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どのビーチに泊まる?エリア別プーケットホテルの選び方
プーケットホテルの選び方のポイントは、まずどのエリアに泊まるかを決めることが重要です。
プーケットといえば、タイを代表するビーチリゾートとして有名です。プーケットはタイで一番大きな島で、大小あわせると30以上のビーチがあり、約1800軒のホテル(2018年データ)があるそうです。
プーケットのガイドブックなどを見ると、人気のビーチとして「パトンビーチ」「カタビーチ」「カロンビーチ」などが紹介されていることが多いです。確かに人気があるのは事実ですが、人が多すぎるという難点もあります。
特に、パトンビーチはプーケット随一の歓楽街があり、夜遊びを楽しみたい人はそれでもいいのですが、個人的にはファミリーやカップルなど、海辺でゆっくり過ごしたいと思っている人には、あまりおすすめできないと思います。
私自身は、以前プーケットホテルで働いていたこともあり、今でもよくプーケットに遊びに行きますが、観光客の多いビーチにはほとんど行きません。
静かなリゾートでゆっくりと過ごして、美味しいローカルフードを食べたりしながら、プーケットを満喫しています。そんな「プーケットの知られざる魅力」をお伝えしたくて、この「プーケットホテルの選び方」をまとめてみました。
プーケットを4つのエリアに分けて、各エリアの特徴や代表的なビーチとおすすめのホテルをご紹介させて頂きます。
実際泊まってみてよかったホテルのほか、これから泊まってみたいホテルも入っています。
ここで名前を挙げていないホテルもまだまだたくさんありますが、プーケットのホテル選びに少しでもご参考になれば幸いです。
プーケットホテルの4つのエリアのマップ
まず、プーケットホテルの4つのエリアの位置を確認しておきましょう。プーケットでは、人気のビーチエリアは西海岸に集まっています。一方、東海岸にはビーチはほとんどありません。プーケット西海岸は、大きく北部と南部に分けられます。ビーチ以外にも、島のあちこちに小高い山や岬があり、絶景ポイントもあります。
プーケットホテルの4つのエリアと主なビーチ(又はスポット)
1.プーケット西海岸(北部) ①バンタオビーチ ②カマラビーチ ③スリンビーチ ④ラヤンビーチ ⑤ナイヤンビーチ ⑥マイカオビーチ 2.プーケット西海岸(南部) ①パトンビーチ ②カタビーチ ③カロンビーチ ④ナイハーンビーチ 3.プーケット東海岸&離島 ①パンワ岬 ②ヤム岬 ③離島(ナカヤイ島、ラチャヤイ島) 4.プーケットタウン プーケット旧市街
プーケットホテルの4つのエリアのマップ
※各エリアの番号を地図の中に表示しています。
プーケットホテルのベストシーズンと料金
プーケットを旅行する際、もう一つ覚えておきたい重要なポイントが、プーケットの天候と季節です。
プーケットでは乾季、暑季、雨季の3つの季節があります。季節によって、ベストシーズンとローシーズンに分けられ、ホテルの料金もかなり変化するので注意が必要です。
プーケットのベストシーズン
プーケットのベストシーズンは乾季と暑季です。乾季(11月〜2月)は晴天が続き、海が穏やかで過ごしやすいです。
暑季(3月〜4月)は40度以上の猛暑となりますが、晴天の日が続きます。
プーケットのローシーズン
雨季(5月〜10月)はインド洋からの季節風が吹くため、西側のビーチは波が高くなり、遊泳禁止になります(サーフィンにはいいようです)。
雨季といっても5月〜8月は雨量が少なめです。時々スコールが降るくらいで、運がよければ、晴れが数日続く時もありますが、滞在中ずっと晴れないこともあります。
9月〜10月は雨季から乾季への季節の変わり目で、本格的に雨が多くなりますので、この時期のプーケット旅行はあまりおすすめしません。
プーケットのシーズン別ホテル料金
