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BTSサイアム駅を降りると、巨大ショッピングモール「サイアム・パラゴン」、若者で賑わう「サイアム・スクエア」、行き交う人々の熱気。そのすぐ隣に、まるで別世界への入口があります。
サイアム・ケンピンスキー・ホテル・バンコクは、王室所有の土地の中に建てられた、バンコク都心では珍しい庭園型のラグジュアリーホテルです。サイアム・パラゴンに直結しながら、敷地の中央には静かな庭園と5つのプールが広がり、一歩踏み入れると都心の喧騒が嘘のように遠ざかります。
ショッピングも楽しみたい、でもリゾート感も味わいたい。そんな旅行者にとって、これほど条件が揃ったホテルはバンコクにほとんどありません。今回は以前から憧れていたプール直結の「カバナルーム」に宿泊し、ホテルの魅力を隅々まで体験してきました。
サイアム・ケンピンスキー・ホテル・バンコクはこんな方におすすめです。
- バンコク都心でリゾート気分を味わいたい方
- 子ども連れで快適に過ごしたい方
- サイアムを拠点にショッピングも楽しみたい方
- プール直結の客室に泊まってみたい方
カバナルームは人気が高く、部屋数も限られています。ご検討中の方はお早めに。
サイアム・ケンピンスキーの宿泊情報
※料金・条件は各予約サイトにてご確認ください。
サイアム・ケンピンスキーはどんなホテル?
ホテルが建つのは、現タイ国王のお祖母様にあたるシーナカリン王太后がかつて暮らしたサパトゥム宮殿に隣接した王室所有の土地です。その立地ゆえに、設計全体にプライバシーへの配慮が行き届いており、ホテルとしての佇まいに独特の落ち着きをもたらしています。

敷地の中央に庭園とプールがあり、それを囲むように2つの宿泊棟が配置されています。建物の外側に通路を設けることでほぼ全室がガーデンビューになっており、都市型ホテルとしては異例の構造です。低層の「ガーデンウィング(Garden Wing)」は6〜7階建てで、1階はプールに直接出られるカバナルームがあります。高層の「ロイヤルウィング(Royal Wing)」は17階建てで、最上階にクラブラウンジ、12・14階には動物をテーマにしたファミリールームが7部屋あります。

インテリアにはタイ文化のモチーフが随所に取り入れられています。特に印象的なのが、タイ伝統舞踊劇「コーン」の踊り子が手につける長いネイルをモチーフにした装飾です。エレガントな曲線が空間に品を添えており、モダンな内装の中にタイらしさが自然に溶け込んでいます。

アクセスと立地
「一度も電車に乗らずに数日過ごせる」と言えるほどの周辺完結性が、このホテルの大きな強みのひとつです。
- BTS:サイアム駅より徒歩5分
- サイアム・パラゴン:直結
- セントラルワールド:徒歩圏内
- バギー送迎:ホテル構内および近隣施設へのサービスあり
ロビーに入った瞬間、空気が変わる
エントランスロビーは美しくエレガントです。中央には噴水があり、ハープの生演奏のサービスも行われていました。サイアム・パラゴンと直結しているとは思えないほど静かで、訪れた瞬間から気持ちが切り替わります。

ロビーの「1897 Lounge」ではアフタヌーンティーも提供されています。2つの宿泊棟の中心に位置するエントランスロビーは、ホテル全体の落ち着いたトーンを象徴する空間です。バンコクの都心にいながら、時間の流れがゆっくりと流れる感覚は、このホテルならではのものだと思います。

念願のカバナルームへ
客室の第一印象
今回宿泊したのは、ガーデンウィングのカバナルームです。バンコクでカバナルームがあるホテルはこのケンピンスキーのみで、以前から「泊まるなら絶対にカバナルーム」と決めていました。念願が叶って、初めての宿泊です。

フロントで、冷たいハーブティーをいただきながらチェックインをします。
客室の扉を開けると、メッシュのカーテン越しにプールが透けて見えます。強く主張するわけではないのに、水辺が視界に柔らかく入り込んでくる演出が素敵です。部屋に入った瞬間から、ここがリゾートであることを静かに教えてくれます。

室内には鮮やかな赤のチューリップが飾られ、ウェルカムサービスとして、フルーツやお菓子がたっぷりと用意されていました。

プールへのダイレクトアクセス
カバナルームの最大の特徴は、客室から直接プールへアクセスできる設計です。


朝食後、部屋からそのままプールへ出て泳ぎ、終わったら部屋に戻ってシャワーを浴びる。この一連の流れがいかに快適か、実際に体験して初めて実感しました。部屋の前のプールは胸のあたりまで深さがあり、水路にように泳いでガーデンの中央まで行くことができます。朝の光で庭の木々が輝く中、ただ眺めているだけでも十分にリラックスできる時間でした。

