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バンコクの天空に浮かぶルーフトップバー アカラ・スカイ・ハヌマン
アカラ・スカイ・ハヌマン(Akara Sky Hanuman)は、2024年4月にオープンしたバンコクのルーフトップバーです。バンコク都心にある61階のオフィスビルの屋上から、ほぼ360度のバンコクの美しい夜景が一望できます。
タイの伝統文化をモチーフに、プロジェクションマッピングを採り入れた斬新な演出は、まるでバンコクの天空に浮かぶナイトクラブのようなおしゃれな雰囲気。
バンコクにはすでに多くのルーフトップバーがありますが、アカラ・スカイ・ハヌマンは、景色の素晴らしさ、お洒落なデザイン、エンターテイメント性とも、バンコクでトップクラスのルーフトップバーと言えるでしょう。
オープンして2週間くらいの時に初めて行った時は、まだ人が少なかったのに、1ヶ月後に行ったら、すでに満席で座れなかったため、とても驚きました!
アカラ・スカイ・ハヌマンのロケーション
アカラ・スカイ・ハヌマンは、BTSプルンチット駅そばのワン・シティ・センター(通称OCCビル)というオフィスビルの屋上にあります。OCCビルはプルンチット駅のスカイウォークに直結しています。
OCCビルは三菱地所が開発し、2023年に完成。バンコクの日系企業も多く入居しています。
スカイウォークからOCCビルに到着した場合、ビルの一番奥の奥まで歩いて行きます。突き当たりのロビーからエスカレーターで1階に降りると、ハヌマンの受付カウンターがあります。
受付のスタッフにハヌマンに行きたいと伝えると、名前を聞かれ、エレベータに案内されます。
エレベータに乗るとボタンを押す必要はなく58階に到着。オフィスビルのため、セキュリティが厳しいようで、降りる階もスタッフが管理しているようでした。
58階でエレベータのドアが開くと、プロジェクションマッピングで彩られた幻想的なホール。「This Way Hanuman(ハヌマンはこちら)」と書かれた方向へ歩いて、別のエレベータに乗り換え、最上階の61階を目指します。
タイの伝統叙事詩に登場する「ハヌマン」
エレベーターが61階に到着すると、華やかなドレスのホステスに迎えられます。トンネルのような空間にあるバーカウンターを通り過ぎて、明るい屋外のテラスに到着すると、バンコクの絶景が目の前に広がります。
そして、トンネルのようだと思っていたのは、なんとタイの物語に登場する「ハヌマン」の口の中だったということに気づくのです。
ハヌマンとは、タイの叙事詩「ラーマキエン」に登場するとても有名なキャラクターです。ハヌマンは白猿ですが、とても勇敢で知恵があります。
ラーマキエンの物語では、主人公のラーマ王子の家臣であるハヌマンが、敵からラーマ王子を守るため、体を大きくして自分の口の中にラーマ王子を匿うシーンがとても有名です。
アカラ・スカイ・ハヌマンでは、エメラルド寺院の有名なラーマキエンの壁画を模した装飾がバーの天井に描かれているなど、タイの伝統芸能を大胆にアレンジして採り入れているのも特徴です。
チャオプラヤ川も一望できる超高層ルーフトップバー
アカラ・スカイ・ハヌマンは、メインのテラスが西側にあり、居心地の良いソファ席から、美しいサンセットが楽しめます。
61階のルーフトップバーは、バンコクでもトップクラスの高さのため、周囲に遮るものがなく、かなり遠方まで見渡すことができます。
よく見てみると、はるか彼方にチャオプラヤ川が見え、ワット・アルンやアイコンサイアムまで見つけることができました。
建物の構造上、完全な全方向型のルーフトップバーではありませんが、四方向からの景色が楽しめるよう工夫されています。
何より、プルンチット周辺でこれほど高層のルーフトップバーは今までなかったため、初めて見る絶景に爽快な気分になりました。
タイ伝統芸能を散りばめたエンターテインメント
アカラ・スカイ・ハヌマンでは、メインのテラスの中央に、巨大なハヌマンの顔があり、その顔をプロジェクトマッピングが彩り、雰囲気を盛り上げます。
さらに、タイ伝統芸能をアレンジしたカルチャーショーも見どころ。2024年5月に行った時は、ショータイムは21:30、22:00、23:00の3回でした。
21:30のショーだけ見たのですが、2人のダンサーによるタイの伝統舞踊のショーでした。伝統舞踊といっても、衣装のスリットが深くてとてもセクシーで、かなりアレンジしてあります。
ショーはたったの5分でしたが、ゲストがみんな集まってきて、とても盛り上がっていました。
ショーを見たいのなら、先に食事をどこかで済ませて、夜8時以降に行くのもいいと思います。
さらに、誕生日などの記念日には、スタッフと伝統衣装を来たダンサーが、本物の花火が付いたワインボトルやカクテルを持って駆けつけ、賑やかにお祝いしてくれるようです。
アカラ・スカイ・ハヌマンのおすすめドリンクと料理
アカラ・スカイ・ハヌマンでは、ドリンク類のほか、簡単な軽食も注文することができます。カクテルでは、お店の方のおすすめで飲んだ「マンハッタン」がとても美味しかったです。
他に、ポメロやライチなど、タイのフルーツを使ったオリジナルカクテルもおすすめです。
軽食は、タイの屋台料理「揚げフィッシュボール」のほか、創作ロールを3種類注文。創作ロールはどれも美味しかったのですが、特にマンゴーロールが驚きの美味しさでした。マンゴーに醤油が合うとは初めて知りました!
ちなみに、ハヌマンの経営者はアカラ・ホスピタリティという、バンコクでハイエンドな飲食店やナイトクラブを経営する企業。料理のクオリティが高いのも納得でした。
私がハヌマンに行ったのは、オープンしてまもない時期で、スタッフの方の説明によれば、今はまだメニューが少ないけど、これから食事のメニューがもっと充実してくるということでした。
バンコクのルーフトップバー巡りを楽しみにしている私ですが、今のところ、アカラ・スカイ・ハヌマンが一番のお気に入り。
もう少し早い時間にショータイムがあれば、サンセットもショータイムも同時に楽しめるのに、というのは贅沢でしょうか。
いずれにせよ、すでにとても人気なので、行く時は事前予約が必須ですよ。
アカラ・スカイ・ハヌマンの基本情報
AKARA SKY HANUMAN
住所:548 One City Center, 61fl. Plenchit Rd., Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 Thailand
アクセス:BTSプルンチット駅から徒歩
営業時間:18:00〜深夜2:00
公式サイト:https://akaraskyhanuman.com