プーケットのホテル料金は、ベストシーズンに料金が高くなり、ローシーズンには安くなります。
特に、年末年始(12月20日〜1月5日頃)はピークシーズンとなり、ハイシーズンよりもさらに料金が高くなり、ホテルによっては最低3泊以上、大晦日のガラディナー料金などの条件が追加になる場合もあります。
ベストシーズン 乾季(11月〜2月)&暑季(3月〜4月)←ホテル料金高い
ローシーズン 雨季(5月〜10月)←ホテル料金安い
プーケットホテルを選ぶときの4つのポイント
①ビーチVS絶景
ビーチのそばで過ごしたい場合は、ベストシーズン(11月〜4月)にプーケット西海岸にあるビーチ沿いのホテルを選びましょう。
逆に、海が見える客室でゆっくりしたい場合は、ベストシーズンにこだわらず、プーケットの西海岸、又は東海岸の高台にあるホテルを選ぶといいでしょう。
②アクティブ派VSおこもり派
ビーチ、グルメ、観光、ショッピングなど、プーケットでアクティブに過ごしたい場合は、プーケット西海岸の南側にあるホテルが便利です。
逆に、ホテルでゆっくり静かに過ごしたい場合は、ラグジュアリーなプールビラや離島のリゾートを選びましょう。
③ラグジュアリーVSコスパ重視
プーケットは高級リゾート地で、タイの他の地方に比べると物価が高いという印象もありますが、実はホテルの選択肢は幅広いです。ほとんどのビーチに高級ホテルからゲストハウスまで揃っています。
特に、パトンビーチやプーケットタウン周辺は、手頃なホテルやゲストハウスが多くあります。
雨季になるとプーケットホテルの料金はベストシーズンの半額近くまで下がります。
私は、ベストシーズンにはコスパの良いビーチ沿いのホテルに泊まってビーチや観光を楽しみ、雨季には海の見える高台のラグジュアリーホテルに滞在するなど、季節によってホテルを使い分けています。
④新しいホテルVS老舗ホテル
プーケットは1980年代からリゾート開発が始まりました。当初は西海岸のビーチ沿いに次々とホテルが建てられましたが、今では島全体にホテルが建てられています。
初期に建てられたホテルはすでに30年以上たっているものもあり、一番いいロケーションにあるのですが、老朽化も進んでいます。
新しいホテルは、西海岸の高台や東海岸など、主要ビーチのベストロケーションから少し離れた場所が多いようです。
4つのエリア別の特徴とおすすめプーケットホテル
それでは、プーケットホテルの4つのエリアの特徴とおすすめホテルをご紹介しましょう。エリアをさらに細かく区分して、各地域の代表的なビーチや見どころ、おすすめのプーケットホテルをリストアップしてみました。
1.プーケット西海岸(北部)
プーケット国際空港を中心とするプーケット西海岸の北部は、比較的静かで遠浅のビーチがいくつかあります。また、プーケットホテルを代表するラグジュアリーホテルも多く、南部よりも静かで落ちついた雰囲気です。平地が多く、有名なゴルフコースが北部に集中してます。
①プーケット・バンタオビーチ
バンタオビーチの中心には、「ラグーナ・プーケット」というホテルや別荘などの集まる複合リゾートがあります。敷地内は複数のリゾートホテルが立ち並び、シャトルバスで自由に行き来できるのが便利。「ラグーナ・ゴルフ・クラブ」もあります。
ラグーナ・プーケットの周辺には、「ボート・アヴェニュー」や「ポルト・ド・プーケット」というコミュニティ・モールがあり、ショッピングにも便利です。レベルの高いレストランも多く、長期滞在にも適しています。
<プーケット・バンタオビーチのおすすめのホテル>
バンヤンツリー・プーケット(全室プールビラのウェルネスリゾート)
アンサナ・ラグーナ・プーケット(大きなプールやビーチクラブがあるファミリー向けのリゾート)
デュシタニ・ラグーナ・プーケット(老舗ホテルでビーチへのアクセスが良い)
カッシア・プーケット(キッチン付で長期滞在向けのサービスアパートメント)
ホテルの詳細は宿泊体験記もご参照ください!
