、階段の前にテーブルなどの障害物が置いてあり、4階に上がることはできません。
「もしかして、バーは4階にあって今日は営業していないのでは?」と考えながら、階段の前をうろうろしていたら、お店の人が手招きしてくれて、店内の壁一面に置かれた棚の人形をつかんで、前に引きました。
すると、壁の一部が扉のように回って、その後ろにバーが現れたのです!
点心レストランの雰囲気とはうって変わって、灯りを落とした大人っぽい空間。そのギャップにびっくりです。
夜のヤワラート通りが一望できるバルコニー
ようやくバーに到着しましたが、小さな店内はすでにカウンターもソファ席も満席。「席が空くまで10分くらい待ってください」と言われ、ヤワラート通りに面したバーの外側の小さなバルコニーで待つことにしました。
バルコニーは夜のヤワラート通りが見渡せる特等席。写真を撮ったり、通りを行き交う人々を眺めているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
個性的なオリジナルのカクテル
カウンター席が空いたので、店内に戻ってカクテルを注文。オリジナルカクテルが全部で18種類。どれも歴史的な事件にちなんだ名前がつけられているようです。
私はジンベースに蜂蜜とレモンをミックスした「Bee’s Knees」(380バーツ++)を注文。友人は、ジンベースにレモンとプロセッコをミックスした「French75」(350バーツ++)にしました。
「Bee’s Knees」は、平べったいお洒落なカクテルグラスで登場。とても美味しくて、カクテルのレベルも非常に高いようです。
混んでいたので、カクテル1杯だけでお店を出ましたが、驚いたり感動したり、短い時間でもかなり楽しむことができました。
後で調べてみたら、グーグルマップにも位置情報が出てきたので、シークレットバーの中では、見つけやすい場所なのかもしれません。
ヤワラート通りに行った時には、一度立ち寄ってみてくださいね。進化するバンコク中華街の新たな一面が見られるでしょう。
ウィダーシンス (Widdershins)の基本情報
Widdershins 住所:438 3rd. Floor, Deksomboon building, Yaowarad Rd., Samphanthawong, Bangkok 10100 Thailand 営業時間:17:00~23:00 アクセス:MRTワットマンコーン駅から徒歩3分 ウェブ: https://www.facebook.com/widdershinsyaowarat/