ウォルドーフ・アストリア・バンコク宿泊記|ラチャプラソン交差点を満喫する休日

ウォルドーフ・アストリア・バンコク

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2018年の開業以来、食事やスパで何度も訪れていたウォルドーフ・アストリア・バンコクに、2026年7月、初めて宿泊しました。

ホテルは、バンコクの名門「ロイヤル・バンコク・スポーツクラブ」のグリーンを借景とし、ラチャプラソン交差点というバンコク随一の商業エリアにありながら、静かで贅沢な滞在を楽しめるロケーションにあります。バンコクの街歩きとホテルステイを組み合わせるのにぴったりです。

今回は実際に泊まってみて感じたことを、率直にレポートします。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク

ウォルドーフ・アストリア・バンコクの周辺スポットについては、バンコク・チットロム&プルンチットガイドで詳しくご紹介しています。

ウォルドーフ・アストリア・バンコクのコンセプト

ウォルドーフ・アストリア・バンコクは、東南アジア初進出となるウォルドーフ・アストリアとして2018年に開業しました。

タイではもちろん初めて、アジアでは中国に続いて2カ国目となります。

ウォルドーフ・アストリアは、1931年にニューヨークで誕生したアメリカを代表する名門ホテルです。これまでに数多くの政治家や王族、セレブリティを迎えてきた歴史を持ち、2005年以降、ヒルトンホテルグループの最高峰ブランドとして世界各国にホテルを展開してきました。

VIPを迎えるための徹底したプライバシー保護の姿勢も、ブランドの精神としてしっかりと受け継がれています。

全171室というコンパクトな客室数で、クラブラウンジはありませんが、代わりにゲスト一人ひとりに手厚いサービスを提供するという設計思想も、ウォルドーフらしいポイントです。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク レセプション
ウォルドーフ・アストリア・バンコクのレセプション

アールデコ様式の美しいデザイン

マグノリアの花をモチーフにした高層タワー「マグノリアス・ラチャダムリ・ブールバード」の中にあり、内装は香港の建築家アンドレ・フ氏率いるデザインスタジオ「AFSO」が手がけています。

ホテルのデザインは、オフホワイトを基調として、明るくモダンな印象です。ニューヨーク本店譲りのアール・デコ様式を踏襲しつつ、白いカラーラ大理石とブロンズの格子スクリーンでタイの合掌の仕草や踊り子のシルエットを表現し、ウォルドーフの伝統とタイの文化を融合させたデザインが特徴です。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク プール
建築デザインも見どころのひとつ

細部にこだわりながらも、決して豪華さを全面に押し出さず、現代的で洗練された空間です。
また、ニューヨーク本店のロビーに置かれた時計を待ち合わせ場所とする「Meet at the clock」という伝統も受け継がれています。

象徴的な存在であるラウンジ「ピーコック・アレー」には、ホテル伝統の時計コレクションがあり、バンコクではクラシックなアールデコ調のデザインが採用されています。

ピーコックアレー 時計
バンコクに受け継がれた「Meet at the Clock」の伝統

「フロントルーム」のランチからスタート

チェックイン当日は少し早く到着したので、荷物を預けて1階ロビーにあるタイ料理レストラン「フロントルーム(Front Room)」でランチをいただきました。大きな窓の外にはBTSシーロム線が行き交い、ラチャプラソンらしい賑やかな眺めを楽しめます。

詳細は別記事の「フロントルーム」でレポートしています。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク フロントルーム
ホテル1階にあるタイ料理レストラン「フロントルーム」
フロントルーム フロントルーム|ウォルドーフ・アストリア・バンコクで楽しむ優雅なタイ料理のランチ

R-Walkを歩いてプラトゥーナムへ

食後は荷物を預けたまま、ラチャプラソン交差点一帯のモールをつなぐスカイウォーク「R-Walk」を歩き、プラトゥーナムまで足を延ばしました。徒歩20分ほどですが、モールを覗きながら歩くとあっという間です。