バンヤンツリー・プーケット 「スパプールビラ」宿泊体験記 アンサナ・ラグーナ・プーケット : バンヤンツリー系列のリゾートホテル デュシタニ・ラグーナ・プーケット・ホテル宿泊体験記②プーケット・カマラビーチ
プーケットで最も賑やかなパトンビーチの隣にあるのに比較的静かなビーチ。
有名なビーチクラブ「カフェ・デル・マール」があり、静かだけど適度に遊べる雰囲気です。ビーチ沿いのリゾートホテルの他に、高台にある絶景リゾートも人気です。
見どころは「プーケット・ファンタジー」というカルチャーショーも上演するテーマパーク。
<プーケット・カマラビーチのおすすめのホテル>
インターコンチネンタル・プーケット・リゾート(レストランのレベルが高い、比較的新しいリゾート)
ツインパームス・モンアズール(ビーチ沿いのお洒落なブティックリゾート)
パレサ・プーケット(高台にある絶景ラグジュアリーリゾート)
③プーケット・スリンビーチ
小さいけれど素朴で美しいビーチ。個人的にプーケットで一番好きなビーチです。レベルの高いリゾートホテルでゆっくり過ごすのに最適。
<プーケット・スリンビーチのおすすめのホテル>
アマンプリ(世界中に展開するウルトラ・ラグジュアリー・ホテル「アマン」の第一号店)
ザ・スリン(ビーチ沿いのお洒落リゾート。ビーチがほぼプライベートビーチ状態)
④プーケット・ラヤンビーチ
バンタオビーチの北側にある穴場ビーチ。リゾートホテルが少なく、周囲に何もないので素朴な雰囲気が残っています。
<プーケット・ラヤンビーチのおすすめのホテル>
トリサラ(アマンプリと並んで、プーケットを代表するウルトラ・ラグジュアリー・ホテル)
アナンタラ・ラヤン・プーケット・リゾート(アクセスが限定的な陸の孤島のようなリゾート)
⑤プーケット・ナイヤンビーチ
プーケット国際空港の南側に隣接していて、空港から車で10分ほどの遠浅のビーチ。
ビーチの一部がシリナート国立公園になっているため、あまり開発されておらず、自然が多く残っています。
<プーケット・ナイヤンビーチのおすすめのホテル>
ザ・スレート(タイを拠点に活躍する建築家ビル・ベンスリー氏デザインの個性的かつ美しいリゾート)
プーケット・マリオット・ナイヤンビーチ(ビーチが見えるインフィニティプールが人気の隠れ家リゾート)
ナイヤンビーチのホテル宿泊体験記はこちらから!
ザスレート プーケット (The Slate Phuket) プーケット・マリオット・リゾート&スパ・ナイヤンビーチ 宿泊記⑥プーケット・マイカオビーチ
プーケット国際空港の北側にある、プーケット島で最も長いビーチ。
手付かずの自然が残る静かなビーチにラグジュアリーなリゾートが立ち並び、お洒落で大人っぽい雰囲気です。
ビーチでプーケット空港に離着陸する飛行機と一緒に写真が撮れるスポットが人気。
<プーケット・マイカオビーチのおすすめホテル>
JWマリオット・プーケット・リゾート&スパ(マリオット直系最高級リゾートホテル)
サラ・プーケット・マイカオビーチ(お洒落なブティックリゾートホテル)
ルネッサンス・プーケット・スパ&リゾート(建築デザインが素晴らしいリゾート)
2.プーケット西海岸(南部)
プーケット西海岸の南部は、プーケットで最も有名なパトンビーチ、カタビーチなどがあります。プーケットで観光客が最も多く、賑やかなエリアです。
北部と比較すると小高い山や岬が多く風光明媚なため、プーケットの中でも最初にリゾート開発が始まりました。ビーチだけではなく、絶景ポイントが多いのも特徴です。
ビーチのそばのロケーションのいい場所には、古い大規模リゾートホテルが多く、新しいホテルは少し高台の方に多いようです。
プーケット島最南端のプロムテープ岬は海に沈むサンセットが美しい絶景ポイントとして有名です。
①プーケット・パトンビーチ
プーケット島の中心にある最も有名なビーチです。プーケット随一の歓楽街バングラ通りがあります。
高級リゾートよりも、中級クラスのホテルが多く、ゲストハウスもたくさんあります。
世界中から集まる観光客に加えて、バックパッカーや夜遊びを目的に訪れる人も多く、賑やかな雰囲気です。静かに過ごしたい人にはパトンビーチから少し離れた高台のホテルか、別のビーチをおすすめします。
<プーケット・パトンビーチのおすすめのホテル>
アマリ・プーケット(パトンビーチの南端にあり、比較的静かでコストパフォーマンスも良い)
フォーポイント・バイ・シェラトン・パトンビーチ(マリオット系中級ホテル、比較的新しくビーチにも近い)
ローズウッド・プーケット(パトンビーチ南端の岬にあるラグジュアリー・リゾート)
②プーケット・カロンビーチ
カロンビーチは昔から開発されていたので、老舗の大型ファミリーリゾートが多いという印象。有名なビーチですが、個人的にはあまり行かないかな…。
<プーケット・カロンビーチのおすすめのホテル>
ル・メリディアン・プーケット・ホテル(プライベートビーチを持つ昔ながらの老舗リゾート)
③プーケット・カタビーチ
正確には、「カタビーチ」と「カタノイビーチ」という2つのビーチに分かれています。
カタビーチは、すでに老舗となったオール・インクルーシブの会員制リゾート「クラブメッド・プーケット」がほとんどを占めています。
ビーチの端の小高い岬の上にある比較的新しい絶景リゾートがおすすめ。
<プーケット・カタビーチのおすすめのホテル>
カタ・ロックス(高台にある絶景ラグジュアリーホテル)
ザ・ショア・ アット・カタタニ(カタノイビーチ高台のラグジュアリーなビラタイプのリゾート)
④プーケット・ナイハーンビーチ
プーケット西海岸の最南端のビーチ。上述の3つのビーチと比較すると観光客が少なく、リゾートホテルも少ないので穴場的な存在です。小さなビーチが湾になっていて、沖合にヨットが停泊している風景も印象的。
近くには、プーケットのサンセットポイントとして有名な「プロムテープ岬」や、新鮮で安いシーフード料理が楽しめる「ラワイ・シーフード・マーケット」などもあります。
<プーケット・ナイハーンビーチのおすすめホテル>
ザ・ナイハーン(ビーチも絶景も楽しめる穴場リゾート)
ザ・ナイハーンの宿泊体験記はこちらから!