バスルーム
バスルームはガラス張りで、室内との一体感を感じられる明るく開放的なデザインです。必要に応じてスクリーンで目隠しできるため、プライバシーにも配慮されています。
エレガントな洗面台とゆったりとしたバスタブが備わっており、プールで過ごした後に体を整える時間も心地よく感じられました。

特に印象的だったのは、トイレにしっかりとドアが付いていることです。バスルーム内にありながら空間が分けられているため、西洋式ホテルに多い完全一体型の設計よりも落ち着いて使いやすく、日本人にも馴染みやすい造りだと感じました。

メゾネットタイプのカバナルームも見学
ホテルのご厚意でいくつかの客室を見学させていただきました。2フロア構造のメゾネットタイプ(Duplex Style)のカバナルームは、室内階段で上下に分かれたリビングと寝室、天井が高く開放感のある造りが印象的です。通常タイプとはまた違った魅力があります。

プール直結の客室があるホテルはバンコクでここだけ。希望日程はお早めにご確認ください。
サイアム・ケンピンスキーの宿泊情報
※料金・条件は各予約サイトにてご確認ください。
ファミリー層への手厚いサービス
ロイヤルウィングでは、アニマルテーマのファミリールームも見学しました。12・14階に計7部屋あり、今回見学したのはうさぎがテーマの2ベッドルームの客室です。
子供部屋は、壁紙にうさぎがデザインされていて、2段ベッドにはうさぎのぬいぐるみ。大人用とは別に洗面台が低くデザインされた子供用のバスルーム、ミニサイズのバスローブまであって驚きました。子どもが喜ぶのはもちろん、大人も思わず笑顔になるクオリティでした。

サイアム・ケンピンスキーはファミリーを主要ターゲットのひとつと位置づけているだけあって、ハード面の充実ぶりも本格的です。
- キッズクラブ
- 子ども用プール・浮き輪の貸し出し
- 子ども向け動物テーマ客室
- ベビーベッド付きトイレ個室

小さな子ども連れの旅で重要なのは「移動効率」より「周辺完結性」です。
BTS直結、パラゴン直結、セントラルワールドも徒歩圏内、バギー送迎サービスまで揃うこのホテルは、数日間ほとんど電車に乗らずに過ごせるほどの環境が整っています。
子ども連れのバンコク旅行において、これほど選びやすいホテルはなかなかありません。

クラブラウンジは、静かに過ごしたい人向け
今回は、クラブアクセス付きのプランを利用したため、アフタヌーンティーと夕方のカクテルタイムを利用しました。
ラウンジの雰囲気
クラブラウンジはロイヤルウィング最上階にあり、全体的に静かで落ち着いた雰囲気です。小さなバルコニーからはバンコクの街並みも眺められ、都心にいながらゆったりとした時間を過ごせます。
にぎやかなラウンジというよりは、「ホテルで静かに過ごしたい人向け」の空間という印象でした。

アフタヌーンティー
クラブラウンジでは、14:00〜16:00にアフタヌーンティーが提供されます。軽食やスイーツ、紅茶やコーヒーなどが用意されており、観光やショッピングの合間にゆっくり休憩できる空間でした。混み合いすぎておらず、落ち着いて過ごせるのも印象的です。

カクテルタイム
17:00〜19:00のカクテルタイムには、ホットミールや前菜、アルコール類も提供されます。内容は派手すぎず上品にまとまっており、軽めの夕食代わりとしても十分楽しめる充実度でした。

カバナルーム宿泊時の注意点(距離問題)
一方で、ガーデンウィングのカバナルームからクラブラウンジのあるロイヤルウィングまでは、やや距離があります。プールや庭園を中心に滞在していると、想像以上にラウンジへ足を運ぶ機会が少なくなるかもしれません。
そのため、「ラウンジは必要か?」という点については、滞在スタイルによって評価が分かれるホテルだと思います。
ホテル内でゆっくり食事やティータイムを楽しみたい方、ロイヤルウィング宿泊者にはラウンジ付きプランがおすすめです。一方で、カバナルームでプールと庭園を満喫したい方は、あえてラウンジなしプランを選び、その空間に集中するのも贅沢な滞在方法だと感じました。

ガーデンとプール、このホテルの核心
このホテルの中心にあるのは、外界と完全に隔絶された庭園空間です。
鳥の囀り、木々の木陰、柔らかく通る風。ここがバンコクのど真ん中だということを、本当に忘れてしまいます。プールは全部で5つに分かれており、子ども用プールも完備。

ガーデン内のバー「Rotunda」で軽食やドリンクを楽しむことができるほか、グリルレストラン「ALATi」のテラス席も庭園に面しており、宿泊者でなくてもダイニング利用で気軽にこの空間を味わえます。

プールエリアは、単なる大きなメインプールだけでなく、子ども用エリアや静かに過ごせるゾーンが自然に分かれており、滞在スタイルによって使い分けができます。
朝は人が少なく、木々の間に光が差し込む時間帯が特に快適です。日中は日差しが強くなるため、快適に過ごすなら午前中の利用がおすすめです。

