タマリンド ビレッジ チェンマイ (Tamarind Village)

タマリンド ビレッジ チェンマイ

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チェンマイ旧市街のリゾート タマリンド ビレッジ

タマリンド ビレッジ チェンマイ (Tamarind Village)は、チェンマイの旧市街にある小さなブティックホテルです。ホテルの中央には、樹齢200年の大きなタマリンドの木が枝を広げる広い中庭とプールがあり、賑やかな旧市街の中心にいることを忘れてしまうような静かな時間が流れています。どこに行くにも便利なロケーションの良さと、ゆったりとしたリゾートの良さを同時に備えていて、利用価値が非常に高いホテルです。タマリンド ビレッジ は、タイ南部にあるクラビの有名なリゾートホテル「ラヤバディ」の姉妹ホテルでもあります。

タマリンド ビレッジ チェンマイ
中庭にある大きなタマリンドの木
タマリンド ビレッジ チェンマイ
幻想的な竹のアーチのライトアップ

ホテルのデザインは、チェンマイの伝統文化をスタイリッシュに採り入れています。エントランスから続く竹のアーチを通り抜け、ランナー様式の寺院を模した長い回廊を通ってホテルのレセプションに向かいます。レセプションに到着すると冷たいマトゥームのお茶とおしぼりで迎えられます。レセプションのソファには、チェンマイに住む少数民族の織物を使った鮮やかなクッションが置かれています。

タマリンド ビレッジ チェンマイ
ランナー建築の寺院のような回廊
タマリンド ビレッジ チェンマイ
山岳少数民族の織物が可愛いアクセントに

タマリンド ビレッジ の客室

チェックインが終わり、お部屋に案内していただきます。木目調の落ち着いた客室は、チェンマイらしい小物や調度品で可愛くまとめられています。私は今回は標準タイプのランナールームを予約したのですが、もともと部屋のサイズがそれほど広くない上に、指定された部屋が1階だったため、窓のカーテンをずっと閉めたままにしなければならず、少し窮屈な印象を持ちました。ここは予約時に2階の部屋を指定するべきだったと少し後悔しました。

客室
標準タイプのランナールーム
客室
ランナールームのバスルーム入口

そこで、次回の参考のために、スタッフの方にお願いして、他のタイプの部屋も見せていただきました。タマリンドビレッジには41室の客室と5室のスイートルームがあります。客室は、標準タイプとデラックスタイプがあり、デラックスタイプの方が部屋が少し広く、小さなソファのあるバルコニーが付いているので、庭の眺めも楽しめてよさそうです。客室はどちらもシャワーのみで、バスタブがあるのはスイートルームだけでした。ただ、この日はスイートルームも含めて満室。人気のあるホテルなので、予約は早めにした方がいいでしょう。

客室
デラックスタイプの客室のバルコニー
客室
スイートルームのリビングスペース

客室には、ベッドのほかに小さなライティングデスクがあるだけで、ソファやダイニングテーブルはないので、部屋でゆっくりと過ごすのには向いていないかもしれません。とはいえ、旧市街には観光スポットや見どころがたくさんあって、日中はほとんど部屋にいることはなかったので、特に問題はありませんでした。

タマリンド ビレッジ チェンマイ
シンプルでスタイリッシュな2階建て
タマリンド ビレッジ チェンマイ
中庭の緑がすがすがしい

部屋のアメニティはシンプルですが、センスがよく、必要なものは最低限揃っています。特にオリジナルのシャンプー類の香りがとても好みでした。また、チェンマイ産のフィルターコーヒーやフルーツもサービスされます。

アメニティ
1つ1つにこだわりが感じられるバスアメニティ
客室
山岳民族の織物が華やかさを添える

ルアン タマリンド レストラン

ルアンタマリンドは、タマリンドビレッジのタイ料理のレストランです。レストランは1カ所しかないため、朝食はもちろん、ランチやディナーもここでいただきます。テラス席はプールサイドにあるので、開放的でリゾート気分が味わえて、とても寛げます。朝食は和洋のブッフェですが、ランチやディナーでは、一般的なタイ料理のほか、珍しい北部の郷土料理もメニューに並びます。ディナーを一度利用したときは、ビルマ風のカオクルック・ナムプリック(ナムプリック混ぜご飯)という料理を試してみました。

ルアン タマリンド
プールサイドのテラス席
ルアン タマリンド
朝食ブッフェのカバーが可愛い

チェンマイを含む北部タイには以前ランナー王国という国があったのですが、およそ100年ほど前、タイ国王ラーマ5世の時代にタイに併合されたそうです。かつてのランナー王国の領土は、現在はタイとミャンマーに分かれているようです。ミャンマーに行った時は、ミャンマー料理が北部タイ料理に似ていると思いましたが、もともとは1つの国だったのですから当然なのでしょう。チェンマイに来るとバンコクとは別の文化圏だとつくづく感じます。そんなことにあれこれ想いを巡らしながら、ギターのソロ演奏をBGMに食事を頂いていたら、すっかり寛いで長居してしまいました。

タイ料理
ビルマ風カオクルック ナムプリック
ルアン タマリンド
レストランの屋内席

タマリンドビレッジは、レストランの他に、本格的なスパやセンスのよい民芸雑貨が揃うブティックもあります。また、旧市街の寺院観光に連れていってくれる「ビレッジウォーク」や伝統工芸の体験も無料で提供しています。小さなホテルですが、サービスが充実しているし、とてもアットホームでスタッフの方も細かく配慮してくれました。チェンマイ旧市街では絶対におすすめのホテルだと思います。

タマリンド ビレッジ
タマリンド スパ
タマリンド ビレッジ
ブティック

タマリンド ビレッジ

タマリンド ビレッジ チェンマイ の基本情報

Tamarind Village Chiang Mai
住所
:50/1 Rajdamnoen Road, Tumbol Sri Phoom, Ampher Muang, Chiang Mai 50200 Thailand
アクセス:チェンマイ国際空港から車で約15


タマリンドビレッジのマップ

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