ラチャプラソン交差点 スカイウォーク
ラチャプラソン交差点のスカイウォーク

高級モールが並ぶラチャプラソンとは対照的に、プラトゥーナムは衣類卸の問屋が並ぶローカルなエリアで、雰囲気ががらりと変わります。

パラディウム アクセサリー
パラディウム地下一階のアクセサリー問屋街

目当ては「パラディウム・ワールド」というモールの地下にあるアクセサリー素材の問屋街。圧巻の品揃えの「カレンシルバー」で、タイ北部の山岳民族カレン族による手作りの銀のブレスレットを購入しました。

ラグジュアリーホテルに滞在しながら、こうしたローカルな買い物も気軽に楽しめるのが、ラチャプラソンを拠点にする醍醐味だと思います。

カレンシルバー ブレスレット
タイ北部カレン族のシルバーのブレスレットを購入

チェックインと客室

買い物を終えてホテルに戻り、チェックイン。本来は16階のロビーで行われるはずですが、なぜかこの日は1階でのチェックインでした。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク ロビー
チェックインはなぜか1階のロビーで

案内された客室は11階のデラックスキングルーム。エレガントで行き届いたインテリアで、大理石を贅沢に使ったバスルームが見事です。バスアメニティはAesop、内側がふわふわの起毛になったバスローブもお気に入りポイントでした。

テーブルにはオレンジが3つ、冷蔵庫には冷やしたココナッツジュースが用意されていました。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク 客室
シティービューのキング・デラックス・ルーム
ウォルドーフ・アストリア・バンコク バスルーム
ウォルドーフ・アストリア・バンコク バスルーム

一点、部屋選びで知っておきたいのが眺望です。外観から見える高層タワーはレジデンス専用で、ホテルの客室はその手前にある16階建ての棟(6〜15階)に入っています。

周囲に高層ビルが立ち並ぶエリアのため、客室からの眺めはそれほど期待しない方がよさそうです。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク
高層のレジデンス棟と手前のホテル棟

一時休業していた16階のピーコックアレー

チェックイン時に感じた違和感は、徐々に明らかになりました。実は滞在時はあいにく本館16階が約2週間のメンテナンス期間中で、ラウンジ「ピーコックアレー」、朝食会場「ザ・ブラッスリー」、プール、フィットネスなどが一時的に利用できませんでした。

16階には本来、これらの共用施設に加えてレセプションも集約されており、ロイヤルスポーツクラブという都心の名門ゴルフコースを見渡せる眺めも人気でした。

ピーコックアレー
ピーコックアレーのゴルフビュー

ピーコックアレーの代わりに案内されたのは、レジデンス棟57階のシャンパンバー。高層からの眺めは素晴らしかったです。

ただ、チェックイン時にその案内がなかったため少し戸惑いましたが、スタッフに事情を聞いて納得しました。改装や設備メンテナンスは高級ホテルでもよくあることなので、時期によってはこうした変更があると知っておくと安心です。

ピーコックアレーはウォルドーフ・アストリアを象徴する空間の一つなので、今回の滞在中に利用できなかったのは少し残念でした。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク シャンパンバー
57階のシャンパンバーからの眺め

ハイライトは55〜56階のダイニング

ホテル棟とは別に、レジデンス棟最上部の55階のステーキハウス「ブル・アンド・ベアー(Bull & Bear)」と56階のバー「ザ・ロフト(The Loft)」も利用できます。Bull & Bearはウォルドーフ・アストリアが世界各地で展開するステーキハウスブランドです。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク ブル&ベアー
55階のステーキハウス「Bull & Bear」

今回は軽めの夕食にしようと、The Loftを利用しました。55階から美しい螺旋階段を登って、56階へ。窓際のカウンター席に案内されると、バンコクの素晴らしい夜景が目の前に広がります。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク らせん階段
ドラマチックならせん階段を上ってバーへ
The Loft
バンコクの夜景が楽しめるバー「The Loft」