家族連れも多いですが、子供用プールは分かれているし、敷地が広いため、賑やかさはあまり感じません。
特にカバナルーム前のプールは、客室から直接アクセスできるため、泳ぐ・休む・戻るという動線が非常にスムーズで、通常のホテルプールとは体験が大きく異なります。
パラゴン直結という、現実への切り替えスイッチ
チェックイン後、夕食前にサイアム・パラゴンを少し歩いてみました。
ホテルからドアトゥドアで移動すると、賑やかな現実世界に戻ってきたような不思議な感覚になります。パラゴンはショッピングだけでなく、ダイニングの選択肢も豊富で、デザイン性の高いモールを歩いて回るだけでも楽しめます。ホテルに戻ればすぐ静寂。この切り替えが自在にできるのが、このホテルのもうひとつの強みです。

タイ創作料理レストラン「Sra Bua」でのディナー
ホテル内レストラン「Sra Bua by Kiin Kiin」で夕食をいただきました。コペンハーゲンのKiin Kiinをルーツに持ち、分子料理の技法でタイの食材やスパイスを再解釈するモダンガストロノミーレストランです。2018年からミシュラン1つ星を獲得し続けていましたが、現在は星を失っています。

店名の「サブア(Sra Bua / สระบัว)」はタイ語で「蓮の池」という意味。その名の通り、店内には睡蓮の池があり、タイらしい落ち着いた雰囲気です。訪問時は空席が目立ち、全体的に静かな印象でした。
コースは5品と7品から選べます。今回は5品を選択。最初にソファ席でお茶をいただきながらアミューズを楽しみ、その後テーブル席へ移動してコースが始まります。

タイ料理の延長というより「タイの食材を使った現代料理」という位置づけで、タイ料理としての文脈からは少し離れた印象です。一品一品工夫を凝らしたプレゼンテーションでサービスする、2010年代に流行したスタイルでもあり、今となっては少し懐かしさを感じてしまいます。
ボリュームはかなりあり、5品でも最後のカレーが食べきれませんでした。持ち帰って翌日温めていただいたところ、あまりに美味しくて、やっぱり料理そのものは素晴らしいと改めて思いました。

翌朝、隣の寺院でバンコクの静けさを知る
翌朝は早起きしてホテル隣接のタイ国王ラーマ4世のゆかりの寺院ワット・パトゥムワナーラームへ。ホテルのバギーサービスで送っていただきました。
朝のサイアムはまだ静かで、寺院の中は静寂に包まれています。都心のサイアムにいながら、タイらしい穏やかな時間を過ごすことができました。巨大な商業エリアのすぐ隣に、こうした空間が存在しているのがサイアムというエリアの面白さです。

ガーデンを眺めながら味わう朝食
サイアム・ケンピンスキーでは、ロイヤルウィングとガーデンウィングにそれぞれ朝食専用レストランがあります。今回は、ガーデンに面したテラス席のあるガーデンウィング宿泊者用のレストランを利用しました。

エアコンの効いた涼しい屋内の席に座るゲストがほとんどですが、私はガーデンの見えるテラス席を選びました。
席に着いてしばらくすると、庭園の鳥たちが料理を狙って集まってきます。私がビュッフェへ料理を取りに行っている間、スタッフの方が慣れた様子で見張っていてくれました。ちょっとでも目を話すと、たちまち料理に群がってしまうのだそうです。
料理を選んでテーブルに着き、朝の庭園を眺めながらゆっくり食事をしていると、都心のホテルというより、まるでリゾートホテルに滞在しているような気分になります。

また、サイアム・ケンピンスキーの朝食は、スパークリングワインが飲み放題なことでも知られています。お酒好きに人気の朝食レストランです。

まとめ|こんな方におすすめ
サイアム・ケンピンスキーは、都市の利便性と庭園リゾートの静けさを同時に手に入れられる、バンコクでも珍しいホテルです。
- バンコク都心でリゾート気分を味わいたい方
- 子ども連れで移動を最小限にしたい方
- サイアムを拠点にショッピングを満喫したい方
- プール直結の特別な客室体験をしてみたい方
カバナルームはバンコクでここだけの体験です。部屋からプールへ出て、庭の木々を眺めながら泳ぐ朝。サイアムの真ん中にいながら、都市の喧騒を完全に忘れられる時間を過ごせます。
サイアム・ケンピンスキーの宿泊情報
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サイアム・ケンピンスキー・ホテル・バンコクの基本情報
Siam Kempinski Hotel Bangkok
住所:991/9 Rama I Road, Bangkok
アクセス:BTSサイアム駅より徒歩5分
公式サイト:https://www.kempinski.com/en/siam-hotel
タイランド画報 (ThailandGaho) 