ザナイハーン (The Nai Harn) : プーケット最南端の絶景リゾート3.プーケット島東海岸&離島
プーケットの東海岸は、パンガー湾に面していて、海岸沿いは沼地でマングローブ林が多く、ビーチはほとんどありません。
そのため、西海岸に比べるとリゾートホテルは少ないですが、海に突き出た高台の岬に、絶景が楽しめる穴場のリゾートがあります。
また、港やマリーナがいくつかあり、船で近郊の離島に遊びに行ったり、離島のリゾートに宿泊することができます。
①プーケット・パンワ岬
プーケットタウンを南下したプーケット東海岸の最南端。小さなビーチも少しありますが、高台からの絶景を売り物にしたリゾートがメインです。
周囲はローカルな雰囲気で、絶景を楽しみながら静かに過ごすことができます。
<プーケット・パンワ岬のおすすめホテル>
スリ・パンワ(絶景ルーフトップバーで有名なラグジュアリーホテル)
アマタラ・ウェルネス・リゾート(プーケット随一のウェルネスリゾート)
アマタラ・ウェルネス・リゾートの宿泊体験記はこちらから!
アマタラ・ウェルネス・リゾート:プーケット初の滞在型スパ②プーケット・ヤム岬
プーケット東海岸の北の方にある岬。周囲から隔絶された隠れ家っぽい雰囲気が魅力です。
<プーケット・ヤム岬のおすすめホテル>
コモ・ポイント・ヤム(絶景が楽しめるスタイリッシュなホテル)
コモ・ポイント・ヤムの宿泊体験記はこちらから!
コモ・ポイントヤム・プーケット宿泊記③プーケット周辺の離島
プーケット島の周囲には、大小様々な島があります。
スノーケリングに立ち寄るだけの無人島もありますが、ラグジュアリーな隠れ家リゾートがある島もあります。離島では、手付かずの自然の中で、ひたすら海を見ながらのんびりと過ごすことができます。
プーケットから行ける離島は、ピピ島やヤオ島も有名ですが、厳密にはプーケットの隣県になるため、今回は紹介していません。
<プーケット周辺の離島のおすすめホテル>
ザ・ナカ・アイランド(プーケット東海岸パンガー湾に浮かぶナカヤイ島のラグジュアリー・リゾート)
ザ・ラチャ(プーケット南部の沖合にあるラチャヤイ島のラグジュアリー・リゾート)
4.プーケットタウン
プーケットの県庁所在地にあたるプーケットタウンは、プーケット島の南東部にあります。
プーケットタウンは地元の人々の生活の場であり、観光客の多いビーチエリアに比較すると物価も全体的に安い印象です。さらに美味しくて安いローカルレストランが多く、食べ歩きも楽しめます。
プーケット最大のデパート「セントラル・プーケット」や外国人にも対応した大手の総合病院があるほか、寺院、絶景ポイント、ナイトマーケットなど、多くの観光スポットが周囲に集まっています。
プーケット旧市街(オールドタウン)
プーケットタウンの中心部にあるプーケット旧市街(オールドタウン)と言われる地区は、人気の観光スポットです。
プーケット旧市街には、リゾートホテルはありませんが、100年前に建てられたシノポルトギース様式の建築物を改装した、お洒落で手頃なブティックホテルやゲストハウスがたくさんあります。
<プーケット旧市街のおすすめホテル>
カサ・ブランカ・ブティック・ホテル(旧市街の一番賑やかなタラーン通り近くのホテル)
メモリー・アット・オンオンホテル(映画「ザ・ビーチ」のロケ地として有名)
コートヤード・バイ・マリオット・プーケットタウン(プーケットタウン初のマリオット系シティホテル)
プーケットタウンのホテル宿泊体験記はこちらから!
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