The Loftのメニューだけでなく、Bull & Bearの料理も注文することができるとのこと。ステーキは150gという少なめのポーションもあったので、結局ステーキを頼みました。

料理が出てくるまでの時間はロゼワインとおつまみ、そして夜景でゆったり過ごすことができ、日中の疲れもすっかり癒されました。この高層階でのダイニング体験こそ、今回の滞在で一番の魅力だと感じたポイントです。カウントダウンの花火も、ここからならきっと美しく見えるだろうと思います。

The Loft
バンコクの夜景を楽しみながらロゼワインを一杯

部屋に戻るとターンダウンが済んでいて、メッセージカードとフルーツの盛り合わせが置かれていました。優雅なバスタブでゆっくり湯船に浸かり、就寝しました。

フルーツの盛り合わせ
客室に差し入れてあったフルーツの盛り合わせ

早朝のエラワン廟参拝

翌朝は早起きして、ホテルから徒歩3分のエラワン廟へ散歩に出かけました。到着した6時半頃、ちょうど30人ほどの踊り子による大規模な奉納舞踊が行われている最中で、思わず見入ってしまいました。

エラワン廟
エラワン廟の奉納舞踊

バンコク屈指のパワースポットとして知られるエラワン廟は日中いつも多くの参拝者で賑わいますが、人の少ない早朝は静かにお参りできる貴重な時間帯です。

ホテルから徒歩圏内にあるからこそ、朝の澄んだ空気の中でこうした時間を持てるのも、この立地ならではの楽しみ方だと思います。

エラワン廟
早朝はまだ参拝客も少ない

朝食とセントラルワールド散策

朝食会場のザ・ブラッスリー(The Brasserie)がクローズ中だったため隣のレジデンス棟のレストランに案内されました。ところが、席についた後で宿泊プランに朝食が含まれていなかったことが判明。

結局近くのイリーカフェ(illy cafe)でマリトッツォとカプチーノの朝食にしましたが、これはこれで満足の朝食でした。

その後はプールもクローズ中だったため、チェックアウトを済ませてセントラルワールドを散策。ホテルの周囲に楽しめる場所が多く、館内施設が一部使えなくても滞在全体としては十分満喫できました。

illy cafe
ホテル近くのイタリアンカフェでマリトッツォの朝食

わずか3室の隠れ家ウォルドーフ・アストリア・バンコク・スパ

ホテル16階には、わずか3室のみというプライバシー重視のスパも併設されています。シグネチャーリチュアル「バランス」は、オリジナルのアロマキャンドルマッサージとフェイシャルを組み合わせた贅沢な120分。以前訪れた際の様子は、ウォルドーフ・アストリア・バンコク・スパ体験記で詳しくご紹介しています。

ウォルドルフ アストリア スパ ウォルドーフ・アストリア・バンコク・スパ体験記|わずか3室が語る、VIPサービスの哲学

まとめ:ラチャプラソンの街歩きの拠点に

ウォルドーフ・アストリア・バンコクは、客室の眺望はイマイチでしたが、アメニティやデザインの美しい快適なホテルでした。

55〜56階のダイニングやピーコックアレーといった館内の施設、そしてラチャプラソン交差点という立地そのものを楽しめるホテルだと感じました。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク バー
高層階のダイニングが特に素晴らしかった

エラワン廟やセントラルワールド、プラトゥーナムまで徒歩圏内に揃っているので、街歩きやショッピングを組み合わせた滞在がおすすめです。

訪問時期によっては施設のメンテナンスが行われていることもありますので、予約前に最新の状況を確認しておくとより安心して滞在を楽しめます。

ウォルドーフ・アストリア・バンコク

ウォルドーフ・アストリア・バンコクの基本情報

Waldorf Astoria Bangkok
住所:151 Ratchadamri Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSチットロム駅、またはBTSラチャダムリ駅より徒歩5分

ウォルドーフ・アストリア・バンコクのマップ

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